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コラムの泉

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従業員の家族構成確認のススメ ほか

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■■■■ ■■■■ ■■■■  中小企業経営塾 第10号  2000年12月11日
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■    ■    ■  ■      発行:株式会社イーシーセンター
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  原稿執筆の励みになりますので、
  ご意見・ご感想を、是非お聞かせ下さい > > > info@ecg.co.jp
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今回から、「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行しております

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■ 目次
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▼巻頭言          編集長 榎本恵一

▼課長は仕事をしてはいけない
 プレーイングマネージャーはなくなる        榎本恵一

▼ITを活用する中小企業の実態 PART3    駒井伸俊

従業員の家族構成確認のススメ   小林義和

▼心療内科における代表的な治療法1              井手健二

▼編集後記                     副編集長 井手健二
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■ 巻頭言        編集長 榎本恵一
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今年も残すところ後半月で終わります。今年は言うまでもなく20世紀最後の年
です。私は毎年思うのですが、年初にたてたその年の計画の2-3割しか実現し
ていないように思えます。皆様はいかがでしょうか。

今回の第10号に至るまでの本メールマガジンは、「IT革命」をキーワードにし
てきました。今号はその最終号です。最終号から中小企業経営塾は、年初に立
てました計画の一つであります、まぐまぐ( http://www.mag2.com/ )を使用し
た配信方法になり、皆様のお陰で約1500名の方々にに配信することが可能とな
りました。

今後とも、皆様にとって価値がある経営のヒントを配信させて頂く所存でござ
います。
                           編集長 榎本恵一
                         http://www.ecg.co.jp/
                        http://www.club-ec.com/


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■ 21世紀は人間関係の時代              税理士 榎本恵一
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今回のシリーズの最終号(第10号)は、創刊号から第9号迄を振り返りつつ皆様
にお伝えしたいことをまとめます。

私の担当は、今回あえて人事関係に絞りました。その理由は、売上・原価がそ
れなりに管理出来るのに対して、人材は人財に替えがたいという意見が多いか
らです。ヒューマン・スキルを高めるのは、今がチャンスだとお考えの企業が
多いと思います。現場に目を向けますと、企業で今行われている、いわゆる
「IT革命」は、功罪があります。

詳しくは、駒井氏(バックナンバー3号)の内容に記載されておりますので割
愛します。一般企業の人事面を注目すると確実に言えることがあります。それ
は、「IT先進国」であるアメリカ型の人事制度である、「成果主義」と言う言
葉が先行しすぎているということです。成果主義の導入には、反対ではないの
ですが、余りに成果にのみ拘っていきますと、その先にある人間関係も壊して
しまいます。「IT革命」をBtoCに象徴される卸売・小売業を中心とした中抜き
革命とか、コスト削減策と位置付けしてしまいますと、少数精鋭ではなく、本
来必要である企業のコア人材(バックナンバー第9号)が去っていってしまいか
ねません。どのような時代においても、人間関係がビジネスの基本であり、如
何に道具である「IT技術」を取り入れるかが問題となります。

まもなく迎える21世紀の初頭は、恐らく景気の回復を実感出来ない状態にある
と思えます(景気回復はズバリ2003年と私は考えています)。この1-2年の間
に確りとした人間関係を構築してください。企業において、従業員は自分のお
かれている立場を見失いやすい状況にあります。このため人事査定は、成果の
みを要素にもってくるのではなく、十分に今後のわが社のビジネスのプラン
(ビジョン)を打ち出し、上司・部下の役割を確認(バックナンバー6・7号)
し、成果の源泉である実力を付ける=能力の再構築(ここではIT革命技術の習
得)を実行すべきです。そのことにより、ネット対応型カンパニーに変身でき
る筈です。行動することにより何かが分かり、何かが変わるでしょう。

※バックナンバーはホームページ http://www.ecg.co.jp/ からどうぞ


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■ ITを活用する中小企業の実態 PART4  中小企業診断士 駒井伸俊
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前号では、ネットワークにつながっていないスタンド・アローンのパソコンと
市販の業務用パッケージソフトの導入について、お話しました。今号では、自
社開発のシステム、ネットワークにつながっているパソコン、そして、業務の
アウトソーシングについて考えてみます。

市販の業務用パッケージソフトでは自社の業務にぴったりと合うことはなかな
かありません。そのため、多くの中小企業では自社に合わせて、独自のソフト
を開発し、使用している企業が増えてきているようです。例えば、神奈川県の
LPガス販売のG会社(従業員50人)では、自社開発のシステムを使用して、経
営に役立つ顧客管理を実現しています(2000年版白書)。G会社では、「ある
ものを使う。」というアドバイザーに出会うまで、システム販売業者の言うと
おりにシステムを更新してきました。しかし、振り返ってみると不必要な投資
が多かったとのことです。確かに、システム販売業者と利用者の目的が完全に
一致させることは実際問題として難しいのではないでしょうか?どちらかとい
えば、システムのためのシステムになりがちなようです。

そこで、G社では、「顧客満足のための情報の共有化」、「従業員情報のオー
プン化」という社長のコンセプトのもと、顧客管理システムの自社構築、勤務
管理等の社内情報の再構築を実施しました。このG社独自の情報システムは、
業界平均の1社あたりユーザーの実に25倍を管理しています。

この事例から、G社の自社開発システムを成功させた要因には、次のようなも
のが考えられます。

(1)ハードもソフトもあるものを使うという発想の転換
(2)トップの明確なコンセプト
(3)勤務管理等の従業員全員が参画しざるを得ないシステムの構築
   等です。

