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シリーズ「企業のパワーを倍増させる
コンピテンシー<人財育成>!」
<第522回>(第4話)「「自分で考えてやれ」と突き放すリーダー!」
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】不満分子の動きを察知するための人財養成!
【2】JR九州の人財育成に学ぶ!
【3】「自分で考えてやれ」と突き放すリーダー!
【4】自責化志向の人はリーダーに向いている!
【5】編集後記
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企業のパワーを倍増させることに貢献する
コンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】不満分子の動きを察知するための人財養成!
【教訓】
世間では優良企業と目されているのに、会社や上司に不平・不満を持っている社員がいるものだ。そのような社員は会社を困らせてやろうと不祥事を企んでいるかもしれない。
「ローンウルフ的社員」や「インフォーマル組織」を注視し、情報収集して手を打ち、事件の発生を未然防止することが大事だ。
【本文】
会社の中を客観的に見渡してみてもらいたい。孤独で何を考えているのか分からないような「ローンウルフ(一匹狼)的社員」がいるものだ。
「インフォーマル(非公式)な組織」ができていて、インフォーマルなリーダーがその組織を仕切っていることも多い。
ローンウルフやインフォーマル組織がとんでもない事件を引き起こす例は多いのだ。
特に忠誠心の高い社員を「秘密の特命社員」として養成し、何食わぬ顔でローンウルフやインフォーマル組織の動きをキャッチして、極秘に報告してもらうことが大事だ。不穏な動きを予兆として把握できれば、とんでもない事件を未然に防止することが可能だ。
不満分子の中年社員が起こした農薬混入事件も未然に防止できたかもしれないし、数人のグループが冷蔵庫の食材の上で悪ふざけする写真を撮影してネット上にアップした事件も未然に防止できたかもしれないのだ。
【2】JR九州の人財育成に学ぶ!
【教訓】
会社は変化しながら変幻自在にサバイバルしていかなければならない。そのためには変化対応力のある社員をたくさん育成しなければならないのだ。
「ローマは一日にしてならず」だ。
【本文】
経営環境の激変に対応できずに退場していった会社は多い。会社は生き物だから栄枯盛衰はある。絶頂期にすでに衰退の芽が出始めているのだが、気付けないと言うか、気付こうとしない。
そして、気付いたときはすでに遅いのだ。
経営環境の変化のスピードは速い。だが、情報収集力と分析力のある会社は、とにかく手を打つのが速い。
例えば、JR九州では用事があって電車に乗るお客様はものすごいスピードで減少すると読んだ。そこで発想を変え、旅行者を集客することを考えた。しかも、旅行者が勝手に来たくなるような仕掛けをたくさん用意することに社運を賭けた。
さまざまな豪華車両を導入し、高級料理を提供し、ゆったりした時間を楽しんで頂く。旅行のお代は高いが、その代金に比例して感動分岐点はかなり高い。これらを企画、立案、実行できる人財がたくさん必要になる。
変化対応力のある社員を育成し続けることの大切さをJR九州から学んではどうだろうか。
【3】「自分で考えてやれ」と突き放すリーダー!
【教訓】
お伺い型の社員は老舗の会社に多いようだ。「課長、こんな問題が起きました。いかが致しましょうか?」とお伺いを立てにくる。
それにいちいち指示をするのが管理職の仕事だとでも思っているのだろうか。「自分で考えてやれ」となぜ突き放さないのだろうか。
【本文】
「部長、企画書ができました。目を通してください」と若い部下が書類を持ってきた。部長は「はい、OKですよ」と言うと若い部下は「まだ見ていないじゃないですか?」と。
「あなたの仕事振りをきちんと見てましたよ。だからOKです。先方に送りなさい。責任は私がとりますから」とさりげなく部長は言った。似たようなシーンがテレビCMにもあった。
だが上記のようなシーンは老舗の会社や官僚的な会社ではまずありえない。一字一句チェックしてダメダシして修正させる。こんなことだから社員はみんな「お伺い型」に成り下がってしまうのだ。だから仕事のフルコースを任せることのできる人財が育たないのだ。
「自分で考えてやれ」と突き放すべきだ。そうすればきっとただの人材が人財に育つ。考えてやる社員を育てることの大切さを感じて欲しい。
【4】自責化志向の人はリーダーに向いている!
【教訓】
仕事のできない人に限って原因を他のせいにする。自分は悪くないと主張して、いったい何になると言うのだろうか。
仕事のできる人は「自責化」で考えることを厭わない。リーダーになる要件を具備しているのだ。
【本文】
事件を起こして捕まった容疑者は、逮捕直後はほとんどの場合、容疑を否認する。「自分は何も悪くない、無実だ」と主張するわけだ。
会社で何か問題が起こったときも他責化で逃げようとする社員はたくさんいる。自分は悪くないと主張して一体何になると言うのだろうか。
自分に直接的な原因はなくとも自分にも責任の一端があると考える人も中にはいる。「なぜ気付いて教えてあげられなかったのだろうか?」とか「自分があの時アドバイスしておけば」などと考えてしまうのだろう。もちろん自分に直接的な原因があれば、正直に名乗り出る。
原因自分説、つまり「自責化」で物事を考える人は、人々からの信望も厚く、リーダーの要件を具備している。「このリーダーありて、この部下あり」だ。職場のパフォーマンスはどの職場よりも高いからみんな元気溌剌と仕事に励む。
【5】編集後記
業績のよい会社では、全ての社員が考えて仕事をする。いや、そのように教育訓練されているのだ。いつしか、考えて仕事をすることが「社風」になった。仕事に対する改善意欲が高いから、次々社員のアイディアで改善されていく。
提案制度があっても思うように提案が出てこない会社もあるが、考えてやることが「社風」になっている会社では提案のネタ切れはありえない。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
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3223898301@jcom.home.ne.jp
次回に続く。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】不満分子の動きを察知するための人財養成!
