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『ビジネスパーソン最強化プロジェクト通信』 vol.481発行部数:22121部
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◆『ビジプロ通信』は読者数2万人を超える日本最大級のMBAメルマガです◆
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■■ ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座
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■■ 発行:MBA Solution, Inc.
http://www.mbasolution.com/
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幹部社員の皆様に対して、 ■■無料レポートプレゼント■■
『お前たち部長だろ!?やるって言ったらやれよ!』『目標が低すぎるよ!』
『お前が部下に迎合してどうする!もっとビシッと叱れないのか!』
という怒りを飲み込んだ経験がある社長に贈るイライラ解消のヒント。
⇒
http://www.jaic-g.com/rd.php?aid=a4cb7ef8e71a89
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“ヒト”を育成することは、経営者にとって非常に重要な仕事の一つ。
ただ、成長しなければいけない本人にその自覚がない場合は困難を極めます。
部下に対して期待と現実のギャップを痛感している経営者は必見です。(安部)
⇒
http://www.jaic-g.com/rd.php?aid=a4cb7ef8e71a89
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こんにちは。『ビジプロ通信』ナビゲーターの安部です。
1週間以上振りのメルマガ配信となってしまいました。(^^;
先週中盤からPMI日本支部での講演、週末にはMBA Solution Business College
でのMBA講座、そして昨日の丸の内朝大学の日経講座とセミナーの過密スケ
ジュールでメルマガまで手が回りませんでした。
お楽しみにお待ちいただいていた方には大変申し訳ございませんでした。本来
は週2回の配信を目指していますので、スキマ時間を活用して書いていかな
きゃいけないですね。
ただ、お陰様でセミナーの方は参加者の方からお喜びの声をたくさんいただき、
忙しいけれど十分報いのあった1週間でした。(^^)
このメルマガでもセミナーとまではいきませんが、お役に立てるようなコン
テンツを張り切ってお伝えしていきますので、最後までお付き合い下さいね。
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【今号のコンテンツ】
1.1日3分で身につけるMBA講座
2.最強ビジネスパーソンの本棚
3.MBA Solution Business Collegeからのご案内
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『タツヤとレイナの1日3分で身につけるMBA講座』からスタートです!
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【登場人物の紹介】
源達哉(タツヤ):
入社10年目の中堅社員。
五月女玲奈(レイナ):
今春短大を卒業。入社したばかりの新入社員。
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それではMBA講座のはじまり、はじまり・・・
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【1.1日3分で身につけるMBA講座】
第195回:業績堅調な企業でも急に倒産するその訳とは?
レイナ:「タツヤ先輩、最近取引が増えていた会社があるんですけど、倒産
してしまったんですって。担当者が頭を抱えていましたよ。」
タツヤ:「商品を販売するっていうのは一つの
与信だから、
決算書などで取引
先の業績をチェックしていなきゃ危険だよね。特に売上が大きく増えている先
はね。」
レイナ:「でも、担当者は
損益計算書をコマメにチェックして、黒字だから
大丈夫だと思っていたそうよ。」
タツヤ:「そうか。でも
損益計算書で黒字だからって、大丈夫という根拠には
ならないんだけどね。」
レイナ:「今回のように
決算で黒字になっているにもかかわらず倒産すること
もあるってことですからね。でも、どうして黒字で企業が倒産することがある
んですか?」
タツヤ:「ああ、企業が倒産するしないは、黒字とか赤字で決まるわけでは
ないんだよ。」
レイナ:「そうすると、大きな赤字を計上したとしても企業は倒産しないこと
もありえるってことなんですね。」
タツヤ:「そう。企業が倒産するのはキャッシュが底をついた時なんだ。
だから、たとえ1兆円の大幅な赤字を計上したとしても、2兆円のキャッシュ
を持っていれば企業が倒産することはないんだよ。」
レイナ:「なるほど、企業にとってキャッシュは血液のようなもので、この
キャッシュさえうまく回って行けば、いくら赤字を計上しても倒産することは
ないってことか。」
タツヤ:「そういうこと。逆を言えば、いくら黒字でもキャッシュがなく
なれば、企業というのは倒産してしまうってことなんだよ。」
レイナ:「でも、黒字でキャッシュがなくなるってどういう状況が考えられる
んですか?」
タツヤ:「そうだね。たとえば、通常の商取引では販売した際に、
現金をもら
ってないけど、売上が上がったということにして
損益計算書を作っていくんだ。
実際に売上が立ってから売上金を回収するのは1ヶ月から3ヶ月先になるのが
一般的なんだけどね。この仕組みにおいては、
現金を回収していない売上から
販売にかかった
