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組織論6

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成長し続ける企業に!サービス業専門社労士日記(第729回)

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おはようございます。

メルマガ発行者のこまつじゅんいちです。

このメルマガは
サービス業特に飲食店経営者及び店長
売上が上がらないとお悩みの経営者
労務管理の難しさを感じている人事担当者
同業の社労士さん

へ向けてこまつが自由に書きたいこと書いているメルマガです。

テーマは
従業員のやる気と売上は本当に連動している」
です。

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◎お客様の売上アップのため!サービス業専門社労士日記
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小松潤一社会保険労務士事務所
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目次
■はじめに
■組織論6
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■はじめに

小説家などにお話を聞く機会があって一番聞きたかったことを素直に
質問してみました。


「内容を完全に終わりまでイメージできてから書き始めますか?
 それとも
 書きながら終わりを考えて行きますか?」


こまつは先を考えずに書き始めます。
よっておちの部分が思ったほど盛り上がらない状態で
終わってしまうことが結構多いのです。

ただ書き始めなければいつまでたっても書けません。

だから気になるのです。

考えないと面白い話にならない
でも面白い話なんてそう簡単に思いつかない

で書きながら考えるのです。

今回の話も書きながら考えているので
多少物足りないのかもと思いつつ


で小説家はきちんと終わりを考えてから書くそうです。

そりゃーそうですね。

今日も昨日の続き

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■組織論5

続きです。
(作り話です)

弟は父親のテストをクリアして社長の座に就任することになった。


それと当時に前社長の父親と前副社長の兄は会社を退職することになったが
これは実は1年も前から決まっていたのだ。


兄と弟は1年前に事前に話し合いを行っていた。


「ここまで現場が混乱したのは経営担当の俺のせいだ」



「いや。僕も責任があります。料理人は修行とかみんなに言ってしまって
 労働時間など考えずみんなを働かせてしまった。長い時間働くことが
 美徳さえ言ってしまったよ。兄さんが言う通り効率化もシステム化も必要だね。」


「まあこちらもあまりにもシステマチックにしてしまって利益を確保することだけに
 力を入れてしまった。飲食店は結局サービス業だ」


「お客様が喜んでくれるから会社が成り立つ、お客様が喜んでくれるために
 何を従業員はすべきかを考えればよかった。

 ただもう完全に手遅れだ。組織がだいぶ大きくなってしまって今から全体を
 統制することが難しい。もう副社長の俺や専務のお前が何を言っても
 動かない組織になりつつある

 方法はひとつだ。もう一度規模を縮小してでも原点に立ち返ろう。
 俺たちの考えに合わない従業員は不幸になる。

 雇い入れた従業員とその家族の幸せがお客様の幸せにつながる

 手間をかけてでもやる仕事と効率的に出来る仕事とをわけて
 もう一度原点に立ち返ってやろう」



そうです。
テストが始まる前にすでに兄が退職することが決まっていたのです。

兄派の従業員は、お客様の立場になって考える人が非常に少なかった
どうすれば儲かる
どうすれば利益が出る

そればかり考えていた。

よって兄が社長に就任することは、お客様のためにはならない



弟派の従業員は、職人タイプの従業員が多かったのだが
お客様が喜んでもらえるためであれば長時間労働でも構わない
と思う人ばかりだった。

この職人タイプの従業員に効率化やシステム化を学んでいくことは
弟を尊敬している従業員が多いために簡単だと判断したからだ。



そして約束通り兄が会社を去ることになった。
そんな取り決めがあったことなんて誰も知らなかった

父親ですら
 



弟は従業員にこう宣言します。

「本来であれば兄が社長になるべきだが縁あって私が社長になることになった。
 会社の方針は、お客様に喜んでもらえること。そのためにも従業員
 従業員の家族が幸せにならなければならない。
 私の考えや方針に賛同していただける従業員は私が責任を持って
 幸せにする。
 
 従業員も長時間労働など極力辞めて変なプライドは捨てて必要な部分はシステム化や
 効率化を図って行く。

 すべてはお客様とうちで働いてくれる従業員とその家族の幸せを追求するため
 
 このために全精力を掲げる。
 この方針に合わない従業員は去ってもらっていい!!!!」



それからしばらくして


主力従業員退職したこともあって業績が落ち込んだが
それからは従業員が一体となって会社を盛り返すことになった。



新社長は父親から酢豚のレシピは教えてもらわなかった。

新社長
「やっぱり自分で親父の味を超えれるように努力するよ
 知ってしまったら何か目標がなくなってしまう気がして

 でも一つだけ教えてくれ。どうして酢豚だけ俺たち兄弟に
 作り方を教えてくれなかったのか?」



父親
「お前達の母親が考えたんだよ。この酢豚を
 この酢豚の作り方をお前たちに教えてしまったら
 なんか嫁の思い出とお前ら兄弟に取られてしまうような気がして
 はずかしくて・・・・」



兄は持ち前の経営力でイタリアンの会社を起業した
当然すぐに軌道にのり繁盛する店舗となっていった。

しかしもう同じ失敗は繰り返さない

お客様と従業員とその家族の幸せのために何をすべきか?



兄弟は違う会社で共に頑張って働いていくことになった。


おしまい



飲食店を経営していくうえで一番大切なのが
お客様に喜んでもらうことです。


美味しい料理かもしれません。
店の雰囲気かもしれません。
店員の心地よいサービスかもしれません。

その何かがあるからお客様が喜んでもらって
またその店に来店してくれるのです。


その喜びや楽しみを演出出来る飲食店は
どんどん流行って行くのでしょう。


お客様が喜んでもらえるためには店員の努力も必要になります。


店員が楽しそうに仕事をしていなければ
店員が幸せでなければ
店員に元気がなければ

最高のサービスを提供することが難しいでしょう。


そのために会社は何をすべきか?
じっくり考えてみてはいかがでしょうか?


従業員が幸せでない飲食店で
お客様を幸せにし続けることは難しいですから

おしまい

よかったら感想をください
info@style-neo.jp


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創造人材株式会社
小松潤一社会保険労務士事務所
小松潤一
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