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シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」
<第224回>[(第30話)高齢者に仕事の場を与え、
コンビニ工場を実現した加藤流人活経営!]
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「高齢者に仕事の場を与え、コンビニ工場を実現した加藤流人活経営!」
1.加藤製作所とは?
2.喜びから喜びを!
3.かじや学校!
4.土日はわしらのウィークディ!
5.365日稼動のコンビニ工場実現!
【3】今日のポイント
【4】編集後記
===========================
100人足らずの町工場。しかし加藤製作所はこれまで多くのマスコミに採り挙げ
られ、高齢者
雇用のモデル工場として各方面から表彰も受けてきました。
確かにモデルになるわけですが、形だけ真似ても実現することはできないでしょ
う。
なぜならば、加藤製作所の経営のフィロソフィ(哲学)も同時にモデルにして
学ばなければならないからです。
【1】心に刻んでおきたい言葉
***********************************************************************
喜びから喜びを。
加藤製作所経営理念
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【2】メルマガ本論
[(第30話)高齢者に仕事の場を与え、コンビニ工場を実現した加藤流人活経営!]
1.加藤製作所とは?
住所は岐阜県中津川市駒場。明治21年の創業ですから創業120年になります。
当時は村の鍛冶屋、「かじ幸」という屋号でした。創立は1954年(昭和29年)
ですから40周年を迎えたわけです。
代表取締役社長は加藤景司氏です。
資本金は2,000万円、直近の年商は16億円
強、社員数は94名です。
加藤製作所の技術は絞り加工、溶接、曲げが主たるものですが、その技術力の高
さには定評があり、大手家電、自動車、住宅関連のメーカーへ納入しています。
社員94名中実に32人はシルバー。つまり60歳以上の高齢者です。2002年4
月(平成14年)からチラシをまいてシルバー人財を募集し始めました。100人
以上も面接に集まったといいます。中には「チラシに60歳以上とあるが60
歳以下の間違いではないのか」という問い合せもありました。
働くって何だろう。生きるって何だろう。改めて考えさせられます。
2.喜びから喜びを!
加藤製作所の社是は「喜びから喜びを」。
「お客様、地域の皆様、そして家族や仲間の喜ぶ気持ち、それを自分たちの働く
原動力=喜びにしたい」という意味です。
企業の社会的責任(CSR)や
コンプライアンスなど難しいキーワードは使って
いませんが、とても心に響く社是だと思います。
社是を受けていくつかの基本方針を設定して実践していますが、その一つに「モ
ノづくりは人づくりから、教育を重視し、誇り高い人間集団を目指します」とあ
ります。
3.かじや学校!
絞り、溶接、曲げ加工も昔に比べれば、ずいぶん自動化が進んでいます。溶接ロ
ボットもありますし、曲げはNC(数値制御)ベンダーがあります。
したがってマニュアル化さえできていれば少しの教育訓練で誰でもできるとの錯
覚に陥りがちです。しかし、この技術は職人の世界。微妙なノウハウがあり、誰
でも高精度で作業できるわけではありません。
加藤製作所には何人もの人間国宝級の腕のいい職人がいます。彼らが講師になっ
て技術力を磨くのが「かじや学校」。
「モノ作りは人づくり、教育を重視する」という基本方針が実践されているので
す。腕前もさることながら人格
コンピテンシーも同時に磨いているのです。
4.土日はわしらのウィークディ!
最高齢者はT子さん、81歳。土日の午前11時、さっそうとバイクで会社へ、
そして食堂へ直行します。昼休みに社員に弁当を配り、お茶を出すのが彼女の主
な仕事。「元気?」と声をかけられた社員たちも彼女から元気をもらいます。
T子さんは53歳のとき夫が急死。子供は巣立って一人暮らし。夫のいない生活
はさびしい。人間関係復活と
遺族年金のほかにちょっぴりの余裕もほしかったの
です。
応募者100人に混じってT子さんは面接を受けました。
採用の通知を見てびっく
り、今は会社を明るくする役目もこなしています。
「土日はわしらのウィークディ」。今、37人の高齢者たちは元気に仕事をして
います。
5.365日稼動のコンビニ工場実現!
