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 成果主義時代の衝撃

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コラム 成果主義時代の衝撃

 最近、2007年問題が騒がれています。卓越した技能を持った社員の大量退職は、物作りの現場にとってとても大きな損失だというのが理由です。それ自体は非常に大きな問題ですが、技能労働者の育成に力を入れてこなかったことはもっと大きな問題のはずです。今さらそれを論じても始りませんが、今後は少しその流れも変わるかもしれません。

 そうなると、人事として考えなければならないのは技能労働者に対する処遇です。これまで、どちらかと言えば冷遇されてきたこの人達を他の職種の人と同等にに評価する必要が出てきます。これは難しい問題です。一人で製品を作り上げるのであれば評価対象も分かり易いのですが、製造過程のある特定の技能に優れているというケースの方が多いのではないでしょうか。例えば、金属加工用の汎用旋盤で何かの部品を作るとか前工程で整形された物を手作業で仕上げるといったものです。このような技能はどこがどのように優れているのか、秀でている人と一応できる人の差は何なのかをうまく説明できないことがよくあります。どこがどのように優れているのかを説明できないと評価自体が主観的になってしまい、客観的評価を標榜することができなくなりますし、評価する側がその技能についてよくわかっていないと評価ができないということが起こります。

 これを解決するには、うまく説明できない部分を説明しなければなりません。この技能の難しさはここにあって、それができることはこれぐらいの評価に値する。と決めていくのです。そして、それは、ジョブグレードのどこにあたるのか、とすすめて行くことになるのですが、ここでも問題があって、技能の場合、そのような高度な作業が常に必要ではないこともよくあります。日常的にはそこまでの技能は要求されず、非日常的にそれが要求されることがあってそれができるかできないかで技能レベルの差が決まることがあるのです。1年に1回あるかないかの作業ができるとかできないとかの評価ですから、コンピテンシー評価では対処できないのです。職能のような積上げ能力の評価にならざるを得ないでしょう。そうすると、賃金職能給的に構成されないといけないことになります。成果主義全盛の時代ですが、それだけにこだわると思わぬ矛盾を産むことになりそうです。


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発行責任者 人事戦略研究所 代表 吉田幸司
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