『
総務の森』コラムをご覧のみなさま
こんにちは!
合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。
プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
→
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/
本コラムでは、弊社Facebookページに公開した記事(2016年2月3日
投稿)の一部を改変してシェア差し上げます。 今回のタイトルに
興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てください。
<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
なお、システム上、本コラムでご紹介できない『画像』などを含
めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>
============================================================
■狙い撃ちや効率追求ばかりで『知的偏食』に陥っていませんか?
●まだ、「情報量 = 力」ですか?
私は、企業研修であれ、一般公開セミナーであれ、参加者からたく
さん質問していただくよう促しています。(※1)
そうしていると、参加者からいただく質問で、質問者の慣れ親しん
だ考え方や学習姿勢にはどういうものがあるのか?が、徐々に明ら
かになってくる場合があります。
例えば、考えずにすぐに「正解は何ですか?」といった質問をする
人からは、「自分の頭で考えない(あれこれ考える事はムダで、教
えてもらった方がムダがない)」という傾向や、「早く、記憶すれ
ばよい情報が欲しい」「状況によらない、普遍的な正解があるに違
いない」といった考え方が伝わってきます。
一方、「今の話を、私は○○と解釈したのですが、△△の場合にそ
れをどう適用すればよいかがわからなくて…」といった表現や、
「これまでは○○だという風に理解していたのですが、今紹介され
たアプローチは、どういった場面でどんな便益があるのでしょうか?
」などというのであれば、「今の自分にできるところまではやって
みた」「自分が知っている考え方と違うが、受け入れるべきところ
があれば取り入れていきたい」という姿勢が伝わってきます。
そして、私の限られた経験からでしかありませんが、「得られる情
報量が多いことが大切だ」という考えの持ち主、学校教育の延長で
「正解は何ですか?」といった質問をする人たちが、未だに多いこ
とに驚いています。
誰もがさまざまな情報・知識を入手しやすくなってきており、また
実際に、目的達成や問題解決に向けて自分たちで情報や知識の入手
をするようになってきている状況にもかかわらず、例えばコンサル
タントのように人々から相談を受ける側の人々の間ですら、「情報
量 = 力」という考え方の人、「研修 = 情報や知識を得る場」と
いう考え方の人が多いように感じています。
▼「情報量 = 力」という考え方の人は、「知らない」という状態
を「恐れ」の源泉と見なします。 「知らない」と「不安」で仕方
がありません。
▼さまざまなリソース(知識はもちろん、ITスキルであれ人脈で
あれ、目的達成や問題解決に役立つあらゆる資源)を適切に活用す
る「知性」を身につけた人は、「知らない」という状態(…よくあ
る状態のひとつ)を必要以上に恐れることはありません。 むしろ、
「楽しむ」ことすらあります。
クライアントさんが持ちかけてくる本業に関する相談では、クライ
アントさんの方がその業界内のことについて詳しいことが多くて当
たり前なのに、「クライアントに負けないよう、情報や知識を仕入
れておかなければ!」と頑張っていらっしゃるコンサルタントは、
努力の方向性が適切なのだろうか?と疑問に思います。
これまでもご紹介してきている『協創対話』ができることや、専門
家であるクライアントに有益な『視点変更』を促すことなどの方が、
よっぽど大切ではないでしょうか?
ニューズレター第174号では、「スキルのレパートリーを増やすよ
うな戦術的アプローチが有効な『技術的な問題』と、『自ら』を適
切に変更していくことが求められる『適応を要する問題』を区別し
て対応することが大切」とも書いておりました。
▼「今の自分の能力のままで、情報・知識だけ得られれば、目的達
成・問題解決が可能である」という考え方で参加するのが良い研修
と、
▼「目的達成・問題解決に向けて、入手可能なリソースを効果的に
活用する能力を身につけるためのヒントを得る」という考え方で参
加するのが良い研修
は、区別しなければならないのではないでしょうか?
あなたは、『研修の活用方法』について、どのような考えをお持ち
ですか?
●ひ弱な学習で、グローバルに活躍できるタフな人財は育たない!
「正解は何ですか?」といった種類の質問が多い人たちに話を聴く
と、『無駄をしたくない』と言います。 これは、表現を変えると…
▼『事前に学べるとわかっていることだけに意識を向けている』
→視野が狭く、『想定外の学び』を逃してしまっている!