経費を差し引いて利益を計上することになるんだ。」
レイナ:「
損益計算書では言ってみれば“仮の利益”が計上されているという
ことか。だから、黒字と言ってもその時点では仮の黒字になるんですね。」
タツヤ:「そう。ここで後日売上代金を回収できなければ、売上は入って
こないけれども
経費だけは出ていくから、大きな損失が発生することに繋がる
んだよ。」
レイナ:「そして、その損失を埋め合わせするだけのキャッシュがなければ、
それまで
損益計算書上では堅調に見えた企業でも、瞬時に倒産してしまうと
いうことなんですね。」
タツヤ:「そういうこと。だから、
決算書をチェックする場合は、対象となる
企業の
現金化されていない売上の残高とその販売先の信用もチェックする必要
があるんだよ。」
レイナ:「販売先の販売先に信用の問題があって、売上が回収できない事態が
あれば、うちの会社も売上が回収できないという負の連鎖が広がっていくこと
になりますからね。」
タツヤ:「そういった
損益計算書の問題に加えて、企業の資金調達のバランス
によっても、黒字で倒産することはありえるんだ。」
レイナ:「資金調達のバランス?」
タツヤ:「ああ、たとえば、工場などを建設した多額の設備投資資金を一括に
返済するような約定をしてしまうと、返済期日が来た時に手元に十分な
キャッシュがなければ、いくら黒字でも経営破綻に追い込まれるってことに
なるんだよ。」
レイナ:「そういえば、PHSのウィルコムは
決算で黒字にもかかわらず、
1000億円の設備資金の借入返済の目途が立たずに私的整理の申請を行った
というニュースもありましたよね。」
タツヤ:「そうだね。その件もやっぱり資金調達とその返済方法に問題が
あったんじゃないかな。やはり、多額の設備資金は長期借入を行って利益から
返済していくというのが一般的なんだ。1000億円もの資金を一括で返済する
こと自体バランスを欠いた資金調達だったと思うよ。やはり、資金調達を行う
際にはその資金使途に応じて短期と長期のバランスを取って慎重な計画の下に
行う必要があるってことさ。」
レイナ:「ふーん、企業経営は黒字だからといって、どこにキャッシュがショ
ートする落とし穴があるかわからないから安心はできないってことですね。」
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MBA Solutionではメルマガの他にもインターネットテレビやラジオを通して
ビジネスの役に立つMBA理論をお届けしています。最新のMBA講座は
以下のサイトでご受講いただけますので是非ともご訪問下さい。
■ MBA TV 最新エピソード
多くの企業が誤って導入しているCSRの考え方とは?
http://www.mbajp.org/i/s/31m.html
■ MBA Radio 最新エピソード
成熟市場でも爆発的なヒットを生み出すリ・ポジショニング戦略
http://www.mbajp.org/i/s/32q.html
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それでは続いて良質なビジネス書を紹介する『最強ビジネスパーソンの本棚』
をお届けします。
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【2.最強ビジネスパーソンの本棚】
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだ
ら』(
http://www.mbajp.org/i/s/32z.html )の出版以降、非常にわかり
やすいドラッカー本のブームを迎えています。書店ではドラッカーの特設コー
ナーが開設され、様々なドラッカーに関する書籍が平積みにされています。
私自身もたくさんのドラッカー教授の著書を読みますが、その内容はマネジ
メントの話から、宗教や哲学、マーケティング、個人の時間管理に至るまで
非常に多岐に亘っています。これまでドラッカー教授にまつわる関連本は
どうしてもマネジメントに関わるものが多かったと思うのですが、今回は違う
切り口で執筆されたドラッカー本をご紹介しましょう。
その書籍とは『ドラッカーと
会計の話をしよう』。
本書はそのタイトル通り
会計に関する書籍なのですが、ドラッカー教授の
会計
に関する見識をベースに物語形式でストーリーが進められていきます。
著者はベストセラーになった『餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるか?』
でおなじみの林總氏。本書でもドラッカー教授の
企業会計のエッセンスを
わかりやすく物語形式で伝えてくれます。
アカウンティングやファイナンスは、専門用語も多く、とっつきにくいと
お感じの方も多いかもしれませんが、本書のような身近な事例でわかりやすく
説明されているものからスタートすると理解度も格段に上がるのではない
でしょうか。
マネジメントの神様と呼ばれたドラッカー教授が説く
会計のエッセンスを
身につけたい方には是非ともお読みいただきたい1冊と言えます。
<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎ドラッカーと
会計の話をしよう
【対象者】 ドラッカー教授の
会計のエッセンスを身につけたい方
【難易度】 易しい
【必読度】 ★★★★☆(4)
詳しくはこちらからどうぞ!⇒
http://www.mbajp.org/i/s/32a.html
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続いてMBA Solution Business Collegeからのご案内です。
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【3.MBA Solution Business College からのお知らせ】
先週末は東京国際フォーラムでコーポレートファイナンス講座を開催しました。
今回も多くの受講生の皆様にご参加いただき非常に充実した講座になりました。
どうもありがとうございました!
