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経営テクノ研究所
2012年2月6日 第1・3週月曜日発行
発行人:舘 義之
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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★★経営のパートナー★★経営学で企業を再生する
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<目次>
◆第16回:資金調達
◆国内での販路拡大
◆編集後記
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◆第16回:資金調達
企業の経営者は、財務活動の一環として資金調達を行いますが、その方法
には、主に次の諸方法がみられます
1.
社債発行
社債とは、財産あるいは
収益の
担保によって保障される長期の借入証です。
(1)普通
社債
満期が設定されており、満期までの間、
債権を保有している投資家に対し
てクーポン(
利息)が支払われる
債権をいいます。
(2)
転換社債
基本的には普通
社債と同じですが、
社債から株式へと変化することができ
る
債権をいいます。
(3)ワラント債
ワラントサイトは、通常の
社債とセットでその会社の株式を一定の価格で
購入することができる権利がついている
債権をいいます。
2.株式発行
株式は、出資を均一の小口額に分割し、しかも譲渡の自由を完全に保し、
高度の流通性を備えた
有価証券です。
株式は、
社債と違って、払込額を限度とする責任を有するという意味で危
険性を有し、
契約期間が無期限であり、さらに収入は変動的ですが、
議決権
を持っているのが特徴です。
3.銀行借入
銀行
借入金とは、銀行等の金融機関から借り入れた有期限の
債務をいいま
す。わが国の企業金融では、この銀行借入が多くみられますが、それは証券
の
発行市場と
流通市場との発達が跛行していることから、株式の
配当率が借
入金の利子よりも相対的に高いことと、税制度の特徴とから生じています。
しかし、企業にとっては、返済期限のある
借入金によって
資本を運用する
ことは、企業財政上不健康であり、また
借入金利子の重圧によって製品コス
トが嵩むことになるので、
借入金の大きいことは避けなければなりません。
4.自己金融
毎期の純利益から、
法人税・
配当金・
役員賞与等の処分額を控除した残り
を
利益剰余金といいますが、この企業内留保利益により、さらに
現金支出を
伴わない
減価償却によって資金調達することを自己金融といいます。
自己金融によるときには、株式・
社債・
借入金等の場合と違って、外部へ
支払うコストがかからないので、効果的です。
外国には、
資本金の5杯から10倍の
利益剰余金を有する企業がみられま
すが、わが国では、せいぜい2倍どまりです。わが国の利益蓄積が少ないこ
とは、いちぶ、
借入金利子の支払いの重圧によりますが、逆に、利益蓄積が
ないために
借入金に資金調達を頼るという悪循環がみられます。
5.取引信用
取引信用は、商品・原材料等の購入から直接あるいは間接に生じ、仕入先
に支払うべき
債務です。
この取引信用には、手形上の
債務である支払手形・帳簿上の
債務である買
掛金が含まれます。
**********************************
◆国内での販路拡大……22.9%
2012年1月7日の読売新聞に円高の今後の対応策として、東京商工会
議所が昨年89月に実施した調査での回答記事の内、第1位は・人件費除く
経費削減……30.0%でした。その対策ポイントについては、前回のメル
マガで説明しました。
今回は、第2位の国内での販路拡大……22.9%について解説します。
一般にメーカーから消費者の手に商品が渡る間には、商事会社・
特約店・
代理店・卸商・小売店といった、それぞれの機能を持つ経路をたどって行わ
れます。これを商品の流通経路、あるいは配給経路などといい、メーカーか
らみれば販売経路ということになります。
かってのように、1企業=1商品といった時代では、各メーカーとも、こ
のような流通機構に対する対策(販路政策)は、それほど大きな意味を持
ちませんでした。
ところが、今日のように、新製品開発と多角経営の時代にあっては、新製
品の出るたびに、その販路の対策を考えねばならず、また、多角経営となれ
ば、これまでのまったく無関係であった新しい流通機構の開拓に努力しなけ
ればならなくなりました。
各メーカーの行うべき販路対策は、大きく分けて2つ、その1つは販路選
択の問題であり、次の1つは販路整備の仕事です。
**********************************
◆編集後記
2月5日で117日間(東大病院29日間、東京日立病院88日間)になり
ますが、依然として意識は回復しません。
2月20日からは妻の生まれ育った栃木県小山市の光南病院へ転院します。
意識が無くても、生まれ育った所の雰囲気というものは、なんとなく分かる
はずだから、余命をそこで送るのが奥さんにとって一番の幸せかも知れない
と先生から言われたことが決心の決め手となりました。
東大病院でも東京日立病院でも、毎日病院に来て話しかけて刺激を与えるよ
うにしてください、と言われました。このことは1月26日に光南病院に下
見に行ったときも医療相談室のスタッフの方が同じような言っていました。
私は自由業なので、自分でスケジュールのコントロールができますから、
2月5日までの117日間、1日も休まずに病院通いができましたが、会社勤
めの方はそうはいかず苦慮する事と思います。
とにかく、皆勤できました要因としては。入院先の病院に恵まれたこともあ
ります。今、住んでいるマンションから東大病院まで徒歩5分、東京日立病
院まで徒歩15分で往けたことにあります。
次の光南病院は、小山駅から1駅先の間々田駅で下車して、そこからバスに
乗って5分くらいの所にあります。多少、時間はかかりますが、頑張って皆
勤しょうと決意しています。
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■舘 義之のポジション
人事・IE・VE・マーケティングコンサルタント
人事・IE、VE・マーケティングの3輪で企業体質改善の仕組みを構築
して、厳しい経営環境の中で勝ち残っていく会社にすることを第一に支援し
ます。
舘 義之への問い合わせ
tate@agate.plala.or.jp
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■■経営のパートナー■■
発行人 :
経営テクノ研究所
舘 義之
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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経営テクノ研究所
