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人財の条件:広い一般教養を磨かせる!

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       シリーズ「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」


     <第473回>[(第2-2話)「人財の条件:広い一般教養を磨かせる!」]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性に
ついて、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するた
めにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介してい
きます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事
担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】広い一般教養とは!
【3】共感の得られる人間を目指す!
【4】感情の理解力を磨く!
【5】編集後記

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会社に入りビジネスマンとして大成するためには、多くの人たちから共感を得ること
が大事だ。共感が得られれば自分の意見や提案がきっと支持される。意見や提案が支
持されないほど辛いことはない。

共感を得られる人は協力者が多くなる。そして人脈も構築することにも繋がっていく。
経験と年齢を積むと同時に管理職やプロジェクトリーダーを拝命するだろう。リーダ
ーシップを発揮できないと何をやるにもうまくいかない。メンバーが付いてきてくれ
ないからだ。

メンバーや一緒に仕事で関わる人たちの感情を理解することも必要だ。感情を理解で
きなければ場の空気も読めないから浮き上がってしまう。

知識や技術に長けていてもビジネスはうまくいくものではないと言うことをご理解い
ただきたい。失敗する人の多くは、人間関係の軋轢に押しつぶされる。そうならない
ように自分を助けてくれるのが人格も含めた「心の知能指数(EQ)」と言うことに
なる。

企業のパワーを倍増するためには、「広い一般教養」が絶対に必要だ。だがこのこと
に多くのビジネスマンは悩んでいる。そこで今回は「人財の条件:広い一般教養!」
について記事を書いてみる。



【1】心に刻んでおきたい言葉

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人と話をするときはその人のことを話題にするのが一番だ。相手が何かを話したら共
感を示す。そうすれば相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれるから仕事がうまく
いく。

       下山明央


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【2】広い一般教養とは!

教養とは字の通り解釈すれば、「教えて養うこと」と言うことになる。しかし単なる
知識・学識とは異なり、その国や地域の文化と絡めて創造した理解力や知識と言った
ほうが分かりやすいのではないかと思う。

思いやりやマナー、共感性、協調性、それらを醸し出すコミュニケーション力なども
教養の範疇になる。

例えばよく中国人のマナーが問題にされることがある。みんなが並んで順番を待つと
きでも中国人はわれ先で他人のことはお構いなしだ。しかも注意したぐらいでは直ら
ない。

飛騨高山のホテルに家内と泊まったときのことが思い出される。温泉に入るとき彼ら
は掛け湯をして体を洗ってから湯船に入るよう注意されていても守らない。タオルも
湯船の中で使う。レストランや売店でも集団で大声でわめき散らし、欧米人の観光客
も顔をしかめるがお構いなしだ。一人っ子で育ち、みんな小皇帝だから集団行動には
なじめない。そのような歪んだ文化の中で育ってきたのだ。

会社においても広い一般教養に欠けている人は多い。集団生活の中でもまれた経験が
ないのだろう。入社試験時の学力と面接で無難な受け答えができるかどうかで採用
決める人事部にも大いに問題があるように思う。



【3】共感の得られる人間を目指す!

共感とは、広辞苑によれば「人の考えや主張を、自分も全く同じように感じたり理解
したりすること。同感」とある。

人格のできている人は、どんなときでも穏やかに話す。反論されても興奮して大声を
出したりはしない。「分かります、分かります。貴重なご意見、ありがとうございま
す」とまずは肯定する。肯定しておいてから「しかし、こういう考えはどうでしょう
か」とYes-But法で柔らかく説明する。冷静に、誠実に、そして親密感を漂わせるの
だ。コンピテンシーの世界では「心の知能指数(EQ:Emotional Quotient」と呼ん
でいる。

決して「あなたの考えはおかしい」などと切り返したりはしない。決して相手に恥を
かかせてはいけないと言うことだ。そうすれば、相手はこちらの話したことに対して
悪感情は持たないだろう。

反対意見への対処を間違えなければ最後に「決」を取ってもほとんどの人は共感を示
してくれるはずだ。



【4】感情の理解力を磨く!

感情の理解は難しい。家族の心を読むことすら難しい。コンピテンシーの世界では
「個人的コンピテンシー」と「社会的コンピテンシー」に分けて考えることにしてい
る。

「個人的コンピテンシー」は「自己認識」、「自己統制」、「モチベーション」に分
類される。「自己認識」として、まず自分自身のことを知ることだ。自分のことだか
ら自分自身が一番よく知っていると思うかもしれないが、そうは問屋が卸さない。む
しろ関わりを持っている周囲の人のほうが自分のことをよく知っているのだ。

「自己統制」の効かない人は多い。些細なことで直ぐに切れる。そして暴言、暴力に
発展しがちだ。まず、自分を律することができるように心の修養が大事だ。

モチベーション」は人に高めてもらうものと考えている人も多いがそれは違う。自
分で高めるものだ。書物を読む、セミナーを受講するなどいろいろ手立てはあるはず
だ。

これら3つの個人的コンピテンシーがある程度成長して初めて次の「社会的コンピテ
ンー」が成長していく。

「社会的コンピテンシー」には「共感性」と「社会的スキル」がある。自分が話した
ことや行動したことに対して共感が得られ、第一印象もよくなる。そして強い味方に
なってくれるはずだ。

前述した「心の知能指数(EQ)」は仕事の成果に75%以上も貢献してくれることが
多くの学者の研究により、明らかになっている。そしてこの「心の知能指数(EQ)」
は広い一般教養が成長させてくれるのである。



【5】編集後記

会社で社員研修と言えば知識や技術中心になりがちだ。もちろん必要かつ重要ではあ
るが、「心の知能指数(EQ)」を磨くことはもっと重要だ。そのためには広い一般
教養を磨かせる必要がある。「人財は一日にしてならず」なのである。


=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



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コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp



次回に続く。


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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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