こんにちは
公認会計士・
税理士の海津です。
本日のお題は、「部門別損益管理」です。
この部門別損益管理、何ができるかというと・・・
「会社は何で稼いでいるのか?」
とか
「何が会社の足を引っ張っているのか?」
ということを知ることができます。
例えば、あなたの会社が2つの事業を営んでいたとします。
一つの事業がアンティーク家具の輸入販売
もうひとつの事業が、国内での家具製造販売だとします。
仮に部門別損益管理をしていないと、
決算書は2つの事業の合計でしか金額を教えてくれません。
売上高 200
費用 150
利益 50
うんうん、今期も無事、黒字で良かった良かった。
・・・・て、本当に良かったのでしょうか?
部門別に損益をみると、実はこんな感じでした
①アンティーク家具の輸入販売
売上高 150
費用 70
利益 80
②国内での家具製造販売
売上高 50
費用 80
損失 30
いかがでしょうか?
確かに、会社全体では儲かっていますが、国内での家具製造販売事業は赤字でした。
このまま継続していくと、ずっと、会社の足かせになる可能性があります。
何か、対策を打たないとまずいですよね?
販売価格や販路の見直し、材料コストや外注費の見直しなど、いろいろ考えられる対策はあるでしょう。
ですが、部門別損益管理をやっていないと、そもそも家具製造販売事業が赤字だということに気づかない可能性もあるわけです。
仮に気づいたとしても、気付くまでに時間を要し、もっと早くうつべきだった対策が、後手後手に回る可能性もありますよね?
部門別損益管理を月次でやっていれば、そんなことにはなりません。
ちなみに、①と②の損益を合算したのが、会社全体での損益になります。
部門別損益管理、いかがでしょうか?
以前「
会計の本当のチカラ」という記事を書かせていただいたことがあります。
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-142455/
その中で、
会計というのは、会社の全体活動を簡潔に効率よく把握できる非常に強力なツールであると申し上げましたが、この部門別損益管理なんてのも、まさに
会計による、会社活動の把握方法の一手法です。
前回の記事「
損益分岐点分析の使いかた」もまさに、
会計による会社活動の把握ですね。
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-142690/
部門別損益管理にしろ、損分岐点分析にしろ
語弊を招くことを恐れず言わせていただくと、会社が「儲ける」ためにとるべき行動を決定する上での、重要な判断材料を得るための手法です。
あなたは、まだどんぶり勘定の経営を続けますか?
納める税金額を
算定するためだけの、生産性の低い経理処理を続けたいですか?
よく経理や
会計は、「お金を生まない部署だから・・・」
このように営業部門や
製造部門から揶揄されることがありますよね?
私に言わせれば、とんでもない誹謗中傷です。
営業ももちろん大事ですし、製造ももちろん大事です。
しかしながら、
会計も実は、凄く大事なんですよ。
仮に、「
会計、意味ねーなー。」と感じられる経営者の方がいらっしゃっるとしたら
少し、お考えを改めていただきたいですね。
会計に意味がないんじゃなくて、要するにあなたの会社の、
会計の使いかたが「へたくそ」なだけなんです。
食わずぎらいはやめて、一度、部門別損益管理をやってみてください。
きっと、経営改善に役立つ新たな「気づき」があると思いますよ。
お問合せ先
海津元則
公認会計士事務所
03-6694-3514
こんにちは
公認会計士・税理士の海津です。
本日のお題は、「部門別損益管理」です。
この部門別損益管理、何ができるかというと・・・
「会社は何で稼いでいるのか?」
とか
「何が会社の足を引っ張っているのか?」
ということを知ることができます。
例えば、あなたの会社が2つの事業を営んでいたとします。
一つの事業がアンティーク家具の輸入販売
もうひとつの事業が、国内での家具製造販売だとします。
仮に部門別損益管理をしていないと、決算書は2つの事業の合計でしか金額を教えてくれません。
売上高 200
費用 150
利益 50
うんうん、今期も無事、黒字で良かった良かった。
・・・・て、本当に良かったのでしょうか?
部門別に損益をみると、実はこんな感じでした
①アンティーク家具の輸入販売
売上高 150
費用 70
利益 80
②国内での家具製造販売
売上高 50
費用 80
損失 30
いかがでしょうか?
確かに、会社全体では儲かっていますが、国内での家具製造販売事業は赤字でした。
このまま継続していくと、ずっと、会社の足かせになる可能性があります。
何か、対策を打たないとまずいですよね?
販売価格や販路の見直し、材料コストや外注費の見直しなど、いろいろ考えられる対策はあるでしょう。
ですが、部門別損益管理をやっていないと、そもそも家具製造販売事業が赤字だということに気づかない可能性もあるわけです。
仮に気づいたとしても、気付くまでに時間を要し、もっと早くうつべきだった対策が、後手後手に回る可能性もありますよね?
部門別損益管理を月次でやっていれば、そんなことにはなりません。
ちなみに、①と②の損益を合算したのが、会社全体での損益になります。
部門別損益管理、いかがでしょうか?
以前「会計の本当のチカラ」という記事を書かせていただいたことがあります。
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-142455/
その中で、会計というのは、会社の全体活動を簡潔に効率よく把握できる非常に強力なツールであると申し上げましたが、この部門別損益管理なんてのも、まさに会計による、会社活動の把握方法の一手法です。
前回の記事「損益分岐点分析の使いかた」もまさに、会計による会社活動の把握ですね。
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-142690/
部門別損益管理にしろ、損分岐点分析にしろ
語弊を招くことを恐れず言わせていただくと、会社が「儲ける」ためにとるべき行動を決定する上での、重要な判断材料を得るための手法です。
あなたは、まだどんぶり勘定の経営を続けますか?
納める税金額を算定するためだけの、生産性の低い経理処理を続けたいですか?
よく経理や会計は、「お金を生まない部署だから・・・」
このように営業部門や製造部門から揶揄されることがありますよね?
私に言わせれば、とんでもない誹謗中傷です。
営業ももちろん大事ですし、製造ももちろん大事です。
しかしながら、会計も実は、凄く大事なんですよ。
仮に、「会計、意味ねーなー。」と感じられる経営者の方がいらっしゃっるとしたら
少し、お考えを改めていただきたいですね。
会計に意味がないんじゃなくて、要するにあなたの会社の、会計の使いかたが「へたくそ」なだけなんです。
食わずぎらいはやめて、一度、部門別損益管理をやってみてください。
きっと、経営改善に役立つ新たな「気づき」があると思いますよ。
お問合せ先
海津元則公認会計士事務所
03-6694-3514