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労務管理

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労働保険事務組合ってなんですか?

著者 らいら さん

最終更新日:2009年06月03日 10:19

100人以下のサービス業です。労働保険事務組合という存在を初めて知り検索をしてみると、労働保険全体の代行をする組織で委託可能らしいことは分かりましたがどこを見ても「委託したい場合は委託先組合へ申請書を提出」となっており、委託先はどうやって探すのか、相談先はないのか、委託料金はいくらなのか、よく分かりません。現状、労働保険事務について問題があるわけでもなく、委託による特典での恩恵はないので大げさにしたいわけではなく、委託するとどんな感じになるのか簡単に教えていただけないでしょうか?

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Re: 労働保険事務組合ってなんですか?

著者勝田労務管理事務所さん (専門家)

2009年06月03日 17:34

労働保険事務組合制度とは、「事業主の委託を受けて、事業主が行うべき労働保険の事務を処理することについて、厚生労働大臣の認可を受けた中小事業主の団体です」
商工会議所、民生商工会や都道府県の社労士会でも扱っています。
加入の利点は
労働保険の申告・納付等の労働保険事務を事業主に代わって処理しますので事務の手間が省けます。
労働保険料の額にかかわらず3回に分割納付ができます。
労災保険に加入することができない事業主や家族従事者なども、労災保険に特別に加入することができます。

Re: 労働保険事務組合ってなんですか?

著者ARIESさん

2009年06月03日 19:16

委託先の探し方は私にも分かりません。
ググれば近所の組合が引っ掛かるかもしれませんし、労働保険事務組合連合会に問い合わせてみるのも良いかもしれません。

委託料は組合によって違うのでは?

私の前職場では、組合の人が自ら売り込みに来ました。
詳しい額ははっきり覚えていませんが「自分が普通に実務でこなしている事務を委託するだけでこの額は高いよな…」と思った記憶があります。

参考までに厚生労働省のパンフレットがあります。
http://www.rouhoren.or.jp/img/tokubetsushiori21.pdf

なお、強いてデメリットを挙げるとすれば…

・会社担当者の事務レベルが向上しない

という点はかなり大きいと思います。
(やりたくても実務の経験が積めないわけですから)


あと組合は商工会などがやっている場合が多いので、その担当者が実は労働保険そのものにあまり詳しくない場合もあります。
つまり事務を請け負っているはずの労働保険事務組合の担当者が、社労士や企業人事担当者に比べてレベルが低いケースがあるのです。

実際の経験ですが、私の現在の職場も組合に委託しています。
以前別のスレにも書きましたが、その担当者が送ってきた案内文が間違いだらけで閉口しました。
失業保険の受給要件が全く違っている)

本当は自分でやりたいのですが、社長が特別加入しているので…
歯がゆいところです。

Re: 労働保険事務組合ってなんですか?

著者tashiさん

2009年06月04日 09:33

うちも加入しています。

零細企業なので、労働保険料を1回で納付するのは
少々きついので、3回に分けて納付出来るのは助かってます。

また、社長も現場作業がありますので、
特別加入できるというのがありがたいです。

金額は、年会費4万円、付加手数料 \3,150.-×人数、
特別加入申請料 \3,150.-×人数を労働保険事務組合に
支払っています。

労働保険関係の事務は、すべてお任せなので、
確かに手続きとか、仕組みなど、ほとんどわかりませんね。
知識の向上という点では、まるでダメですね。

うちがお願いしているのは
東京経済福祉センターです。
電話 3344-3673

Re: 労働保険事務組合ってなんですか?

著者らいらさん

2009年06月04日 13:01

みなさま
分かりやすい説明をありがとうございました。
大変参考になりました。
確かに安いものではないですね。
メリット・デメリットよく考えて決めたいと思います。
本当に助かりました。ありがとうございます。

Re: 労働保険事務組合ってなんですか?

著者ARIESさん

2009年06月10日 21:44

もう解決済みのスレではありますが、追加で一つ思い出したので書かせていただきます。


※ほとんど愚痴です。


5月上旬に労働保険事務組合から労働保険算定のために賃金総額を報告してほしいと依頼がありました。
必ず組合所定の用紙(しかも手書き)を使用しなければいけない上、毎月の支払い賃金労働者数・雇用保険の高年齢免除対象者の賃金など、手書きでやるには少々面倒な量です。

私は前職場で労働保険事務の経験があります。
毎月の給与控除はもちろん、賃金総額・高年齢免除対象者などはエクセルの表で後々の概算保険料・確定保険料申告時に面倒臭くないよう毎月管理していました。
そういった経験があるから分かるのですが、労働保険事務組合に委託しているのに賃金総額の内容まで事細かく会社にかかせるのでは、労働保険事務の8~9割は会社で行っているに等しいのでは?と正直感じました。
賃金総額出せば後は単純に雇用保険率・労災保険率を掛ければ保険料は出ますから。

他の労働保険事務組合も同じなのでしょうか。
賃金台帳を渡して組合が計算してくれるなら委託する意味はありますが、事細かな表に手書きで記入しなきゃいけないなら事務負担はほとんど軽減されません。

また4月から雇用保険率が変更になった点も一切連絡はありませんでした。
私が知っていたから良かったものの、社長は現場作業の方がほとんどで当然労務は無頓着なので知るはずもなく。

組合には雇用保険率が変更になった事を事業主に通知する義務はないのでしょうが、委託料払っているのだからそれくらいのサービスはしろよ…と。
結局、事務組合に委託しても雇用保険徴収の計算は会社でしなければなりませんし、法改正があってもお知らせなし。
委託する必要があるくらい事務処理能力がない会社なら、そもそも法改正自体知らないケースが多いと思います(無頓着な会社も悪いのですが)。


ですから現在の弊社側の事情で見ると、組合に委託するメリットは特別加入と概算保険料の延納だけという事になります。
それに委託していても保険給付に関する事務などは自社でやらなきゃいけませんし。
法律の建前である「事務負担の軽減」は私はあまり感じられません。


でもさすがに「自分が全部やるので特別加入しないでください」とは言えませんね(汗)
社長の立場を考えればそれが自分の勝手だという事は十分理解していますので。


※上記は実体験に基づく個人的な感想の域であり、全ての事務組合が同じだという意味ではありませんのでご了承ください。
※また、もし事務組合の方がご覧になって気分を害した場合、謹んでお詫びいたします。

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