コンビには365日営業しています。加藤製作所もコンビニと同じように365日稼動
しています。これが実現できるのは高齢者の社員たちのお陰です。
T子さんは弁当配りとお茶だしに精を出しますが、工場
採用の高齢者は部品加工
の猛特訓を受けて高度な機械を操作します。自給は全員が800円。一年
契約で更
新していきますが実際は「辞めたくなるまで」が
雇用期間です。
労働時間も自分で選ぶことができる仕組みになっています。工場勤務の人は平日
も含めて一週間に28時間程度の人が多いといいます。T子さんは一日2時間。
「2時間が体にちょうどいい」とはT子さんの弁。
「高齢者一人を若い人何人で支える社会」。そもそもそういう発想自体が間違っ
ているのではないでしょうか。
「社会はみんなで参加し、助け合うもの」というのが加藤社長の考え方です。
(今回の参考文献:朝日新聞2004年9月24日号、他)
【3】今日のまとめ
1.工場には高価な機械・設備があり、
減価償却を考えると長時間稼動が好まし
いわけだが、残業を少なくして365日稼動という加藤製作所の考えは同じ効
果が期待できること。
2.高齢者に仕事の場を提供することで彼らの人生を豊にすることは、すばらし
い社会貢献であること。
3.「モノ作りは人づくり」という考えは松下幸之助翁の考えと共通しており、
社会から共感と支持が得られること。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
【4】編集後記
2002年の
総務省の調査によれば、週の
就業時間が35時間未満の男女は60~6
4歳で35%。65歳以上では47%になっています。
体力的な無理はきかないが、企業にとっても高齢者にとっても短時間
雇用はWin
Winの強い味方になることは間違いありません。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回に続く
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
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彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/
(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから
http://www.ss-net.com
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<第224回>[(第30話)高齢者に仕事の場を与え、
コンビニ工場を実現した加藤流人活経営!]
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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「高齢者に仕事の場を与え、コンビニ工場を実現した加藤流人活経営!」
1.加藤製作所とは?
2.喜びから喜びを!
3.かじや学校!
4.土日はわしらのウィークディ!
5.365日稼動のコンビニ工場実現!
【3】今日のポイント
【4】編集後記
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100人足らずの町工場。しかし加藤製作所はこれまで多くのマスコミに採り挙げ
られ、高齢者雇用のモデル工場として各方面から表彰も受けてきました。
確かにモデルになるわけですが、形だけ真似ても実現することはできないでしょ
う。
なぜならば、加藤製作所の経営のフィロソフィ(哲学)も同時にモデルにして
学ばなければならないからです。
【1】心に刻んでおきたい言葉
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喜びから喜びを。
加藤製作所経営理念
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【2】メルマガ本論
[(第30話)高齢者に仕事の場を与え、コンビニ工場を実現した加藤流人活経営!]
1.加藤製作所とは?
住所は岐阜県中津川市駒場。明治21年の創業ですから創業120年になります。
当時は村の鍛冶屋、「かじ幸」という屋号でした。創立は1954年(昭和29年)
ですから40周年を迎えたわけです。
代表取締役社長は加藤景司氏です。資本金は2,000万円、直近の年商は16億円
強、社員数は94名です。
加藤製作所の技術は絞り加工、溶接、曲げが主たるものですが、その技術力の高
さには定評があり、大手家電、自動車、住宅関連のメーカーへ納入しています。
社員94名中実に32人はシルバー。つまり60歳以上の高齢者です。2002年4
月(平成14年)からチラシをまいてシルバー人財を募集し始めました。100人
以上も面接に集まったといいます。中には「チラシに60歳以上とあるが60
歳以下の間違いではないのか」という問い合せもありました。
働くって何だろう。生きるって何だろう。改めて考えさせられます。
2.喜びから喜びを!