次回は11月に戦略的
コンプライアンス&CSR講座を開催します。
近年企業を取り巻く企業は激変していますが、そのうちの大きな変化の一つに、
『企業は利益の追求だけでなく、法律を遵守することや社会に対する貢献が
求められるようになった』ということが挙げられます。
そこで、多くの企業が自社の営利目的の活動とは一線を画した社会貢献に
取り組み、ホームページなどを通じて報告しています。
ただ、多くの企業が取り組む
コンプライアンスや社会貢献は、ステークホルダ
ーに対するアピールの面が強く、コストをかけて仕方なくやっているという
ことも事実です。
一方で、ポーター教授やコトラー教授など世界の第一線で活躍する研究者達も、
今や
コンプライアンスやCSRといった分野に注目し、いかに戦略的に企業業績
を向上するために活用するかという理論を発表しています。
今回のベーシックMBA講座では、これらポーター教授などが注目する最新の
理論に基づいて、
コンプライアンスやCSRをコストと考えるのではなく、
いかに戦略的に実行していくかという方法論をお届けしていきます。
顧客や社会に愛されながら永続的に高い
収益を上げ続ける仕組みをマスター
したい方に是非ともご参加いただきたい講座です。
■ できる!MBAベーシック講座戦略的
コンプライアンス&CSR
開講日程: 2010年11月14日(日) PM 1:10~PM 4:30
開催場所: 東京国際フォーラム ガラス棟 会議室
お申込みはこちらから⇒
http://www.mbajp.org/i/s/31l.html
↑只今、受講料が半額になる早割キャンペーン実施中です!
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最後は前回のメルマガに関する訂正とお詫びを報告申し上げます。
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【前回のメルマガに関するお詫び】
前回のメルマガでノーベル化学賞の受賞に関するお話をお伝えしましたが、
受賞者の根岸教授のお名前を間違えている旨のご連絡をいただきました。
おめでたいニュースにも関わらず、お名前を間違えてしまうという重大な過ち
に対しまして、今後二度と同じようなことが起こらないようチェック体制の
強化を図って参る所存でございます。
読者の皆様、および関係者の皆様方には心よりお詫び申し上げます。
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発行責任者: 安部 徹也
発行元:
株式会社 MBA Solution
- The Best Solution for Your Business
URL :
http://www.mbasolution.com
ご意見・ご要望はこちらからお願いします。
→
http://www.mbasolution.com/opinion.htm
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『お前が部下に迎合してどうする!もっとビシッと叱れないのか!』
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ただ、成長しなければいけない本人にその自覚がない場合は困難を極めます。
部下に対して期待と現実のギャップを痛感している経営者は必見です。(安部)
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こんにちは。『ビジプロ通信』ナビゲーターの安部です。
1週間以上振りのメルマガ配信となってしまいました。(^^;
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でのMBA講座、そして昨日の丸の内朝大学の日経講座とセミナーの過密スケ
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1.1日3分で身につけるMBA講座
2.最強ビジネスパーソンの本棚
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【登場人物の紹介】
源達哉(タツヤ):
入社10年目の中堅社員。
五月女玲奈(レイナ):
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【1.1日3分で身につけるMBA講座】
第195回:業績堅調な企業でも急に倒産するその訳とは?
レイナ:「タツヤ先輩、最近取引が増えていた会社があるんですけど、倒産
してしまったんですって。担当者が頭を抱えていましたよ。」
タツヤ:「商品を販売するっていうのは一つの与信だから、決算書などで取引
先の業績をチェックしていなきゃ危険だよね。特に売上が大きく増えている先
はね。」
レイナ:「でも、担当者は損益計算書をコマメにチェックして、黒字だから
大丈夫だと思っていたそうよ。」
タツヤ:「そうか。でも損益計算書で黒字だからって、大丈夫という根拠には
ならないんだけどね。」
レイナ:「今回のように決算で黒字になっているにもかかわらず倒産すること
もあるってことですからね。でも、どうして黒字で企業が倒産することがある
んですか?」
タツヤ:「ああ、企業が倒産するしないは、黒字とか赤字で決まるわけでは
ないんだよ。」
レイナ:「そうすると、大きな赤字を計上したとしても企業は倒産しないこと
もありえるってことなんですね。」
タツヤ:「そう。企業が倒産するのはキャッシュが底をついた時なんだ。
だから、たとえ1兆円の大幅な赤字を計上したとしても、2兆円のキャッシュ
を持っていれば企業が倒産することはないんだよ。」
レイナ:「なるほど、企業にとってキャッシュは血液のようなもので、この
キャッシュさえうまく回って行けば、いくら赤字を計上しても倒産することは
ないってことか。」
タツヤ:「そういうこと。逆を言えば、いくら黒字でもキャッシュがなく
なれば、企業というのは倒産してしまうってことなんだよ。」
レイナ:「でも、黒字でキャッシュがなくなるってどういう状況が考えられる
んですか?」
タツヤ:「そうだね。たとえば、通常の商取引では販売した際に、現金をもら
ってないけど、売上が上がったということにして損益計算書を作っていくんだ。
