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シリーズ「企業のパワーを倍増させる
コンピテンシー<リーダーシップ>!」
<第532回>(第7話)「成果が上がるようにマネージするのが課長の任務!」
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。
きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】不祥事の
再発防止の「解」は現場が握っている!
【2】自分の評価を気にする人は成長が速い!
【3】ペエペエのうちからリーダーシップ力を磨く!
【4】成果が上がるようにマネージするのが課長の任務!
【5】編集後記
===========================
企業のパワーを倍増させることに貢献する
コンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】不祥事の
再発防止の「解」は現場が握っている!
【教訓】
毎週のようにお詫び記者会見が繰り広げられている。お詫び記者会見に臨んだ責任者は「管理を強化して
再発防止を図ります」などと締めくくる。
だが、管理だけ強化しても社員の意識が変わらなければいずれ
再発することになっている。
【本文】
不祥事のたびに社長のクビが飛ぶが、現場の社員はどんな気持ちで退場していく社長の姿を見ているのだろうか。
Tゴム工業がいい例ではないかと思う。建材の性能偽装、免震ゴムの性能偽装、防振ゴムの性能偽装。社員向け
コンプライアンス研修後におもむろに「実は・・・」と中間管理職が隠蔽していた不祥事を告白しに来る。
経営者の
再発防止の決意表明など現場の社員は意に介さないのはなぜなのだろうか。
経営者のリーダーシップ力が弱く、会社全体の意識改革が思うように進まない。経営者の苦悩が現場の社員と共有されなければ、現場の社員は「社長さん、お手並み拝見」とばかりに傍観するだけに終わってしまう。
再発防止の「解」は現場の社員が握っており、経営者が社員と胸襟を開いて対話すればその「解」は見えてくるはずだ。
【2】自分の評価を気にする人は成長が速い!
【教訓】
選手に面と向かって叱ったり褒めたりする監督がいた。激情型の故星野監督が該当すると思う。一方、メディアに向かって小言を言ったり褒めたりする監督もいた。ノムさんが該当すると思う。
選手の成長にはノムさん流がなぜか効果的だった。
【本文】
選手はミスをしたら怒鳴られるのは覚悟の上だが、ヒーロー的働きをしたら褒められることを期待するだろう。勝利後にヒーローインタビューを受けるのだが監督の評価もおおいに気に掛かるわけだ。
翌日のスポーツ新聞を見るのが嫌だと思う選手もいれば、早く見たいと思う選手もいる。ミスをした選手は新聞など見たくもないだろう。
ノムさんは選手を直接叱ったり、褒めたりはせず、監督インタビューでいろいろコメントを発信するのが得意だった。
「何年プロで飯を食っているのか、あんなミスをするとは草野球並みだ。大事な場面ではもう使えない」などとぼろくそに言う。
一方、ヒーローに対しては「彼は普段の練習からして誰にも負けない努力している。努力は裏切らない。他の選手も見習ってほしい」などと褒めちぎる。
自分に対する監督の評価を知って一層頑張る選手は成長が速いのである。
【3】ペエペエのうちからリーダーシップ力を磨く!
【教訓】
自分の仕事を一日も早くマスターするように努力することが大事だ。だが仕事をマスターしただけで長いビジネスマン人生が成功するわけではない。
リーダーシップ力を磨いて、いつ部下を持たされてもやっていけるように自分を磨いておくことだ。
【本文】
近年管理職になることを望まないビジネスマンが増えているそうだ。常日頃から上司の苦悩振りを見て知っているからなのだろうか。
多様性のありすぎる部下ばかりで一筋縄ではいかないからストレスばかりが溜まる。上からはプレッシャー、下からもプレッシャーで板ばさみだから嫌になるわけだ。
ビジネスマンは、ペエペエのうちから
コンピテンシーを磨いて高めておくことが重要になる。例えば情報収集力とその活用力、物事に対する観察力と分析力、判断力と決断力、先見性やひらめき、鋭い勘などを鍛えておくことだ。
そうすればいつリーダー的役割を命じられても、あるいは課長に抜擢されても恐れることはない。
そう、そう、まだ足りないものがある。「ど根性」も身に付けておくことだ。
【4】成果が上がるようにマネージするのが課長の任務!
【教訓】
みんな頑張ってはいるのにちっとも成果が上がらないことはよくあるものだ。まとまりがないからだと思う。
部下に目的意識を持たせ、強烈な達成意欲を持たせるのが課長の任務なのだ。
【本文】
打線が活発なのにどのピッチャーも打ちのめされ、結局最後は負けだ。久しぶりにピッチャーが最小失点に抑えたのに打線が振るわず点が獲れない。
埼玉西武ライオンズの試合はこのようなパターンばかりが多かったが、監督が替わった昨シーズンからいい方向に変わってきた。選手たちは優勝と言う目的意識をもち、強烈な達成意欲を示すように変化したのだ。
部下は頑張っているのに「課」としての成果が上がらないことが多い。下手をすると課長のクビが飛ぶかもしれない。
何をやる場合にも部下たちに目的意識を持たせなければならない。個々の部下のタスクを明確にし、強烈な達成意欲を持たせるように鼓舞することだ。
そうすることで部下たちの目の色が変わり、次々タスクが遂行されるようになり、「課」としての成果が上がるようになる。
【5】編集後記
サッカーワールドカップロシア大会を前にして西野ジャパンの評価は低かった。予選リーグでの他の3チームは格上ばかりで、しかも直前の強化試合でも負けが込んでいた。直前の監督交代で選手たちの動揺もあったろう。
だが、本番になって実力以上の力を発揮し決勝トーナメントに進出できたのは西野監督のリーダーシップ力と監督の采配を信じて精一杯任務を遂行した選手たちの頑張りによるものだった。組織力は全てリーダー次第なのだ。
次回に続く
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
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3223898301@jcom.home.ne.jp
次回に続く。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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【1】不祥事の再発防止の「解」は現場が握っている!