▼『わかったつもり』を助長する『至れり尽くせりの教材』が好き
→自分なりに、情報や知識を関連付けたり統合したりする『プロ
セスを通して』理解が深まるのを忘れている。(…研修講師のよ
うな他者がまとめたコンテンツは、あくまでも、他者の理解に役
立ったものでしかありません。)
▼無意識のうちに、『インベンション(発明)やイノベーション
(創新普及)を生み出しづらい、優秀なフォロワー』を目指してい
る
→発想がつまらない人の多くは、効率追求 "ばかり" しているよ
うに感じています。 創造性豊かな、柔軟な発想をする際には、
『心の余裕、心の軽やかさ、遊び心』も大切です。
という側面が含まれているのではないでしょうか?
また、彼らの研修参加態度にも特徴があります。 例えば次のよう
なものがあります。
・理解がまだ充分ではないと思われる人たち(例えば、講師からの
質問に対して、ズレた回答をする人たち)を嫌悪し、演習で組むの
を避ける
・メモを取るなどして、相手の方に身体を向けて話を聴かないこと
が多い(…メモを取ること自体は悪くないと思います)
・相手を見ずに、視線を泳がせながら(自分と対話しながら)話す
着実に実力を高めていく人、何からでも学んでやろう!というバイ
タリティ溢れる人は、理解がまだ充分ではないと思われる人たちと
演習することへの抵抗も感じません。 むしろ、次のような関心を
持つようです。
▼ズレた回答をするのは、さっきの質問によって、本人の中で関連
する何か別の事柄が連想されて、自分なりに考えを進めたからでは
ないか? 質問に直接回答するよりも、そちらに関心が移ったとい
うことは、そちらの方をより重視している証拠ではないか? それ
は、どんなことなのだろう? 思ってもみなかったアイディアが得
られるかもしれないし、自分と異なる受け取り方をした人に話を聴
いてみたいものだ。 .... etc.
このような視点に立つと、『なぜ、できないヤツらのために自分の
時間を消費しなければならないのか?』という氣持ちが生じやすい
人は、(非常に忙しいなどの事情があるのでしょうが)『受け身の
思考体系で自分を守っている』のではないでしょうか?
私は、『ひ弱な学習で、グローバルに活躍できるタフな人財は育た
ない!』と考えています。
『日常生活や、自分とまったく異なる人々とのやり取りから学ぼう!
』とせず、『教材からしか学べない人』は、『偏食して不健康にな
っている』ように、私は感じています。
あなたの身の回りにも、『狙い撃ち』や『効率追求』ばかりで、
『知的偏食』に陥っている人はいらっしゃいませんか?
▼粉砂糖や強烈なスパイスなどで、表面的な華やかさを競うのでは
なく、『隠し味』のように、飽きの来ない深みを感じさせるものを
身につけていくことが大切なのではないでしょうか?
▼目立たないながらも着実に積み上げてきた学びの蓄積から生まれ
る、味というか匂いというか…そういったものが『独自の価値』を
創出できる逞しさにつながるのではないでしょうか?
▼『短期的視野の損得勘定』を忘れ、貪欲に『無用の用』(※2)
を重ねることによって初めて、難問に直面しても平常心で向き合え
る『逞しい底力』が培われていくのではないでしょうか?
▼近景(短期的視野の知識獲得)に終始するのではなく、時折、遠
景(長期的視野の能力向上)にも目を転じて、明るく伸び伸びと生
き抜いていくことが大切なのではないでしょうか
▼もし、「仕事に、余力を持って取り組めるようになりたい」ので
あれば、「自分をストレッチさせる」ための取り組みを、普段から
「日常生活に織り込んでおく」ことが有効なのではないでしょうか?
▼日常の、一見些細な出来事に思えるようなことからも学ぼうとす
る姿勢を保ち続けることによって身につけたものが、根深い自負心
や、逞しい実行力といった形で現れてくるのではないでしょうか?
さて今回は、「正解は何ですか?」といった種類の質問が多い人た
ちのように、「即効性の高い『情報収集』への関心は高いけれど、
実は、目先の評価や業績向上に直結しない『能力向上』に向けた
『地道で、粘り強い取り組み』(※3)は避けたい!という人」に
ついて、いくつかの角度から見てきました。
あなたは、『協創対話』ができるようになることや、「特定の分野
や状況の専門家であるクライアント」に有益な『視点変更』を促せ
るようになることにどれくらいの価値を見出しますか?