【2】JR九州の人財育成に学ぶ!
【3】「自分で考えてやれ」と突き放すリーダー!
【4】自責化志向の人はリーダーに向いている!
【5】編集後記
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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】不満分子の動きを察知するための人財養成!
【教訓】
世間では優良企業と目されているのに、会社や上司に不平・不満を持っている社員がいるものだ。そのような社員は会社を困らせてやろうと不祥事を企んでいるかもしれない。
「ローンウルフ的社員」や「インフォーマル組織」を注視し、情報収集して手を打ち、事件の発生を未然防止することが大事だ。
【本文】
会社の中を客観的に見渡してみてもらいたい。孤独で何を考えているのか分からないような「ローンウルフ(一匹狼)的社員」がいるものだ。
「インフォーマル(非公式)な組織」ができていて、インフォーマルなリーダーがその組織を仕切っていることも多い。
ローンウルフやインフォーマル組織がとんでもない事件を引き起こす例は多いのだ。
特に忠誠心の高い社員を「秘密の特命社員」として養成し、何食わぬ顔でローンウルフやインフォーマル組織の動きをキャッチして、極秘に報告してもらうことが大事だ。不穏な動きを予兆として把握できれば、とんでもない事件を未然に防止することが可能だ。
不満分子の中年社員が起こした農薬混入事件も未然に防止できたかもしれないし、数人のグループが冷蔵庫の食材の上で悪ふざけする写真を撮影してネット上にアップした事件も未然に防止できたかもしれないのだ。
【2】JR九州の人財育成に学ぶ!
【教訓】
会社は変化しながら変幻自在にサバイバルしていかなければならない。そのためには変化対応力のある社員をたくさん育成しなければならないのだ。
「ローマは一日にしてならず」だ。
【本文】
経営環境の激変に対応できずに退場していった会社は多い。会社は生き物だから栄枯盛衰はある。絶頂期にすでに衰退の芽が出始めているのだが、気付けないと言うか、気付こうとしない。
そして、気付いたときはすでに遅いのだ。
経営環境の変化のスピードは速い。だが、情報収集力と分析力のある会社は、とにかく手を打つのが速い。
例えば、JR九州では用事があって電車に乗るお客様はものすごいスピードで減少すると読んだ。そこで発想を変え、旅行者を集客することを考えた。しかも、旅行者が勝手に来たくなるような仕掛けをたくさん用意することに社運を賭けた。
さまざまな豪華車両を導入し、高級料理を提供し、ゆったりした時間を楽しんで頂く。旅行のお代は高いが、その代金に比例して感動分岐点はかなり高い。これらを企画、立案、実行できる人財がたくさん必要になる。
変化対応力のある社員を育成し続けることの大切さをJR九州から学んではどうだろうか。
【3】「自分で考えてやれ」と突き放すリーダー!
【教訓】
お伺い型の社員は老舗の会社に多いようだ。「課長、こんな問題が起きました。いかが致しましょうか?」とお伺いを立てにくる。
それにいちいち指示をするのが管理職の仕事だとでも思っているのだろうか。「自分で考えてやれ」となぜ突き放さないのだろうか。
【本文】
「部長、企画書ができました。目を通してください」と若い部下が書類を持ってきた。部長は「はい、OKですよ」と言うと若い部下は「まだ見ていないじゃないですか?」と。
「あなたの仕事振りをきちんと見てましたよ。だからOKです。先方に送りなさい。責任は私がとりますから」とさりげなく部長は言った。似たようなシーンがテレビCMにもあった。
だが上記のようなシーンは老舗の会社や官僚的な会社ではまずありえない。一字一句チェックしてダメダシして修正させる。こんなことだから社員はみんな「お伺い型」に成り下がってしまうのだ。だから仕事のフルコースを任せることのできる人財が育たないのだ。
「自分で考えてやれ」と突き放すべきだ。そうすればきっとただの人材が人財に育つ。考えてやる社員を育てることの大切さを感じて欲しい。
【4】自責化志向の人はリーダーに向いている!
【教訓】
仕事のできない人に限って原因を他のせいにする。自分は悪くないと主張して、いったい何になると言うのだろうか。
仕事のできる人は「自責化」で考えることを厭わない。リーダーになる要件を具備しているのだ。
【本文】
事件を起こして捕まった容疑者は、逮捕直後はほとんどの場合、容疑を否認する。「自分は何も悪くない、無実だ」と主張するわけだ。
会社で何か問題が起こったときも他責化で逃げようとする社員はたくさんいる。自分は悪くないと主張して一体何になると言うのだろうか。
自分に直接的な原因はなくとも自分にも責任の一端があると考える人も中にはいる。「なぜ気付いて教えてあげられなかったのだろうか?」とか「自分があの時アドバイスしておけば」などと考えてしまうのだろう。もちろん自分に直接的な原因があれば、正直に名乗り出る。
原因自分説、つまり「自責化」で物事を考える人は、人々からの信望も厚く、リーダーの要件を具備している。「このリーダーありて、この部下あり」だ。職場のパフォーマンスはどの職場よりも高いからみんな元気溌剌と仕事に励む。
【5】編集後記
業績のよい会社では、全ての社員が考えて仕事をする。いや、そのように教育訓練されているのだ。いつしか、考えて仕事をすることが「社風」になった。仕事に対する改善意欲が高いから、次々社員のアイディアで改善されていく。
提案制度があっても思うように提案が出てこない会社もあるが、考えてやることが「社風」になっている会社では提案のネタ切れはありえない。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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