【2】自分の評価を気にする人は成長が速い!
【3】ペエペエのうちからリーダーシップ力を磨く!
【4】成果が上がるようにマネージするのが課長の任務!
【5】編集後記
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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】不祥事の再発防止の「解」は現場が握っている!
【教訓】
毎週のようにお詫び記者会見が繰り広げられている。お詫び記者会見に臨んだ責任者は「管理を強化して再発防止を図ります」などと締めくくる。
だが、管理だけ強化しても社員の意識が変わらなければいずれ再発することになっている。
【本文】
不祥事のたびに社長のクビが飛ぶが、現場の社員はどんな気持ちで退場していく社長の姿を見ているのだろうか。
Tゴム工業がいい例ではないかと思う。建材の性能偽装、免震ゴムの性能偽装、防振ゴムの性能偽装。社員向けコンプライアンス研修後におもむろに「実は・・・」と中間管理職が隠蔽していた不祥事を告白しに来る。
経営者の再発防止の決意表明など現場の社員は意に介さないのはなぜなのだろうか。
経営者のリーダーシップ力が弱く、会社全体の意識改革が思うように進まない。経営者の苦悩が現場の社員と共有されなければ、現場の社員は「社長さん、お手並み拝見」とばかりに傍観するだけに終わってしまう。
再発防止の「解」は現場の社員が握っており、経営者が社員と胸襟を開いて対話すればその「解」は見えてくるはずだ。
【2】自分の評価を気にする人は成長が速い!
【教訓】
選手に面と向かって叱ったり褒めたりする監督がいた。激情型の故星野監督が該当すると思う。一方、メディアに向かって小言を言ったり褒めたりする監督もいた。ノムさんが該当すると思う。
選手の成長にはノムさん流がなぜか効果的だった。
【本文】
選手はミスをしたら怒鳴られるのは覚悟の上だが、ヒーロー的働きをしたら褒められることを期待するだろう。勝利後にヒーローインタビューを受けるのだが監督の評価もおおいに気に掛かるわけだ。
翌日のスポーツ新聞を見るのが嫌だと思う選手もいれば、早く見たいと思う選手もいる。ミスをした選手は新聞など見たくもないだろう。
ノムさんは選手を直接叱ったり、褒めたりはせず、監督インタビューでいろいろコメントを発信するのが得意だった。
「何年プロで飯を食っているのか、あんなミスをするとは草野球並みだ。大事な場面ではもう使えない」などとぼろくそに言う。
一方、ヒーローに対しては「彼は普段の練習からして誰にも負けない努力している。努力は裏切らない。他の選手も見習ってほしい」などと褒めちぎる。
自分に対する監督の評価を知って一層頑張る選手は成長が速いのである。
【3】ペエペエのうちからリーダーシップ力を磨く!
【教訓】
自分の仕事を一日も早くマスターするように努力することが大事だ。だが仕事をマスターしただけで長いビジネスマン人生が成功するわけではない。
リーダーシップ力を磨いて、いつ部下を持たされてもやっていけるように自分を磨いておくことだ。
【本文】
近年管理職になることを望まないビジネスマンが増えているそうだ。常日頃から上司の苦悩振りを見て知っているからなのだろうか。
多様性のありすぎる部下ばかりで一筋縄ではいかないからストレスばかりが溜まる。上からはプレッシャー、下からもプレッシャーで板ばさみだから嫌になるわけだ。
ビジネスマンは、ペエペエのうちからコンピテンシーを磨いて高めておくことが重要になる。例えば情報収集力とその活用力、物事に対する観察力と分析力、判断力と決断力、先見性やひらめき、鋭い勘などを鍛えておくことだ。
そうすればいつリーダー的役割を命じられても、あるいは課長に抜擢されても恐れることはない。
そう、そう、まだ足りないものがある。「ど根性」も身に付けておくことだ。
【4】成果が上がるようにマネージするのが課長の任務!
【教訓】
みんな頑張ってはいるのにちっとも成果が上がらないことはよくあるものだ。まとまりがないからだと思う。
部下に目的意識を持たせ、強烈な達成意欲を持たせるのが課長の任務なのだ。
【本文】
打線が活発なのにどのピッチャーも打ちのめされ、結局最後は負けだ。久しぶりにピッチャーが最小失点に抑えたのに打線が振るわず点が獲れない。
埼玉西武ライオンズの試合はこのようなパターンばかりが多かったが、監督が替わった昨シーズンからいい方向に変わってきた。選手たちは優勝と言う目的意識をもち、強烈な達成意欲を示すように変化したのだ。
部下は頑張っているのに「課」としての成果が上がらないことが多い。下手をすると課長のクビが飛ぶかもしれない。
何をやる場合にも部下たちに目的意識を持たせなければならない。個々の部下のタスクを明確にし、強烈な達成意欲を持たせるように鼓舞することだ。
そうすることで部下たちの目の色が変わり、次々タスクが遂行されるようになり、「課」としての成果が上がるようになる。
【5】編集後記
サッカーワールドカップロシア大会を前にして西野ジャパンの評価は低かった。予選リーグでの他の3チームは格上ばかりで、しかも直前の強化試合でも負けが込んでいた。直前の監督交代で選手たちの動揺もあったろう。
だが、本番になって実力以上の力を発揮し決勝トーナメントに進出できたのは西野監督のリーダーシップ力と監督の采配を信じて精一杯任務を遂行した選手たちの頑張りによるものだった。組織力は全てリーダー次第なのだ。
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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