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<第222回>(第28話)<パート上がりの社長ブックオフ編>

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          シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」

   <第222回>[(第28話)パート上がりの女性社長が現場力を変えたブックオフ!]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「パート上がりの女性社長が現場力を変えたブックオフ!」
1.ブックオフコーポレーションとは?
2.自給600円のパートが社長になるまでの軌跡!
3.現場力が会社を強くする!
4.棒グラフの倫理は無用!
5.現場の共感と支持を得ることの重要さ!
【3】今日のポイント

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平成18年6月24日の株主総会で、ブックオフの社長に就任したのが橋本真由
美氏、57歳でした。

現場力の大切さを常に主張し、自らもカイゼン活動に邁進してきました。「棒グ
ラフの倫理は無用」と唱える彼女が会社を引っ張っているのです。


【1】心に刻んでおきたい言葉

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売上げや利益だけではなく、どれだけやりがいを持ってやってくれるかが大切。
売上げや利益だけの“棒グラフの倫理”で会社を動かしていたら会社は崩壊して
しまう。

         橋本真由美

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【2】メルマガ本論

[(第28話)パート上がりの女性社長が現場力を変えたブックオフ!]


1.ブックオフコーポレーションとは?

1990年(平成2年)に神奈川県相模原市に現会長の坂本孝氏が設立した古本屋で
す。

現在の資本金は約25億円、直近の連結売上高は422億円で経常利益は約30億
円です。

経営理念は
事業活動を通じて地域社会への貢献
従業員の物心両面の幸福の追求
となっています。

特に「全従業員の物心両面の幸福の追求」は京セラの経営理念とそっくりです。
稲盛名誉会長の経営哲学を支持しているのでしょうか。


2.自給600円のパートが社長になるまでの軌跡!

二人の娘の教育費の足しにと自宅近くのブックオフ一号店でパートを始めました。
16年前のことで、橋本真由美氏40歳のときでした。

それ以来、現会長の坂本孝氏と二人三脚で会社の基礎を築いてきました。

今年6月24日の株主総会で社長になりました。周囲からは「私もパートですが、
元気が出ました」と言われると思わず「大役だがやるしかない」と気が引き締ま
ります。

書籍に関する深い知識が要求される古本屋業界にあって、一号店の社員は全員が
素人で、はっきり言って値段のつけ方すら分かりませんでした。パート仲間と一
緒に汚れ具合を見て売価を決める独自の方法を提案し、それが躍進のきっかけに
なりました。

捨てられる寸前の本が商品になって購入してもらえることにビジネスの面白さを
知ったのです。「買取り」という言葉をやめ「お売りください」と改めたあたり
に彼女の人間性を感じます。

出版社別ではなく、著者順に並べたら売れ行きがアップしました。アイディアを
次々打ち出したのです。

「店づくりは人づくり」が持論。社長になっても時間を見つけては店舗に立ち、
パートたちとの意見交換は欠かしません。

1997年、上場を目前に創業社長である坂本氏は、銀行などから三人を招聘し、会
社の体裁を整えました。売上げや利益だけで物事を判断する大企業の論理が持ち
込まれたのです。

しかし、橋本氏は、これに猛然と反対しました。このとき坂本氏は、橋本氏に社
長を託すことをきっと意識したのでしょう。


3.現場力が会社を強くする!

橋本氏は、現場のために昼夜を問わずがんばってきましたがその代表例が「橋本
学校」です。橋本氏が実施するミーティングをこう呼ぶのです。

「橋本学校」には、元気のない社員、やる気のない社員やアルバイトが集められ
ます。

「能力がないわけじゃないんだから」と深夜まで悩みを聞いてやり、励まし、奮
い立たせるのです。

取締役になってからも常に現場の声を代表し、「一生懸命がんばっている現場の
人がバカを見ないように」と主張し続けました。

例えば経営不振で閉めようという店舗があっても、「現場は死に物狂いでやって
いる。役員も動いてとほしい。店舗の家賃を下げるように交渉してほしい」と食
い下がりました。そして自らも店舗に立ち、三ヶ月で黒字浮上させたこともあり
ました。


4.棒グラフの倫理は無用!

「外部から招聘した人は現場を知らない。顧客との接点である現場を忘れたら企
業は滅びる」。これが橋本氏の思いです。

「売上げや利益は後からついてくるもの。現場の社員がどれだけ働きがいを持っ
てやってくれるかが大事。だから棒グラフの倫理は無用」というのです。

多くの会社では、棒グラフのボードが、社員のモチベーションをアップさせると
考え、社員の尻を叩く道具に使われていますね。皆さんはどう考えますでしょう
か。


5.現場の共感と支持を得ることの重要さ!

「橋本学校」しかり、「棒グラフ無用論」しかり。

橋本社長は現場主義。そして社員の悩みに耳を傾け、熱心に聞いて、励ます。奮
い立たない社員はいないのです。

現場の共感と支持を得れば鬼に金棒、橋本イズムの浸透でブックオフは躍進を続
けます。

(今回の参考文献:日経ビジネス2006年7月3日号、他)



【3】今日のまとめ

1.現場力のアップこそが会社を強くする源泉であること。

2.店づくりのためのカイゼンを常に進めることが業界を問わず重要であること。

3.「橋本学校」のような現場の人たちの悩みを聞き、励まし、奮い立たせる人
  間味あふれる施策が重要であること。

4.売上げや利益の棒グラフを示して叱咤激励すればモチベーションはアップす
  るという考えはもはや通用しなくなっていること。

コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp


【4】編集後記

余計なことですが橋本社長の弟がタレントの清水国明氏です。弟にCMで一役買
ってもらいました。

ご主人は既に定年退職、悠々自適の生活です。だが橋本社長は「がんばれるだけ
がんばりたい」と。人格コンピテンシーの磨き抜かれたパート上がりの女性社長
を応援したいと思います。

なお、ブックオフでは「学生ブックオフ」という制度があり、在学しながら社長
を務める学生を支援しています。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=


次回に続く


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発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/

(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから http://www.ss-net.com

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