━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2007/07/16(第193号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】
■□ 財務アプローチで儲かる会社を作る
■□
http://www.tm-tax.com/mm-k.htm 購読者数 5,549名
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おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日はとてもいい天気ですね。台風一過、梅雨のジメジメした気候を
吹き飛ばし、一気に夏が来たような感じです。
休みの日、家にいるのがもったいない気がしますね。
午後から、どっか出かけようかな...
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
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■□
試算表をどのような姿にしたいか?
■■
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●前回は、「
試算表をよく見る。」ということを話しました。
では、よく見たら次はどうするのか?
見るだけで終わらせる、ということはないと思います。
それでは、何のために見たのかわかりません。
もちろん、次は「どのような姿にしたいのか?」を考えることです。
想像することです。
●難しいことはわからなくていいと思います。
まずは、問題と思う部分を改善しようと思うことです。
・
売掛金が、売上の2ヶ月分もあるので、せめて1ヶ月分以内に
減らしたい。
・
受取手形を、○年後には半分、△年後にはゼロにしたい。
・
短期貸付金は、基本的にはなくしたい。
・
固定資産が多いが、これらはできるだけ早く
費用化したい。
固定資産をなるべく計上しないようにできないだろうか?
・支払手形も時間をかけてやめていこう。そう言えば「裾切り法」
というのがあると、「実践!社長の財務」に書いてあったな。
・
賞与引当金を積んでいるけれど、これで足りるだろうか?
・無借金にするには、どうしたらいいだろうか?やはり売掛の
回収と貸付の回収だな...
・粗利率が低い。本当に正しいのか? ○○%は取らないといけ
ない。そうするためにはどうしたらいいか。
・
固定費は月○○○万円か...それをまかなうためには、やはり
月○○○○万円の売上が、コンスタントに必要だな。
・
経費削減できるものはないか? ○○費の□□はなくてもいいの
ではないか。
固定費は月額xxx万円に抑えたい。
などなど、B/S、P/Lをどのようにしていきたいのか、
これをいろいろ考えることです。
●できるだけシンプルに、スリムに、そして筋肉質の
試算表にしていく
ことです。
すなわち、無駄なものを削ぎ落としていく、軽い体質にして、
利益が出やすい体制、お金が回りやすい体制にしていくことです。
そういう
試算表にするには、どこをどう直していったらいいのか、
いろいろ考えてみることですね。
●B/Sの科目は、シンプルにできるだけ少なくしてください。
仮払金や立替金、
前渡金、貸付金、未収入金など、仮勘定はできるだけ
なくすようにしてください。
これらは管理の怠慢か、社長のルーズさによって発生してきていることが
多いのです。
●P/Lの科目は、内容がわかる程度に科目を細分化してもいいと
思います。
これは、P/Lを見て判断する、次の行動に結びつけるために、ある程度
内容がわかる程度に細かくないと、実効性がないからです。
●そして、B/S、P/Lの行き着くところは、B/Sの純
資産です。
B/Sの
資産と
負債の差、いわゆるネットの
資産が「純
資産」に残り、
P/Lの利益の蓄積が、
剰余金として「純
資産」に貯まっていきます。
したがって、
試算表を良くしていく最終ターゲットは、この「純
資産」
を増やすことなのです。
この純
資産は、自己
資本とも呼ばれ、したがって、自己
資本の額を多くし、
自己資本比率を高めていくことが、
試算表の見直しの目標となるのです。
●こういうことを毎月やっていくと、本当に
試算表は良くなっていきます。
よく見て、考えて、そして次は行動ですね。
来週はこの行動について、考えてみたいと思います。
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■当社&本メルマガのミッション
●『真の
会計』を追求することにより、中小企業の成長・発展に貢献する
◆「
会計を良くすると、会社が良くなる!」
◆「数字を公開すると、会社が元氣になる!」
◆「税金を払わないと、内部留保が貯まらない!」
※これらのことを、中小企業社長に氣づいてもらい、より多くの中小企業
が、「強い会社」・「儲かる会社」・「継続する会社」になるために、
財務・
会計を中心に誠心誠意支援していく。
※是非、当社のHPもご覧ください。→
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◆本メルマガへの意見、質問、感想、ご相談など→
kitaoka@tmcg.co.jp
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【 発行 】東京メトロポリタン
税理士法人 http://www.tm-tax.com/
【 編集 】
税理士 北岡修一
kitaoka@tmcg.co.jp
【 住所 】東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4F
【 TEL 】03-3345-8991 【 FAX 】03-3345-8992
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<編集後記>
今日は連休で、朝からゆっくりしてしまいました。
(といっても起きる時間は、いつもと同じなのですが)
何だかんだ新聞を読んだり、本を読んだりしているうちに、こんな
時間になってしまいました。
メルマガがあるのはわかっているのですが、時間があるとついつい
後回しになってしまいますね。
常にギリギリという感じです。
でも、これは決していい姿ではないと思います。
ギリギリになれば確かに思った以上の力が出る。火事場の馬鹿力で
すね。
でもこれを余裕のある内から、追い込まれた位の気持ちでやる、
これができれば、さらにすばらしいのだと思います。
これは、京セラ創業者稲盛和夫氏が言う「土俵の真ん中で相撲を取る。」
という言葉から教わったことです。
是非、そのようにしていきたいと思ってはいるのですが。
(まだまだ、言葉だけが先行です....反省)
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では、よく見たら次はどうするのか?
