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決算賞与の決め方は?

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015/11/02(第626号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】-財務アプローチで強い会社を作る
■□    
■□  ”業績をアップするには、まずは会計から変えよう!”
■■        http://www.tm-tax.com/
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 皆様、おはようございます。
 税理士の北岡修一です。

 11月に入りました。
 あっという間に今年もあと2か月ですね...。
 
 年末というのは、決算でなくても一区切りつけようという気に
 なってきます。

 あと今年やるべきこと、是非改めてあげてみて、それを確実に
 実行していきましょう!


 ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いい
 たします。 
 
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■□  決算賞与の決め方は?
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●皆様の会社では、決算賞与を出されているでしょうか?

 従業員モチベーションを上げるためにも、決算賞与を出して
 いる会社は多いのではないでしょうか。

 全員で頑張った結果、会社の利益が目標以上になれば、大入り
 袋みたいなもので、決算賞与を出すのは組織の求心力を高める
 ためにも、いいのではないかと思います。


●ただ、決算賞与をどのくらいのレベルにするか、どのように
 決めるか、というのはよく考えておいた方がよいです。

 よく利益三分法などと言って、利益を1/3ずつ分配しようと
 いう考え方があります。

 その分配対象となる三者とは、社員と株主と会社のことです。


●社員とは、従業員役員に対して賞与で支払うということです。

 株主には、配当金で支払うことになります。

 中小企業の社長は役員でもあり、大株主でもあるので、どちら
 で考えるのかは、それぞれの会社が考えればいいことです。

 そして、最後の会社というのは、内部留保をするということです。


●基本的には税引後利益を分配する、ということですが、社員の
 賞与損金になって税金が減りますので、うまくは1/3には
 なりませんが...。

 なるほど、論理的だなと思うかも知れませんが、注意することは
 多いですね。必ずしもこれを鵜呑みにしてやらない方がいいです。


●まず1つは、会社がまだしっかりした財務基盤ができていない
 ときは、まずは何よりも会社への分配を増やすことが重要です。

 すなわち、内部留保に重点を置く、ということです。

 内部留保もしっかりできていないのに、決算賞与配当を多くす
 るというのは、見栄えだけ気にしているようなものです。

 まずはしっかり会社の財務基盤を安定させることが、社員や株主
 を守っていくことであり、彼らの将来の利益にもつながっていく
 ことになるのです。


●さらに、利益の1/3を社員に配分するとした場合、社員の人数
 によっては、ものすごく高い決算賞与になってしまう場合があり
 ます。

 利益率の高い会社や、特需的な利益があった場合、想定していた
 賞与などよりも極端に多くなってしまうこともあります。

 これは決して社員のためにはならない可能性もあります。
 会社にとっても良くないかも知れません。

 高い賞与を機に、会社を辞めてしまう人がいるかも知れません。
 また、毎期所得が大きく変動してしまう可能性もあります。


決算賞与の決め方は難しいですが、たとえば次のような方法が
 お奨めです。

 1つは目標利益を上回ったら、上回った分の○%を決算賞与
 する方法です。

 またもう1つは、利益の水準に応じた支給率(基本給の○か月
 分など)を、決めておき表にしておくことです。

 これであれば、大きくブレることはありません。


●儲かったらできるだけ多く社員に支給してあげたい、というの
 は、とてもいいことだと思います。

 ただし、それによる反動や、あまりにも想定外のことが起こら
 ないようにしておくことが大事です。
 

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<編集後記> 
 
 個人番号はまだ来ませんが、会社番号は来ましたね。当社の番号
 はとても覚えやすい番号でした。法人番号公表サイトも既にでき
 ているので、検索してみると出てきます。皆さん、やってみまし
 たか?是非、まずは自社を検索してみてはいかがでしょうか?
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