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年金の保険料水準固定方式のお話

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    平成19年3月29日

   知った日から利益を生み出す社会保険労務管理

                          第113号
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みなさま、こんにちは。
『利益を生み出す社労士』のコエヅカです(^o^)丿


今回は、年金の保険料水準固定方式のお話です。


◆ 保険料水準固定方式


平成16年度の年金改正で、「保険料水準固定方式」が導入されました。


保険料水準固定方式」は、平成29年度まで年金保険料を毎年少しずつ引き
上げ、平成29年度以降は、平成29年度の保険料で固定し、その保険料およ
び積立金で給付額を賄う仕組みに変わった訳です。


従来は、年金給付を重視し、一定額の年金額を確保するため、5年毎の財政再
計算による賃金変動を加味した見直し、および途中の5年の間に関しては、物
価変動を反映し、年金の実質価値が下がらないように保険料も見直されてきま
した。


しかし、この方式では、物価や賃金が上昇した場合、保険料が際限なく引き上
げられ、個人、事業主とも負担出来なくなり、結局年金制度維持出来なくなる
こととなります。


そのため、年金制度を維持することを目的に、保険料は一定にしてその範囲内
で年金給付を考える形にして、年金の実質価値を維持するということを放棄せ
ざるを得なかった訳です。


さて、年金の受給権者平均余命は毎年伸びており、そのため、公的年金の受給
期間は毎年延びています。一方、少子化やパートタイマーの増加をはじめとす
る非正規の雇用の増加により、公的年金の被保険者(保険料負担者)は毎年減
少しています。


◆ マクロ経済スライド


こうした年金給付増加要因を抑制したり、年金給付を支える力の減少を毎年の
年金給付に反映し、保険料が固定しても年金給付が安定的に維持出来るように
調整率によって改定することが必要となります。これが「マクロ経済スライド
です。


すなわち、「マクロ経済スライド」は「保険料水準固定方式」と表裏一体をなす
ものです。


マクロ経済スライド」という表現は、難解な表現で、一般の方には分かり難い
でしょう。


私は「年金保険料負担者減少に伴う年金減額スライド」と言った方が分かりやす
いと思います。


簡単に言いますとこれからは、物価や賃金が上昇しても年金は原則として増加せ
ず、逆に物価や賃金が下がれば、それに比例して年金の支給額も減少することと
なったのです。


ポイントは、これからは年金額の実質的な価値が少しずつ減少していくことです。



次回はマクロ経済スライドの続きをお話します。お楽しみに。


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【編集後記】


3月22日に「紛争解決手続代理業務試験」の合格発表があり、無事合格すること
が出来ました。


この試験に合格し、全国社会保険労務士会連合会に登録すると「特定社会保険労務
士」を名乗ることが出来、一般の社会保険労務士では扱うことが出来ない、「個別
労使紛争のあっせん、調停代理人となることが出来ます。


最近は、労使紛争が個別化する傾向にあり、件数も増えていますが、その紛争の迅
速な解決を図るためにお役に立つことが出来るようになりました。


職場のトラブルでお悩みの経営者・管理者様は、お気軽にご相談下さい。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。コエヅカでした。


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