自社開発のシステムの構築も、発想の転換、コンセプトの明確化、従業員の参
画等他の経営課題の解決のために出てくるキーワードと、大切なことはどうや
ら同じようです。システムを自社開発とまではいかない企業もASPを利用する
ことで、経営判断に役立つ情報技術を活用することができます。ASP(アプリ
ケーション・サービス・プロバイダー)とは、企業自らはパッケージソフトを
導入せず、事業者の運営するサーバーから、インターネット等を利用して必要
な時に必要な分だけパッケージソフトを使用し料金を払う仕組みをいいます。
自社の置かれている状況に応じて柔軟にソフトを活用できることから注目を浴
びています。

また、思いきって、自社の情報システムに関わる業務を全てアウトソーシング
することも考えられます。まるごとアウトソーシングしてしまえば、自社でシ
ステムを構築せずに、情報技術の恩恵を享受することができます。システムの
メンテナンス、トラブル対応人員、ハッカー侵入のリスク等にかかるコストも
低減できます。大企業の4社に1社は情報処理関連業務をアウトソーシングして
いるようです。これに対して、中小企業は10%以下と少ないのが現状です。今
後、情報処理関連の業務のアウトソーシングも有効な選択肢の1つになりそう
です。もちろん、どの方法も"光と影"あることをお忘れなく…


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■ 中小企業FP導入のススメ
               ファイナンシャル・プランナー 小林義和
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まぐまぐからお申し込みの皆様、初めまして。私は、このコーナーを担当して
おります小林義和と申します。今回の記事は、10回シリーズの最終回です。
このため、これまでの9回分は、弊社HPのバックナンバーをお読みいただけ
れば幸いです。

これまでの9回は、会社の福利厚生制度としてのFP導入をテーマに、実際の
プランニングの事例を紹介してきました。今回は、最終回ですので今までのお
さらいをいたします。

ファイナンシャル・プランナー(以下、FPとします)は、以下の6つのテー
マに分類して個人の生涯生活をプランニングします。
 (1)「金融資産運用設計」
 (2)「不動産運用設計」
 (3)「ライフプランニング・リタイヤメントプランニング」
 (4)「リスクと保険」
 (5)「タックスプランニング」
 (6)「相続事業承継

最近では、TV、雑誌などで、FPのことが頻繁に紹介されています。しかし
FPのことを良く理解されている方は多くないようです。第2回の「ライフプ
ラン設計」で紹介していますが、FPは顧客の人生設計の手助けをするのが役
目です。FPは、どちらかというと資産運用や保険の見直しや税金対策などを
する人というイメージを持っている方が多いようです。これらのことは、FP
の業務に間違いないのですが、あくまでも「ライフプラン」を成就するための
手段として行っているだけなのです。

今後、日本型401Kの導入に伴い、自分の年金は自分で運用する時代が来ま
す。流行語大賞ではありませんが、これからは「自己責任」の時代がやってく
るのです。今まで、行政や企業、金融機関に任せきりであった年金は、自分で
運用しなければならないのです。つまり、将来の年金を殖やすも減らすも自分
次第になるのです。しかし、これまでに多くの人が銀行の定期預金に預ける程
度の資産運用しか経験していないので、生涯資産の運用のアドバイザーとして
もFPには期待されるのです。


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■ 心療内科における代表的な治療法2         MBA 井手健二
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今回は、前回に多少お話をした交流分析についてお話しします。交流分析とは
自分自身の発見や対人関係を円滑にするために用いられる方法です。先ず、交
流分析で自分自身の特性を把握するために利用される方法として、「エゴグラ
ム分析」があります。エゴグラム分析は、行動パターンを把握するための心理
テストを実施します。この心理テストでは、人間が持っている特性や傾向を複
数に分類し、この分類ごとに質問項目が設けられております。そして、この質
問項目を分析の対象者に答えさせます。この心理テストは、入社試験やカルチ
ャースクール(文化教室)で良く利用されているいわゆる適性試験にも使われ
ているものです。

このテストの回答結果は、各回答者の回答が各分類ごとに数量化され、項目ご
との頻度の多寡でその人の特性を判断します。かなり大雑把なような気がしま
すが、このテストは人の特性を知ることが目的なので、細かいことが分からな
くても全体的な特性がある程度分かれば良いのです。このテストは、自分の取
るべき行動を考えるために自分自身を知ることから始めます。自分の特性を知
ることにより、一般的に良い特性とされていることはさらに伸ばすことが可能
となり、人間関係上あまり好ましくない特性は意識的に控えることができます

かなり極端なまとめになりましたが、自分自身を見つめなおすことが分析の基
本であり、これを見極めた後に自らの適した行動を取れば、より良い人間関係
を築くことが可能であることをこの分析は想定しているのです。企業内におけ
るストレスは、基本的に人間関係のもつれによることが多いので従業員の職場
環境や自らの性格を把握するだけでもかなり改善されるものと思われます。
 
(参考文献)芦原睦「自分がわかる心理テスト」,講談社ブルーバックス,1992


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■ 編集後記                    副編集長 井手健二
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次回より、メール・マガジンの内容および構成を一新いたします。引き続き、
メールマガジンをご愛読いきますよう、お願い申しあげるとともに、なお一層
の努力により皆様のお役に立つ情報の提供に励みます。


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または「まぐまぐ」( http://www.mag2.com/ )からどうぞ(ID : 0000052980)
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