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それでは、何のために見たのかわかりません。
もちろん、次は「どのような姿にしたいのか?」を考えることです。
想像することです。
●難しいことはわからなくていいと思います。
まずは、問題と思う部分を改善しようと思うことです。
・売掛金が、売上の2ヶ月分もあるので、せめて1ヶ月分以内に
減らしたい。
・受取手形を、○年後には半分、△年後にはゼロにしたい。
・短期貸付金は、基本的にはなくしたい。
・固定資産が多いが、これらはできるだけ早く費用化したい。
固定資産をなるべく計上しないようにできないだろうか?
・支払手形も時間をかけてやめていこう。そう言えば「裾切り法」
というのがあると、「実践!社長の財務」に書いてあったな。
・賞与引当金を積んでいるけれど、これで足りるだろうか?
・無借金にするには、どうしたらいいだろうか?やはり売掛の
回収と貸付の回収だな...
・粗利率が低い。本当に正しいのか? ○○%は取らないといけ
ない。そうするためにはどうしたらいいか。
・固定費は月○○○万円か...それをまかなうためには、やはり
月○○○○万円の売上が、コンスタントに必要だな。
・経費削減できるものはないか? ○○費の□□はなくてもいいの
ではないか。固定費は月額xxx万円に抑えたい。
などなど、B/S、P/Lをどのようにしていきたいのか、
これをいろいろ考えることです。
●できるだけシンプルに、スリムに、そして筋肉質の試算表にしていく
ことです。
すなわち、無駄なものを削ぎ落としていく、軽い体質にして、
利益が出やすい体制、お金が回りやすい体制にしていくことです。
そういう試算表にするには、どこをどう直していったらいいのか、
いろいろ考えてみることですね。
●B/Sの科目は、シンプルにできるだけ少なくしてください。
仮払金や立替金、前渡金、貸付金、未収入金など、仮勘定はできるだけ
なくすようにしてください。
これらは管理の怠慢か、社長のルーズさによって発生してきていることが
多いのです。
●P/Lの科目は、内容がわかる程度に科目を細分化してもいいと
思います。
これは、P/Lを見て判断する、次の行動に結びつけるために、ある程度
内容がわかる程度に細かくないと、実効性がないからです。
●そして、B/S、P/Lの行き着くところは、B/Sの純資産です。
B/Sの資産と負債の差、いわゆるネットの資産が「純資産」に残り、
P/Lの利益の蓄積が、剰余金として「純資産」に貯まっていきます。
したがって、試算表を良くしていく最終ターゲットは、この「純資産」
を増やすことなのです。
この純資産は、自己資本とも呼ばれ、したがって、自己資本の額を多くし、
自己資本比率を高めていくことが、試算表の見直しの目標となるのです。
●こういうことを毎月やっていくと、本当に試算表は良くなっていきます。
よく見て、考えて、そして次は行動ですね。
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(といっても起きる時間は、いつもと同じなのですが)
何だかんだ新聞を読んだり、本を読んだりしているうちに、こんな
時間になってしまいました。
メルマガがあるのはわかっているのですが、時間があるとついつい
後回しになってしまいますね。
常にギリギリという感じです。
でも、これは決していい姿ではないと思います。
ギリギリになれば確かに思った以上の力が出る。火事場の馬鹿力で
すね。
でもこれを余裕のある内から、追い込まれた位の気持ちでやる、
これができれば、さらにすばらしいのだと思います。
これは、京セラ創業者稲盛和夫氏が言う「土俵の真ん中で相撲を取る。」
という言葉から教わったことです。
是非、そのようにしていきたいと思ってはいるのですが。
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