相談の広場
解雇についてお聞きします。
はずかしながら、弊社々員が会社の信用に関わるお客様とのトラブル、弊社他社員とのトラブル、・・等これまで繰り返し、とうとう数日前に警察沙汰までに至る失態を致しました。
本日、数時間に渡り話を致しましたが、それらの事実を認めませんでした。言い訳に終始し、挙句の果てに「社長が在籍しているだけで恐怖感を毎日覚えてます。」
本人の家庭環境も分かっておりますので、猶予も考えて話し合いに挑みましたが、上述のとおり、最後まで譲りませんでした。一部、会社側の誤解であったところもあろうかと思いますが、・・・
で、話し合いは決別しました。社長自ら「解雇」を言い渡し「明日から来て頂いても困る。」とも申しましたが、本人は、会社の鍵を渡さず帰ってしまいました。
さて、ご質問ですが賞罰に当たる行為の事実否認及び損害、上述のとおり「社長の在籍での恐怖感」の発言でも解雇予告(1ケ月)は必要でしょうか
会社としては、明日から会社に来て、何をされるか分からない(情報等の破壊等、会社が閉じている時間に中に入られる)状態で困惑しております。
通常業務にも支障来たすことも十二分に考えられます。
先程、記述致しました「解雇」予告通知の法的なところと、会社は出社を拒否できるのか否か、そして、その法的根拠を具体的に教えてください。
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当社も2年前、類似のケースが発生した経験があり、お気持ちお察し致します。横領でやはり警察のお世話にもなりましたが、証拠不十分で立件はできませんでした。
金銭にルーズな人間を会社においておくことは絶対できませんので、辞めて頂くのが御社と社員の皆さんのためだと思います。
さて、直接のお答えにはならないかもしれませんが、当社のケースが参考になればと思い、書かせて頂きます。(あくまでも当社の事例なので、ご了承ください)
1.予告解雇について
当社では事前に労働局にまず相談し、そのアドバイスに従い、査問会を開いて本人に弁明の機会を与える場をもちました。
(御社でも既に「話し合い」を行っていますので、同様かと存じます)
そのうえで、30日後の予告解雇を申し渡しました。30日のうち、最初の10日ほどは有休を消化させ、残りは自宅待機を命じました。
(やはり出社すると何をされるかわからない、という危険があったので・・・)
有休を認めるたり、自宅待機命令を出したり、気持ちのうえではそれすら認めたくない思いもありましたが、当社では最適な方法を選びました。
2.即時解雇
但し、労働者の責めに帰すべき理由による解雇で、労働基準監督署長の認定があれば即時解雇が認められ、30日分の平均賃金の支払も不要となるそうです。ただ、これには様々な証拠や書類提出が必要で、当社では時間とコストを天秤にかけて、解雇予告を選択しました。
即時解雇を希望されるならば、早いうちに一度、所轄の監督署へご相談されると良いと思います。最初は電話相談で大丈夫だと思います。
3.鍵、情報漏洩の防止
当社では鍵を査問会の場で本人から回収できましたが、安全のために
出入り口の鍵を交換しました(合鍵を作られている場合に備えて)
実際に、夜間に忍び込んでいる証拠が出たので(セキュリティーの信号を警備会社に確認してもらったところ、不適切な夜間の出入りが判明しました)、余計な出費ではありましたが鍵を替えて安心できました。
4.その他
辞めたあとのトラブルに備え、当社では本人の前職の勤め先の人事担当者へダメもとで電話してみました。当時のことや辞めた経緯をヒアリングすることができ、以前も当社と同じく、お金とセクハラで問題を起こして辞めたと聞きました。
かなりこじれた場合を想定して、一応そういう情報も集めておきました。
もし、御社の問題社員が中途採用ならば履歴書から前職の連絡先を探し、在職中に類似の問題を起こしていなかったか、差し支えのないところでお尋ねされてはどうでしょうか。
もちろん、個人情報云々を嫌がって話してくれない企業もありますが、トラブルで辞めた人間のことは周囲、特に人事労務担当者にとっては苦労させられた思いもあるので、こちらに同情的にお話くださる場合もありますので。。。
5.私物は後日、本人の母親(=身元保証人)に来て頂き、そのときに手渡しました。本人には社内に入る許可を出せないので身元保証人に来てもらいました。(採用時に、身元保証人を申請させているので)
この身元保証人(母親)が幸い、常識のある方だったので、協力して頂く事ができ、なんとか解決に至りました。
・・・
問題のある身勝手な人間は、何をやるかわからない怖さがありますよね。
辞めたあとも、不当解雇を言い出したりするかもしれず、企業としては本当に頭が痛いのですが、早く終わらせることが望ましいのではないかと思います。
ご担当の方自身、この件によって他の仕事にも支障が出るし、精神的にも些か大変なお立場だと思いますが、どうか頑張って下さいね。
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