実際に売上が立ってから売上金を回収するのは1ヶ月から3ヶ月先になるのが
一般的なんだけどね。この仕組みにおいては、現金を回収していない売上から
販売にかかった経費を差し引いて利益を計上することになるんだ。」
レイナ:「損益計算書では言ってみれば“仮の利益”が計上されているという
ことか。だから、黒字と言ってもその時点では仮の黒字になるんですね。」
タツヤ:「そう。ここで後日売上代金を回収できなければ、売上は入って
こないけれども経費だけは出ていくから、大きな損失が発生することに繋がる
んだよ。」
レイナ:「そして、その損失を埋め合わせするだけのキャッシュがなければ、
それまで損益計算書上では堅調に見えた企業でも、瞬時に倒産してしまうと
いうことなんですね。」
タツヤ:「そういうこと。だから、決算書をチェックする場合は、対象となる
企業の現金化されていない売上の残高とその販売先の信用もチェックする必要
があるんだよ。」
レイナ:「販売先の販売先に信用の問題があって、売上が回収できない事態が
あれば、うちの会社も売上が回収できないという負の連鎖が広がっていくこと
になりますからね。」
タツヤ:「そういった損益計算書の問題に加えて、企業の資金調達のバランス
によっても、黒字で倒産することはありえるんだ。」
レイナ:「資金調達のバランス?」
タツヤ:「ああ、たとえば、工場などを建設した多額の設備投資資金を一括に
返済するような約定をしてしまうと、返済期日が来た時に手元に十分な
キャッシュがなければ、いくら黒字でも経営破綻に追い込まれるってことに
なるんだよ。」
レイナ:「そういえば、PHSのウィルコムは決算で黒字にもかかわらず、
1000億円の設備資金の借入返済の目途が立たずに私的整理の申請を行った
というニュースもありましたよね。」
タツヤ:「そうだね。その件もやっぱり資金調達とその返済方法に問題が
あったんじゃないかな。やはり、多額の設備資金は長期借入を行って利益から
返済していくというのが一般的なんだ。1000億円もの資金を一括で返済する
こと自体バランスを欠いた資金調達だったと思うよ。やはり、資金調達を行う
際にはその資金使途に応じて短期と長期のバランスを取って慎重な計画の下に
行う必要があるってことさ。」
レイナ:「ふーん、企業経営は黒字だからといって、どこにキャッシュがショ
ートする落とし穴があるかわからないから安心はできないってことですね。」
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MBA Solutionではメルマガの他にもインターネットテレビやラジオを通して
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それでは続いて良質なビジネス書を紹介する『最強ビジネスパーソンの本棚』
をお届けします。
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【2.最強ビジネスパーソンの本棚】
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだ
ら』(
http://www.mbajp.org/i/s/32z.html )の出版以降、非常にわかり
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ナーが開設され、様々なドラッカーに関する書籍が平積みにされています。
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メントの話から、宗教や哲学、マーケティング、個人の時間管理に至るまで
非常に多岐に亘っています。これまでドラッカー教授にまつわる関連本は
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切り口で執筆されたドラッカー本をご紹介しましょう。
その書籍とは『ドラッカーと会計の話をしよう』。
本書はそのタイトル通り会計に関する書籍なのですが、ドラッカー教授の会計
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【3.MBA Solution Business College からのお知らせ】
先週末は東京国際フォーラムでコーポレートファイナンス講座を開催しました。
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どうもありがとうございました!
次回は11月に戦略的コンプライアンス&CSR講座を開催します。
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開講日程: 2010年11月14日(日) PM 1:10~PM 4:30
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最後は前回のメルマガに関する訂正とお詫びを報告申し上げます。
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【前回のメルマガに関するお詫び】
前回のメルマガでノーベル化学賞の受賞に関するお話をお伝えしましたが、
受賞者の根岸教授のお名前を間違えている旨のご連絡をいただきました。
おめでたいニュースにも関わらず、お名前を間違えてしまうという重大な過ち
に対しまして、今後二度と同じようなことが起こらないようチェック体制の
強化を図って参る所存でございます。
読者の皆様、および関係者の皆様方には心よりお詫び申し上げます。
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発行責任者: 安部 徹也
発行元:株式会社 MBA Solution
- The Best Solution for Your Business
URL :
http://www.mbasolution.com
ご意見・ご要望はこちらからお願いします。
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http://www.mbasolution.com/opinion.htm
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