加藤製作所の社是は「喜びから喜びを」。
「お客様、地域の皆様、そして家族や仲間の喜ぶ気持ち、それを自分たちの働く
原動力=喜びにしたい」という意味です。
企業の社会的責任(CSR)やコンプライアンスなど難しいキーワードは使って
いませんが、とても心に響く社是だと思います。
社是を受けていくつかの基本方針を設定して実践していますが、その一つに「モ
ノづくりは人づくりから、教育を重視し、誇り高い人間集団を目指します」とあ
ります。
3.かじや学校!
絞り、溶接、曲げ加工も昔に比べれば、ずいぶん自動化が進んでいます。溶接ロ
ボットもありますし、曲げはNC(数値制御)ベンダーがあります。
したがってマニュアル化さえできていれば少しの教育訓練で誰でもできるとの錯
覚に陥りがちです。しかし、この技術は職人の世界。微妙なノウハウがあり、誰
でも高精度で作業できるわけではありません。
加藤製作所には何人もの人間国宝級の腕のいい職人がいます。彼らが講師になっ
て技術力を磨くのが「かじや学校」。
「モノ作りは人づくり、教育を重視する」という基本方針が実践されているので
す。腕前もさることながら人格コンピテンシーも同時に磨いているのです。
4.土日はわしらのウィークディ!
最高齢者はT子さん、81歳。土日の午前11時、さっそうとバイクで会社へ、
そして食堂へ直行します。昼休みに社員に弁当を配り、お茶を出すのが彼女の主
な仕事。「元気?」と声をかけられた社員たちも彼女から元気をもらいます。
T子さんは53歳のとき夫が急死。子供は巣立って一人暮らし。夫のいない生活
はさびしい。人間関係復活と遺族年金のほかにちょっぴりの余裕もほしかったの
です。
応募者100人に混じってT子さんは面接を受けました。採用の通知を見てびっく
り、今は会社を明るくする役目もこなしています。
「土日はわしらのウィークディ」。今、37人の高齢者たちは元気に仕事をして
います。
5.365日稼動のコンビニ工場実現!
コンビには365日営業しています。加藤製作所もコンビニと同じように365日稼動
しています。これが実現できるのは高齢者の社員たちのお陰です。
T子さんは弁当配りとお茶だしに精を出しますが、工場採用の高齢者は部品加工
の猛特訓を受けて高度な機械を操作します。自給は全員が800円。一年契約で更
新していきますが実際は「辞めたくなるまで」が雇用期間です。
労働時間も自分で選ぶことができる仕組みになっています。工場勤務の人は平日
も含めて一週間に28時間程度の人が多いといいます。T子さんは一日2時間。
「2時間が体にちょうどいい」とはT子さんの弁。
「高齢者一人を若い人何人で支える社会」。そもそもそういう発想自体が間違っ
ているのではないでしょうか。
「社会はみんなで参加し、助け合うもの」というのが加藤社長の考え方です。
(今回の参考文献:朝日新聞2004年9月24日号、他)
【3】今日のまとめ
1.工場には高価な機械・設備があり、減価償却を考えると長時間稼動が好まし
いわけだが、残業を少なくして365日稼動という加藤製作所の考えは同じ効
果が期待できること。
2.高齢者に仕事の場を提供することで彼らの人生を豊にすることは、すばらし
い社会貢献であること。
3.「モノ作りは人づくり」という考えは松下幸之助翁の考えと共通しており、
社会から共感と支持が得られること。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
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3223898301@jcom.home.ne.jp
【4】編集後記
2002年の総務省の調査によれば、週の就業時間が35時間未満の男女は60~6
4歳で35%。65歳以上では47%になっています。
体力的な無理はきかないが、企業にとっても高齢者にとっても短時間雇用はWin
Winの強い味方になることは間違いありません。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回に続く
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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