2012年2月6日 第1・3週月曜日発行
発行人:舘 義之
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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★★経営のパートナー★★経営学で企業を再生する
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<目次>
◆第16回:資金調達
◆国内での販路拡大
◆編集後記
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◆第16回:資金調達
企業の経営者は、財務活動の一環として資金調達を行いますが、その方法
には、主に次の諸方法がみられます
1.社債発行
社債とは、財産あるいは収益の担保によって保障される長期の借入証です。
(1)普通社債
満期が設定されており、満期までの間、債権を保有している投資家に対し
てクーポン(利息)が支払われる債権をいいます。
(2)転換社債
基本的には普通社債と同じですが、社債から株式へと変化することができ
る債権をいいます。
(3)ワラント債
ワラントサイトは、通常の社債とセットでその会社の株式を一定の価格で
購入することができる権利がついている債権をいいます。
2.株式発行
株式は、出資を均一の小口額に分割し、しかも譲渡の自由を完全に保し、
高度の流通性を備えた有価証券です。
株式は、社債と違って、払込額を限度とする責任を有するという意味で危
険性を有し、契約期間が無期限であり、さらに収入は変動的ですが、議決権
を持っているのが特徴です。
3.銀行借入
銀行借入金とは、銀行等の金融機関から借り入れた有期限の債務をいいま
す。わが国の企業金融では、この銀行借入が多くみられますが、それは証券
の発行市場と流通市場との発達が跛行していることから、株式の配当率が借
入金の利子よりも相対的に高いことと、税制度の特徴とから生じています。
しかし、企業にとっては、返済期限のある借入金によって資本を運用する
ことは、企業財政上不健康であり、また借入金利子の重圧によって製品コス
トが嵩むことになるので、借入金の大きいことは避けなければなりません。
4.自己金融
毎期の純利益から、法人税・配当金・役員賞与等の処分額を控除した残り
を利益剰余金といいますが、この企業内留保利益により、さらに現金支出を
伴わない減価償却によって資金調達することを自己金融といいます。
自己金融によるときには、株式・社債・借入金等の場合と違って、外部へ
支払うコストがかからないので、効果的です。
外国には、資本金の5杯から10倍の利益剰余金を有する企業がみられま
すが、わが国では、せいぜい2倍どまりです。わが国の利益蓄積が少ないこ
とは、いちぶ、借入金利子の支払いの重圧によりますが、逆に、利益蓄積が
ないために借入金に資金調達を頼るという悪循環がみられます。
5.取引信用
取引信用は、商品・原材料等の購入から直接あるいは間接に生じ、仕入先
に支払うべき債務です。
この取引信用には、手形上の債務である支払手形・帳簿上の債務である買
掛金が含まれます。
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◆国内での販路拡大……22.9%
2012年1月7日の読売新聞に円高の今後の対応策として、東京商工会
議所が昨年89月に実施した調査での回答記事の内、第1位は・人件費除く
経費削減……30.0%でした。その対策ポイントについては、前回のメル
マガで説明しました。
今回は、第2位の国内での販路拡大……22.9%について解説します。
一般にメーカーから消費者の手に商品が渡る間には、商事会社・特約店・
代理店・卸商・小売店といった、それぞれの機能を持つ経路をたどって行わ
れます。これを商品の流通経路、あるいは配給経路などといい、メーカーか
らみれば販売経路ということになります。
かってのように、1企業=1商品といった時代では、各メーカーとも、こ
のような流通機構に対する対策(販路政策)は、それほど大きな意味を持
ちませんでした。
ところが、今日のように、新製品開発と多角経営の時代にあっては、新製
品の出るたびに、その販路の対策を考えねばならず、また、多角経営となれ
ば、これまでのまったく無関係であった新しい流通機構の開拓に努力しなけ
ればならなくなりました。
各メーカーの行うべき販路対策は、大きく分けて2つ、その1つは販路選
択の問題であり、次の1つは販路整備の仕事です。
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◆編集後記
2月5日で117日間(東大病院29日間、東京日立病院88日間)になり
ますが、依然として意識は回復しません。
2月20日からは妻の生まれ育った栃木県小山市の光南病院へ転院します。
意識が無くても、生まれ育った所の雰囲気というものは、なんとなく分かる
はずだから、余命をそこで送るのが奥さんにとって一番の幸せかも知れない
と先生から言われたことが決心の決め手となりました。
東大病院でも東京日立病院でも、毎日病院に来て話しかけて刺激を与えるよ
うにしてください、と言われました。このことは1月26日に光南病院に下
見に行ったときも医療相談室のスタッフの方が同じような言っていました。
私は自由業なので、自分でスケジュールのコントロールができますから、
2月5日までの117日間、1日も休まずに病院通いができましたが、会社勤
めの方はそうはいかず苦慮する事と思います。
とにかく、皆勤できました要因としては。入院先の病院に恵まれたこともあ
ります。今、住んでいるマンションから東大病院まで徒歩5分、東京日立病
院まで徒歩15分で往けたことにあります。
次の光南病院は、小山駅から1駅先の間々田駅で下車して、そこからバスに
乗って5分くらいの所にあります。多少、時間はかかりますが、頑張って皆
勤しょうと決意しています。
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■舘 義之のポジション
人事・IE・VE・マーケティングコンサルタント
人事・IE、VE・マーケティングの3輪で企業体質改善の仕組みを構築
して、厳しい経営環境の中で勝ち残っていく会社にすることを第一に支援し
ます。
舘 義之への問い合わせ
tate@agate.plala.or.jp
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発行人 :経営テクノ研究所
舘 義之
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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