知って得する経営塾 第496号『
過労死等の労災補償状況』
┏╋━ 知って得する経営塾 ━━━━━━━━ 第496号 2015年7月6日 ━
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╋┛ 発行:イーシーセンター
http://www.ecg.co.jp/
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実践 ワーク・ライフ・ハピネス2 成功する会社は仕事が楽しい!
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成功する企業と成功しない企業とでは何が違うのでしょうか。
それは社員が“楽しく"仕事をしているかどうかの違いです。
会社は、これまでは“頑張る"ところでした。
しかし、今は違います。今は、頑張るより楽しく仕事をするほうが
業績も上がることがわかってきました。
働くことが楽しいと思える会社には「ハピネス」があります。
ハピネスがある会社は成長するのです。
本書は、ハピネスな五社の事例を取り上げながら、
その成功ポイントを明らかにしました。
業績不振に悩む経営者や管理者、
働くことに意義を見出せない若い人たちの必読の書です。
『実践 ワーク・ライフ・ハピネス2 』
榎本恵一、阿部重利共著 藤原直哉監修
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901221868/enatural-22/ref=nosim
http://humane-c.co.jp/worklifehappiness.html
■□■ 目次 ■□■
過労死等の労災補償状況
社会保険労務士 吉田 幸司
編集後記 副編集長 塩田 剛也
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
≪榎本
会計事務所&イーシーセンターよりお知らせ≫
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弊社では、今の日本、これからの日本を支える経営者や起業家のための
“叡智の学校”=Wisdom School(ウィズダムスクール)を開校しています。
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しています。詳しくは下記URLよりご覧下さい。
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なお、現在の最新講座は以下の三つです。
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聴脳力(ちょうのうりょく)があなたの人生から悩みを減らし、
喜びを増やします。
聴脳力は聴く力(傾聴力)と脳の正しい使い方の学習です。
正しい心と脳の使い方を知り、日々の生活に取り入れれば、
今ある同じ現実が幸せに変わります。
そういわれてもすぐにはピンと来ないかもしれません。
自分一人の頭で考えてもなかなか答えが見つからないときこそ
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経営者管理者が知って得する人財育成の『こころ学』
=人財育成の「こころ学」10のヒント=
佐藤 茂則(さとう しげのり) 先生
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人の存在は人間関係を離れていくことはできません。幸不幸、成功失敗は90%
人間関係にある、と言ったのはA.アドラーです。悩みも人間関係、元気に明
るく生きるのもその背景に人間関係があることを否定する人はいないでしょう。
その人間関係を良くするにはどうしたら良いか、さらに関係を通して自分らし
く生きるにはどうしたら良いのか考えてみたいと思っています。わずか10分の
講座ですが、これまでのカウンセリングで悩み多き人と会い、企業の人財育成
コンサルティングで経営者や元気な人と会って築き上げた「自己分析療法」を
ベースにエッセンスをお知らせしたいと思っています。本講座を通して自分の
人生をより良いものにしてください。あなたが明るく前向きに生きることであ
なたを取り巻く人が幸せになれるのです。
▽藤原直哉の未来を拓く思考法
藤原 直哉(ふじわら なおや) 先生
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新講座として著書「未来を拓く思考法」をもとに、詳しく物事の見方をご説明!
何を読んで、どれを勉強すれば世の中のことが分かるのか!?
ニュース一つ取っても、どれが正しいのか分からない。
政治から経済、会社経営まで、全ては全体を把握する力が必要となる。
本講座では、全体を把握するために必要なノウハウを伝授しています。
世の中を見るということは、未来を拓くということです。
あなたはじっと未来が「拓かれる」のを待ってはいませんか?