(中略)
※1 先日の記事:『知識のパーソナル化』+『コンテクスト重視』
+『相互啓発』
https://www.facebook.com/5W1H.LLC/posts/953210311426291:0 で
は、「『相互啓発が期待できない集合研修』は、実施しなくてよい
かもしれません」とも書いておりました。
※2 『無用の用』については、ニューズレター第117号をご参照
ください。
●専門分野「以外」で問題が生じる;日本人は「相互啓発」が弱い
http://5w1h.hatenablog.jp/entry/117 (ブログ版)
http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no117.pdf (PDF版)
今回の記事で用いた画像は、この『無用の用』をイメージしたもの
です。
※3 昔は『読み書きそろばん』という表現がありましたが、先日
のニューズレター第183号では、『21世紀型スキル』を紹介して
いました。
●『21世紀型スキル』は、既に修得済みですか?
http://5w1h.hatenablog.jp/entry/183 (ブログ版)
http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no183.pdf (PDF版)
ちなみに、今の小学生は、「四則演算」(+-×÷)を、(図形の
話などを途中に織り込みつつですが)小学校の1年生から4年生ま
でかけて学んでいるようです。
(後略)
============================================================
冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。
●弊社Facebookページ投稿記事(2016年2月3日投稿)
狙い撃ちや効率追求ばかりで『知的偏食』に陥っていませんか?
→
http://ow.ly/XS5Xy
以上、何か少しでも、『
総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。
お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!
高野潤一郎@
合同会社5W1H
P.S.1
●2月18日(木)~19日(金)
2月27日(土)~28日(日)
『『フレームワーク質問力(R)』
(…『コーチング学習プログラム』のモジュール1)
http://www.5w1h.co.jp/training/i/im.html
…「対人スキル」と「クリティカル・シンキング」の両方が同時に
学べるセミナーです。
●4つのモジュールを分割して受講可能です!
『
合同会社5W1H流コーチング学習プログラム』
http://www.5w1h.co.jp/training/i/clp.html
●2月21日(日)【 読書会 】教養醸成の会
http://www.5w1h.co.jp/learning/CGG.html
…『初参加割引』や、5回、10回の『セット割引』もあります。
2月のテキストは『
ストックホルムの密使』です。単発参加が可能
ですので、お氣軽にご参加ください♪
●その他、今後のイベント一覧です。
http://www.5w1h.co.jp/event.html
P.S.2
もし『図表』を用いた解説も多い弊社発信情報にご興味をお持ち
いただけたようでしたら、下記もご覧になってみてください。
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代表 高野 潤一郎 [ 博士(先端科学技術) ]
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そうしていると、参加者からいただく質問で、質問者の慣れ親しん
だ考え方や学習姿勢にはどういうものがあるのか?が、徐々に明ら
かになってくる場合があります。
例えば、考えずにすぐに「正解は何ですか?」といった質問をする
人からは、「自分の頭で考えない(あれこれ考える事はムダで、教
えてもらった方がムダがない)」という傾向や、「早く、記憶すれ
ばよい情報が欲しい」「状況によらない、普遍的な正解があるに違
いない」といった考え方が伝わってきます。
一方、「今の話を、私は○○と解釈したのですが、△△の場合にそ
れをどう適用すればよいかがわからなくて…」といった表現や、
「これまでは○○だという風に理解していたのですが、今紹介され
たアプローチは、どういった場面でどんな便益があるのでしょうか?
