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成果主義時代の衝撃

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 成果主義時代の衝撃

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コラム 成果主義時代の衝撃

 成果主義時代には、自己アピールができない人は損をします。自分のした仕事を正当に評価してもらうためには、何をどれだけやったのか、それがどれほど組織に貢献したのかを周囲にわからせる必要があるからです。成果主義は目に見える結果を重視します。しかし、結果が正当に評価されるためにはその結果の価値を正当に伝えておかないと、過小評価されることもあるのです。特にアピール上手な人が近くにいると評価者はアピール上手な人に惑わされることもあるのです。

 このような事例は今でもたくさんあります。自分の仕事を上手くアピールしていい評価を勝ち取る人と、自己表現が上手くなく結果の割に評価の低い人。本人の気付かないところで大きな差となっていることもあるのです。

 先日、入社後6カ月になる社員と役員との面接に立会うことになりました。この会社では恒例行事なのですが、当然面接を受ける側は、入社試験以来初めての役員面接です。面接時間は1人30分程度と短いものでしたが、その場でも、自己アピールの上手下手で評価に大きな差が出ました。年齢、職務はそれほど差がなくても、役員面接という自己アピールにうってつけの場で自分や自分の仕事をどれだけ上手く表現できるかは本人の将来に大きな影響を与えます。

 ある人は、将来の幹部候補と役員全員が評価したのに対して、別のある人は社員としての資質に問題ありと烙印を押されてしまったのです。入社6カ月といえば、その会社で求められる仕事能力にそれほど大きな差が出る時期ではありません。日常の仕事の流れをおよそ把握し、上司の指示内容や先輩社員の性格などがわかりかけてきた頃です。しかも、今回面接した社員の仕事は特殊性の低い仕事で、半年もすればほとんどの人が慣れてくる種類のものです。そのような状況で役員面接時に一方は幹部候補と言われ片や資質に問題ありと言われるのです。

 その差の原因は、面接時のしぐさ、言葉の強さ、態度、回答の明瞭さ等だったのです。面接時に自信を持って、質問に真正面から分かり易い発音で分かり易い言葉を遣って回答をし、自分の職務範囲を超えたところまで発言した人は、高評価を得ました。逆に、質問に対する答に明瞭さがなく、小さな声で自身なさげに応対する人は低評価になりました。やってることや回答の内容を比べてみるとさほどか変わりはありません。しかし、それを表現する時に、逃げ道を作るような言い方をすると、この社員は仕事に前向きに取組んでないと判断されがちです。そのことは、面接を担当した役員から社員にもその場で指摘されました。本人はそれがどういうことなのかわかっていない様子でしたので、こういう人は今後相当努力しないとかなり損をすることになるでしょう。

 評価は絶対評価、結果評価なのだから評価者の印象によって評価結果が左右されることはないように思いがちですが、仕事の任され方や昇進といった総合的な判断が要求される場面も組織内ではよくあります。このような時に、好印象の社員とそうでない社員では、前者がよりよい立場になりやすいことは紛れもない事実です。黙ってまじめに仕事をすれば誰かがそれに気付いてくれる等ということは、期待してはいけません。

 かといって、自分を過大に見せようと誇大PRするのもあまり得策とは言えません。アピールすることは重要ですが、誇大広告はすぐに見破られますし、仮にそのかいあって重要な立場に立ったとしても、それに見合った仕事ができなくれば結局本に戻されてしまいますし、元の立場より低いところに位置付けられることもあります。今後成果主義の浸透でさらにこの自己表現力は問われることになるでしょう。
 
 最近のトピックス
平成17年民間主要企業夏季一時金妥結状況について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/11/h1124-1.html
厚生労働省「法令等データベースシステム」定期データ更新
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平成17年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況
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賃金不払残業解消キャンペーン月間」における無料相談ダイヤル(11月23日)の相談受理結果
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/11/h1125-1.html

発行責任者 人事戦略研究所 代表 吉田幸司
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