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過労死等の労災補償状況
社会保険労務士 吉田 幸司
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
去る6月25日、厚生労働省から「平成26年度
過労死等の労災補償状況」という
統計が発表されました。これは、脳・心臓疾患を原因とする労災補償と精神
障害を原因とする労災補償の平成26年度の実績をまとめたものです。
これによると、脳・心臓疾患による労災の請求件数は全国で763件、うち労災
補償の支給決定がされたものは277件(43.5%)で、請求件数、支給決定件数、
支給決定の率のどれも平成25年を下回っています。
特徴的なこととして、脳・心臓疾患の労災認定と
時間外労働の長さの関連性が
明確で、月の
時間外労働が
60時間未満で支給申請をしたケースでは認定数が
0件なのに対して、
60時間以上80時間未満になると20件の認定がされています。
明らかに
時間外労働との関連を意識した認定になっています。
精神障害の労災認定状況は、支給申請1456件、支給決定497件(38.0%)で
どれも平成25年度より平成26年度の方が高くなっています。
精神障害の労災で注目すべき点は、認定に際して
時間外労働との関連の他にも
要因を認めている点です。統計を見ると、月の
時間外労働が20時間未満でも
118件の認定をしており、
時間外労働時間の区分(20時間ごとに区切ったもの)
の中で、20時間未満の区分が最多です。
このあたりが脳・心臓疾患の労災認定と大きく異なる点です。
また、20歳代の認定も全体の21%あり、50歳代の17%より多いのです。これは、
精神障害の認定にあたっては、
時間外労働の他に心理的負荷を考慮している
からで、例えば「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」場合や
「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」場合、「セクシャルハラスメントを
受けた」場合などは比較的高い率で労災認定されています。
今年の12月にはストレスチェック制度が義務化されます。
長時間労働や心理的負荷に対する世の中の目がさらに厳しくなり、事業所側の
安全管理責任も重くなっています。
以前は個人の責任として片づけられていたものが事業所側に責任が生じること
も出てきています。十分な対策が求められる時代になりました。
◆◇◆
人事戦略研究所 吉田 幸司 プロフィール ◆◇◆
【
http://www.ecg.co.jp/about/yoshidakouji.php?mm=496】
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当メルマガの執筆陣の著書です。是非ご一読下さい!
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『知って得する年金・税金・
雇用・
健康保険の基礎知識 2015年版』
榎本恵一、渡辺峰男、吉田幸司、林充之共著
http://www.ecg.co.jp/topics/2015.php?mm=496
★『実践 ワーク・ライフ・ハピネス』
榎本恵一、阿部重利共著 藤原直哉監修
http://www.ecg.co.jp/topics/post_53.php?mm=496
★『社長、ちょっと待って!!それは労使トラブルになりますよ!』
榎本恵一、谷原誠、吉田幸司、渡辺峰男共著
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★『経営コーチ入門 経営者をサポートする』
榎本恵一、伊地知克哉、林 充之共著
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編集後記 副編集長 塩田 剛也
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
いつも当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
先日友人から聞いた話ですが、周りの先輩・後輩がどんどん
退職していって
いるとのことでした。
営業成績が全体的に悪くなっている中、個人に対してかなりプレッシャーを
掛けている。また、長時間労働を強いられる傾向になっており、
夏休み日数が短縮され営業日数も増える、という状況になっているそうです。
束縛が強くなり、上の目を気にしてばかりで神経が磨り減り、
大半の人にとって仕事が楽しくない状況になっているようです。
何に楽しみを見出すかは人それぞれです。
色々なことができる世の中、選択肢が多いからこそ、
仕事以外に楽しみを見出す人が大半なのは当然のことではないでしょうか。
業績を改善したい経営陣と、現場で働く
従業員との意識の乖離が現れた
結果、現在のように
退職が相次いでいるのだと思います。
話は変わりますが、ギリシャで緊縮政策に関する是非を問う
国民投票が行われました。
ご存知のとおり、結果は反対が多数となっています。
緊縮策の中には
消費税の軽減税率撤廃も含まれていました。
たしかに、税率を上げてしまえば税収は上がるかもしれません。
ですが、そこで暮らす人々にとって
消費税の増税は死活問題になりかねます。
目先の数字や、実現不可能な策を考えても足元の状況を見誤ってしまえば
成果は得られないのではないでしょうか。
それが企業なのか国なのか、
それとも数人のグループなのか、規模は関係なさそうです。
全員が同じ方向を向けるかどうかが大事ですね。
その点、中小企業のように社長のパワーを間近で感じられる組織は
強いエネルギーを産み出す可能性が強いのではないでしょうか。
そういった強みを意識しながら、改めて仕事について考えてみたいと
思います。
次号、第497号は7月13日(月)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!
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過労死等の労災補償状況 社会保険労務士 吉田 幸司
編集後記 副編集長 塩田 剛也
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過労死等の労災補償状況 社会保険労務士 吉田 幸司
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去る6月25日、厚生労働省から「平成26年度過労死等の労災補償状況」という
統計が発表されました。これは、脳・心臓疾患を原因とする労災補償と精神
障害を原因とする労災補償の平成26年度の実績をまとめたものです。
これによると、脳・心臓疾患による労災の請求件数は全国で763件、うち労災
補償の支給決定がされたものは277件(43.5%)で、請求件数、支給決定件数、
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特徴的なこととして、脳・心臓疾患の労災認定と時間外労働の長さの関連性が
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0件なのに対して、60時間以上80時間未満になると20件の認定がされています。
明らかに時間外労働との関連を意識した認定になっています。
精神障害の労災認定状況は、支給申請1456件、支給決定497件(38.0%)で
どれも平成25年度より平成26年度の方が高くなっています。
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要因を認めている点です。統計を見ると、月の時間外労働が20時間未満でも
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からで、例えば「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」場合や
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安全管理責任も重くなっています。
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