」などというのであれば、「今の自分にできるところまではやって
みた」「自分が知っている考え方と違うが、受け入れるべきところ
があれば取り入れていきたい」という姿勢が伝わってきます。
そして、私の限られた経験からでしかありませんが、「得られる情
報量が多いことが大切だ」という考えの持ち主、学校教育の延長で
「正解は何ですか?」といった質問をする人たちが、未だに多いこ
とに驚いています。
誰もがさまざまな情報・知識を入手しやすくなってきており、また
実際に、目的達成や問題解決に向けて自分たちで情報や知識の入手
をするようになってきている状況にもかかわらず、例えばコンサル
タントのように人々から相談を受ける側の人々の間ですら、「情報
量 = 力」という考え方の人、「研修 = 情報や知識を得る場」と
いう考え方の人が多いように感じています。
▼「情報量 = 力」という考え方の人は、「知らない」という状態
を「恐れ」の源泉と見なします。 「知らない」と「不安」で仕方
がありません。
▼さまざまなリソース(知識はもちろん、ITスキルであれ人脈で
あれ、目的達成や問題解決に役立つあらゆる資源)を適切に活用す
る「知性」を身につけた人は、「知らない」という状態(…よくあ
る状態のひとつ)を必要以上に恐れることはありません。 むしろ、
「楽しむ」ことすらあります。
クライアントさんが持ちかけてくる本業に関する相談では、クライ
アントさんの方がその業界内のことについて詳しいことが多くて当
たり前なのに、「クライアントに負けないよう、情報や知識を仕入
れておかなければ!」と頑張っていらっしゃるコンサルタントは、
努力の方向性が適切なのだろうか?と疑問に思います。
これまでもご紹介してきている『協創対話』ができることや、専門
家であるクライアントに有益な『視点変更』を促すことなどの方が、
よっぽど大切ではないでしょうか?
ニューズレター第174号では、「スキルのレパートリーを増やすよ
うな戦術的アプローチが有効な『技術的な問題』と、『自ら』を適
切に変更していくことが求められる『適応を要する問題』を区別し
て対応することが大切」とも書いておりました。
▼「今の自分の能力のままで、情報・知識だけ得られれば、目的達
成・問題解決が可能である」という考え方で参加するのが良い研修
と、
▼「目的達成・問題解決に向けて、入手可能なリソースを効果的に
活用する能力を身につけるためのヒントを得る」という考え方で参
加するのが良い研修
は、区別しなければならないのではないでしょうか?
あなたは、『研修の活用方法』について、どのような考えをお持ち
ですか?
●ひ弱な学習で、グローバルに活躍できるタフな人財は育たない!
「正解は何ですか?」といった種類の質問が多い人たちに話を聴く
と、『無駄をしたくない』と言います。 これは、表現を変えると…
▼『事前に学べるとわかっていることだけに意識を向けている』
→視野が狭く、『想定外の学び』を逃してしまっている!
▼『わかったつもり』を助長する『至れり尽くせりの教材』が好き
→自分なりに、情報や知識を関連付けたり統合したりする『プロ
セスを通して』理解が深まるのを忘れている。(…研修講師のよ
うな他者がまとめたコンテンツは、あくまでも、他者の理解に役
立ったものでしかありません。)
▼無意識のうちに、『インベンション(発明)やイノベーション
(創新普及)を生み出しづらい、優秀なフォロワー』を目指してい
る
→発想がつまらない人の多くは、効率追求 "ばかり" しているよ
うに感じています。 創造性豊かな、柔軟な発想をする際には、
『心の余裕、心の軽やかさ、遊び心』も大切です。
という側面が含まれているのではないでしょうか?
また、彼らの研修参加態度にも特徴があります。 例えば次のよう
なものがあります。
・理解がまだ充分ではないと思われる人たち(例えば、講師からの
質問に対して、ズレた回答をする人たち)を嫌悪し、演習で組むの
を避ける
・メモを取るなどして、相手の方に身体を向けて話を聴かないこと
が多い(…メモを取ること自体は悪くないと思います)
・相手を見ずに、視線を泳がせながら(自分と対話しながら)話す
着実に実力を高めていく人、何からでも学んでやろう!というバイ
タリティ溢れる人は、理解がまだ充分ではないと思われる人たちと
演習することへの抵抗も感じません。 むしろ、次のような関心を
持つようです。
▼ズレた回答をするのは、さっきの質問によって、本人の中で関連
する何か別の事柄が連想されて、自分なりに考えを進めたからでは
ないか? 質問に直接回答するよりも、そちらに関心が移ったとい
うことは、そちらの方をより重視している証拠ではないか? それ
は、どんなことなのだろう? 思ってもみなかったアイディアが得
られるかもしれないし、自分と異なる受け取り方をした人に話を聴
いてみたいものだ。 .... etc.
このような視点に立つと、『なぜ、できないヤツらのために自分の
時間を消費しなければならないのか?』という氣持ちが生じやすい
人は、(非常に忙しいなどの事情があるのでしょうが)『受け身の
思考体系で自分を守っている』のではないでしょうか?
