現在もしくは将来、「建設業許可」の取得をご検討中の業者さん
も多いのではないかと思いますが、この許可には比較的厳しい
「許可要件」があります。
つまり、誰でも取得できるものではないということです。
その「許可要件」を具体的にお話しする前に、機械メーカーさん
にお尋ねしたいと思います。
「工事付きの物件」については、どのような
契約をされています
でしょうか?
「
契約書」を作成されているでしょうか?
機械メーカーさんから、許可取得を前提に建設業許可について問い
合わせがあった際には、必ず「
契約方法」についてお尋ねしてい
ます。
「工事付きの物件」は、「
請負契約」となることがほとんどです
から、「工事
請負契約書」を作成するのは自然の流れです。
しかし、設備の納入に関しては、実際は「
注文書」で済ますこと
が一般的のようです。
私も機械メーカーの営業経験があり、「
注文書」を見る機会が
多かったのですが、今考えてみると、その
契約が一見すると
「
売買契約」なのか「工事
請負契約」なのか区別がつかないことが
あります。
発注者側は「
売買契約」も「工事
請負契約」も同じ
注文書を使用す
ることが多く、製品の名称や型式のみ記載しその区別がつかない
ことがあります。
建設業法でいう「建設業」とは、「建設工事の完成を請け負う営業」
ですから、許可の申請をする際には、「建設業」を行うことを前提
としており、許可要件として「経験」を求められますが、
「
売買契約」は「経験」として認められません。
許可要件としての「経験」については、以後詳しくご説明すると
して、経営者の方に認識して頂きたいのは、設備を納入する際に
その
契約が、「
売買契約」、「工事
請負契約」のどちらであるか
ということです。
それは、建設業許可の取得と関係するだけではなく、商取引の知識
として、必要ではないかと思います。
次回は、「工事
請負契約」と関係する許可要件としての「経験」
を具体的にお話ししたいと思います。
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鐘尾
行政書士事務所
kanakou@cam.hi-ho.ne.jp
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kanakou/
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事業者の許認可
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http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kanakou/mailmagazine.html
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「許可要件」があります。
つまり、誰でも取得できるものではないということです。
その「許可要件」を具体的にお話しする前に、機械メーカーさん
にお尋ねしたいと思います。
「工事付きの物件」については、どのような契約をされています
でしょうか?
「契約書」を作成されているでしょうか?
機械メーカーさんから、許可取得を前提に建設業許可について問い
合わせがあった際には、必ず「契約方法」についてお尋ねしてい
ます。
「工事付きの物件」は、「請負契約」となることがほとんどです
から、「工事請負契約書」を作成するのは自然の流れです。
しかし、設備の納入に関しては、実際は「注文書」で済ますこと
が一般的のようです。
私も機械メーカーの営業経験があり、「注文書」を見る機会が
多かったのですが、今考えてみると、その契約が一見すると
「売買契約」なのか「工事請負契約」なのか区別がつかないことが
あります。
発注者側は「売買契約」も「工事請負契約」も同じ注文書を使用す
ることが多く、製品の名称や型式のみ記載しその区別がつかない
ことがあります。
建設業法でいう「建設業」とは、「建設工事の完成を請け負う営業」
ですから、許可の申請をする際には、「建設業」を行うことを前提
としており、許可要件として「経験」を求められますが、
「売買契約」は「経験」として認められません。
許可要件としての「経験」については、以後詳しくご説明すると
して、経営者の方に認識して頂きたいのは、設備を納入する際に
その契約が、「売買契約」、「工事請負契約」のどちらであるか
ということです。
それは、建設業許可の取得と関係するだけではなく、商取引の知識
として、必要ではないかと思います。
次回は、「工事請負契約」と関係する許可要件としての「経験」
を具体的にお話ししたいと思います。
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