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社外重役【雇用創出】、SOHOの実態、生命保険の悩み

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■■■■ ■■■■ ■■■■ 中小企業経営塾 第22号 2001年07月02日
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■ ■ ■ ■ 発行:株式会社イーシーセンター
■■■■ ■■■■ ■■■■ http://www.ecg.co.jp/
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原稿執筆の励みになりますので、
ご意見・ご感想を、是非お聞かせ下さい > > > info@ecg.co.jp
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■ 目次
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▼社外重役【雇用創出】 税理士 榎本恵一

SOHOの実態 中小企業診断士 駒井伸俊

▼生命保険の悩み AFP 小林義和

▼編集後記 副編集長 井手健二
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■ 社外重役 【雇用創出】 税理士 榎本恵一
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最近政府から『骨太の方針』の発表と同時に今後の失職率や失業率の見通しが
発表されました。民間のシンクタンクは、政府発表の5倍強の数字も見られま
す。いずれにしても、聖域なき構造改革を先送りにはできません。この数字を、
ビジネスチャンスと見るか、不安がって行動しなくなるかが分かれ目ではない
でしょうか。今回、規制緩和の目玉である、改正労働者派遣法のお話をします。

私自身、政府が話している、新たな雇用拡大がよく分かりません。数年前のア
メリカを例をとりますと、IT産業では、ブロードバンドの為の関連事業からの
創出や共働きの家庭を対象にした、料理・掃除などのビジネスなどで新たな雇
用が生まれたとの報告もあります。しかし、土壌の違うわが国では、何が『新
たな雇用』なのかといつも考えています。そのヒントとなりそうな動きが出て
きました。99年12月に改正された『改正労働者派遣法』です。これは、規
制緩和により、派遣で限られていた職種が原則自由となるからです。すでに、
首都圏では、派遣労働者が100万人を突破しています。この派遣業種の中で
も今後特に注目を浴びそうな業種が「営業・販売職」です。アメリカでは、人
材派遣市場の20%を占めています。これは、コスト削減の考え方よりも、派
遣社員の専門性に期待した戦略の表れです。

派遣料金は、首都圏で、営業職一時間当たり2500~3000円が中心です。
更に、プレゼン能力を求められる営業は、3500円~となり、IT知識を駆使
する営業スタッフは5000円を超えるケースも出ています。いずれにせよ、
今後、コア社員の育成と派遣社員のコンビネーションが企業経営のキーワード
となるでしょう。


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SOHOの実態 中小企業診断士 駒井伸俊
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前号では、SOHO事業者の創業動機の調査から、SOHO事業者のイメージを「若く
て、自由を愛し、独立心が強く、自己の能力を最大限に活かしたい独立独歩・
自尊型」ととらえました。今号では、SOHOの実態について、2000年版中小企業
白書を参考にして、もう少し詳しくみていきましょう。

まず、SOHO事業者自身がSOHOに適する業務として挙げているのは「ワープロ、
データ入力、文章の校正」「ホームページ作成」「翻訳」「デザイン」「執筆
・編集」「プログラム開発」等です。企業が実際にSOHO事業者に発注している
業務も上記の業務とほぼ同様で(だだし「翻訳」だけは実際の発注割合は他と
比べると低い)、お互いのニーズはほぼマッチしているようです。しかし、
SOHO事業者に仕事を発注していない企業の約60%弱はSOHO事業者への発注の必
要性を感じていません。また、SOHO事業者への発注を考えている企業でも約30
%が「社内体制が整備されていない」「SOHO事業者の獲得手段がわからない」
等の理由から、発注を見合わせています。発注業者のこの辺りをどう切り崩し
ていくかがSOHO事業者の生き残りの鍵を握りそうです。

次に、SOHO事業者の年収をみると、約45%が50万円未満となっています。100
万円未満まで、範囲を広げてみると約60%のSOHO事業者が該当します。その一
方で、1%弱ですが、1億円超の事業者も存在しています。平均労働時間につい
ては、SOHO事業者の約50%が4~6時間未満となっています。ところが、SOHO
業者を「成長志向」の高低で分けてみると、成長志向強いSOHO事業者の中には、
平均労働時間が10時間以上になる者が20%以上います。

また、成長志向の強いSOHO事業者は営業活動も積極的で(70%以上が自ら営業)、
受注時にも契約書等を作成する比率が高くなっています。さらに「技術志向」
の観点を付け加えてみると、技術志向の強いSOHO事業者の半数以上が、専門性
の発揮と自己実現を強く求めています。

このように、SOHO事業者は、ベンチャー企業を含む中小企業者が自宅や小事務
所を開業している者、パートタイマ労働の代わりに在宅でインターネットを介
して仕事を行っている者、大企業の従業者で在宅勤務を行っている者(この号
では触れていませんが)等のカテゴリーに分類され、一概にSOHO事業者といっ
ても、実に様々なタイプの事業者が存在しているようです。



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■ 生命保険の悩み AFP 小林義和
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メールマガジン読者の皆様、こんにちは。今回のデーマは「生命保険の悩み」
です。生命保険契約者の多くが「保険料が払えない」「保障内容に不満」「保
険の中身がわからない」という悩みを抱えています。

以前より、日本人は保険好きといわれています。保険に加入する理由は様々だ
と思いますが、一番多いのが知り合いの保険外交員に頼まれてというものだと
思います。それでは、頼まれて入った保険の内容を詳しく知り、かつ納得して
加入されている方はどれくらいいるのでしょうか。実際のところその割合はか
なり低いと思われます。保険の中身を良く理解せず、保険にさえ入っていれば
安全かつ貯蓄になるのではと考えて、何十年も保険を支払い続け、いざという
ときには役に立たない保険であったというのがこれまでの事例で明らかになっ
ています。

また、日本の生命保険契約のほとんどがL字型といわれる定期付終身保険です。
この保険の場合、定期保険終身保険の組み合わせですので、死亡保障が一定
年齢を越えると極端に低くなります。しかし、いつ亡くなられても、当初に契
約した保険金額が保障されていると勘違いされている方が多いようです。契約
時にもらう約款にはきちんと記載されていますが、ほとんどの方は細かい字を
読まれておらず、外交員も大まかな説明にとどまることに原因があるようです。

生命保険に期待する保証は、人それぞれ違います。サラリーマン世帯であれば、
子供の小さいうちの保障が必要でしょうし、会社経営されている方は、多額の
保険をかけることもあるでしょう。場合によっては生命保険なんて必要ないと
いう方もいるでしょう。

生命保険の悩みは、上記が複雑に絡んでいることを理由に発生します。保険の
中身がわからないから新しい保険が発売されたりすると今の保障内容に不満が
出ます。また、保証を充実させようとすると保険料が上がるので悪循環に陥っ
てしまいます。生命保険に何のために加入するのか、目的をしっかり考えるこ
とが重要です。

長い目で考えると保険は住宅費に次ぐ支出として家計に負担をかけます。つま
り、保険は非常に大きな買い物なのですが、その割りには何を買っているのか
を知らなすぎるのです。まず、自分が欲しい保障なのか、その保障はいつまで
つづくのかをいますぐ確認してみてください。


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■ 編集後記 副編集長 井手健二
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先日、京都市の観光協会から「京の夏の旅」と題するチラシが送られてきまし
た。今年の夏の京都は、京の町屋の数軒が公開されるようです。涼しげな京都
の町屋で夏の風物詩「はも(鱧)」を味わいたい今日このごろです。

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