私は、『ひ弱な学習で、グローバルに活躍できるタフな人財は育た
ない!』と考えています。
『日常生活や、自分とまったく異なる人々とのやり取りから学ぼう!
』とせず、『教材からしか学べない人』は、『偏食して不健康にな
っている』ように、私は感じています。
あなたの身の回りにも、『狙い撃ち』や『効率追求』ばかりで、
『知的偏食』に陥っている人はいらっしゃいませんか?
▼粉砂糖や強烈なスパイスなどで、表面的な華やかさを競うのでは
なく、『隠し味』のように、飽きの来ない深みを感じさせるものを
身につけていくことが大切なのではないでしょうか?
▼目立たないながらも着実に積み上げてきた学びの蓄積から生まれ
る、味というか匂いというか…そういったものが『独自の価値』を
創出できる逞しさにつながるのではないでしょうか?
▼『短期的視野の損得勘定』を忘れ、貪欲に『無用の用』(※2)
を重ねることによって初めて、難問に直面しても平常心で向き合え
る『逞しい底力』が培われていくのではないでしょうか?
▼近景(短期的視野の知識獲得)に終始するのではなく、時折、遠
景(長期的視野の能力向上)にも目を転じて、明るく伸び伸びと生
き抜いていくことが大切なのではないでしょうか
▼もし、「仕事に、余力を持って取り組めるようになりたい」ので
あれば、「自分をストレッチさせる」ための取り組みを、普段から
「日常生活に織り込んでおく」ことが有効なのではないでしょうか?
▼日常の、一見些細な出来事に思えるようなことからも学ぼうとす
る姿勢を保ち続けることによって身につけたものが、根深い自負心
や、逞しい実行力といった形で現れてくるのではないでしょうか?
さて今回は、「正解は何ですか?」といった種類の質問が多い人た
ちのように、「即効性の高い『情報収集』への関心は高いけれど、
実は、目先の評価や業績向上に直結しない『能力向上』に向けた
『地道で、粘り強い取り組み』(※3)は避けたい!という人」に
ついて、いくつかの角度から見てきました。
あなたは、『協創対話』ができるようになることや、「特定の分野
や状況の専門家であるクライアント」に有益な『視点変更』を促せ
るようになることにどれくらいの価値を見出しますか?
(中略)
※1 先日の記事:『知識のパーソナル化』+『コンテクスト重視』
+『相互啓発』
https://www.facebook.com/5W1H.LLC/posts/953210311426291:0 で
は、「『相互啓発が期待できない集合研修』は、実施しなくてよい
かもしれません」とも書いておりました。
※2 『無用の用』については、ニューズレター第117号をご参照
ください。
●専門分野「以外」で問題が生じる;日本人は「相互啓発」が弱い
http://5w1h.hatenablog.jp/entry/117 (ブログ版)
http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no117.pdf (PDF版)
今回の記事で用いた画像は、この『無用の用』をイメージしたもの
です。
※3 昔は『読み書きそろばん』という表現がありましたが、先日
のニューズレター第183号では、『21世紀型スキル』を紹介して
いました。
●『21世紀型スキル』は、既に修得済みですか?
http://5w1h.hatenablog.jp/entry/183 (ブログ版)
http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no183.pdf (PDF版)
ちなみに、今の小学生は、「四則演算」(+-×÷)を、(図形の
話などを途中に織り込みつつですが)小学校の1年生から4年生ま
でかけて学んでいるようです。
(後略)
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冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
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お役に立てることがあれば幸いです。
お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!
高野潤一郎@合同会社5W1H
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●2月18日(木)~19日(金)
2月27日(土)~28日(日)
『『フレームワーク質問力(R)』
(…『コーチング学習プログラム』のモジュール1)
http://www.5w1h.co.jp/training/i/im.html
…「対人スキル」と「クリティカル・シンキング」の両方が同時に
学べるセミナーです。
●4つのモジュールを分割して受講可能です!
『合同会社5W1H流コーチング学習プログラム』
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●2月21日(日)【 読書会 】教養醸成の会
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…『初参加割引』や、5回、10回の『セット割引』もあります。
2月のテキストは『ストックホルムの密使』です。単発参加が可能
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