相談の広場
いつも参考にさせていただいております。
かかりつけ薬局というのをご存知でしょうか。
現在、多くの病院・医院・診療所では、外部に処方箋を出していて、調剤薬局で薬を購入するシステムが普及しています。
最近法改正があり、かかりつけ薬局という制度ができました。
わかりやすく言えば、お気に入りの薬局を指定し薬剤の管理、服薬状況の相談をしてもらうということです。
親族にかかりつけ薬局で働くものがいて、話を聞いていると、とても不思議な制度であることがわかりました。
基本24時間対応なのです。薬剤師さんが毎日順番に担当し、勤務時間後、携帯をもっており、患者さんから電話が入れば24時間対応しなければならないそうです。
しかも、残業代らしきものはなく、手当が出るのが普通のようです。
もちろん翌日は普通に働きますし、土日も当番はやってきます。
患者さんの中には心配性の人や寂しがり屋の人がいるようで、薬とは関係なく電話をしてきているようです。1時間に30回とか同じ患者さんから着歴があるそうです。これではストーカーです。
私自身、最近就業規則の作成で悩んでいることから、そんなの労働基準法違反じゃないのかと聞いてみましたが、厚生労働省が発案した制度らしく、かかりつけ薬局にならないと利益が取れない仕組みになっているようです。
この就業時間外の電話対応、しかも翌朝までは、残業にならないのでしょうか。
アドバイスお願いします。
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おつかれさまです。
面白い制度があるのですねー。勉強させてもらいました。
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/vision_1.pdf
こちらを拝見したところ
>また、薬剤師としても、かかりつけとしての役割の下で、患者の生活を
>支える専門職としての覚悟を持ち、24 時間対応や在宅対応を含めた臨床
>の担い手となることが強く求められる。
と記載があります。
その一方
>このような薬局の業務実態等を踏まえると、かかりつけ薬剤師がその役
>割を発揮し、患者が医薬分業のメリットを十分に感じられるようするため
>には、組織体としての薬局が以下のような業務管理を行うことが求められ
>る。
>ア 服薬指導等を行う薬剤師の担当制などの適切な勤務体制の確保
とあります。
今の状態はこの「ア」の状態に反していそうです。
とても「適切な勤務体制の確保」がなされているとは思えません。
企業の昼休みの電話番が「勤務時間扱い」であるように、
いつかかってくるかもわからない携帯電話を所持し、
電話が来たら即対応ならば、電話番に等しいのかもしれません。
勤務時間扱いにしていいでしょう。
手当がきちんと時間外労働の分として支給されていればよいですが
そうでなければ違法の匂いがします!
どのような仕組みにすれば遵法出来るのかを考えるべきですね。
24時間対応の担い手として強く求められるとありますが
携帯電話を持たせて常に対応せよとは書いていません。
ネット通販なんかは24時間いつでも購入可能ですが、実際の対応は翌日です。
薬剤師の方とユーザーの妥協点を探すしかないです。
そうでないと薬剤師の方が逃げてしまい、薬局はさらに苦境に立たされることになります。
エヌ氏様
アドバイスありがとうございました。
昼休みの電話の件は、経験が浅く知りませんでした。
調剤薬局は開局時間を確保するために数名の社員と多数のパート薬剤師で成り立っています。行政はご指摘のように患者への指導強化、かかりつけ薬局化を強く推進しており、薬剤師さんは会社の言われるがままのようです。
せめて、携帯を持たされている時は労働時間に対応するか、コールセンターの設置を望むわけですが、実際は中小が多く、対応できない気がします。24時間体制を実施しても、対応料は単位時間当たりの賃金を大きく下回っているようですので、どうにもならない制度です。
薬剤師さんは、場合によっては薬によって命を預かる仕事なので、翌日に回すことができないと聞いています。
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