• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

連載【第2回】 月60時間カウント問題

この問題を解くカギはいくつかあると思うのですが、最大のポイントは、

「月60時間のカウントに休日労働時間数は含めるのでしょうか、含めないのでしょうか?」
という質問に収斂されると思います。この質問に対する答えもなかなか難しいのですが、ごく簡潔に答えるとすれば、

「法定休日労働は含めなくていいのですが、法定外休日労働は含めなければなりません。」
となると思います。

「なーんだ、そういうことなら簡単じゃないですか。」と感じた方もいらっしゃることでしょう。法定休日と法定外休日を明確に区分して、割増賃金もきちんと分けて支払っている会社の方ですね。

しかし、いや、実際はそういう会社は少数派ではないでしょうか。

休日は全部1.35の割増率で払ってるような…」こういう会社の方が多いのではないでしょうか。このような会社であれば、会社の休日のうち、法定休日がいつ(例えば日曜)で、法定外休日がいつ(例えば土曜)であるというような特定がなされていない可能性があります。

「そうすると、休日労働のうちどの部分を60時間に含めて、どの部分を60時間に含めなくてもよいのか、わからないですね。………。いや、全部法定休日ということにしてしまえばいいじゃないですか!」

「??? 全部法定休日? そういうことってあり得るの?」

60時間カウント問題を理解するためには、労働基準法上の「休日」とは何か、ということを理解していることが不可欠です。というわけで、次回以降、労働基準法は「休日」というものをどうとらえているのか、という問題に絞って話を進めさせていただきます。しばらく基本的な内容が続くと思いますので、「そんなことはわかっている」という方は読みとばしていただければ幸いです。

絞り込み検索!

現在22,769コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP