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中小企業経営者・幹部向けメールマガジン
業績回復のきっかけは社内にあった
「社員がやる気を出す秘訣」 vol.65 2006/7/24(月)
並木
労務経営事務所
http://homepage2.nifty.com/803/
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■ 今日の目次 ■
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・「説教は多いが訓練の少ない中小企業?」
・ 次回予告
・ 当事務所の書籍と小冊子のご案内
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■ 説教は多いが訓練の少ない中小企業?
----------------------------------------------------------
前回は、資金力と人材の質と量が劣る中小企業では、経営戦略も
人事や教育も、自分のところの規模や発展段階に応じた施策を、
面倒でも独自に考えて実行しなければならない。
それが「差別化」となり、きらりと光る中小企業として顧客に選択
される。
という話でした。
今日は「説教は多いが訓練の少ない中小企業?」
という話です。
一般の中小企業では、社員教育などはあまりやってないのが現実です。
でも、もう右肩上がりの時代ではないので、自社の製品なりサービス
が同業他社より良くならなくては、売上や利益が上がる根拠は全く
ありません。
いえ売上利益が上がらないどころか、人口減少、アジアの台頭、規制緩和
で競争の激しい時代に生き残るのさえむずかしくなってきました。
そして、同業他社より良くならなくてはいけない製品づくりをやっている
のは社員です。
同業他社を上回るサービスをしなければならないのは社員ですから、
同業他社より内容の良い教育訓練を多くやって、社員の技術や能力を
伸ばさなければなりません。
しかし現実は、「我社は今、売上がきびしい。皆その事を自覚して
頑張るように!」
と社長が朝、説教しているだけだったりします。
「頑張れよ」と言われても、どう頑張れば他社との差別化ができるのか
社員レベルではわかりませんし、また「頑張れよ」と言われて、自ら
セミナーに出かけたり、本を買ってきて勉強をしたり、自ら時間外に
練習するような社員や会社風土ではないのでは?
ですから、あらためて経営計画をきちんと立てたうえで、それに沿った
教育訓練制度を独自に導入していかなければなりません。
教育訓練の方法は
■まず教科書、マニュアル・作業指示書などを用意します。
知識教育の場合は、市販の本などで自社の業種や目指す方向性が
合うものを社長が買ってきます。
それを必要の無い箇所は削除したり、自社のこだわりの部分は社長が
加筆したりした上で、集合研修方式で勉強します。
社長が先生役で、指名した社員に教科書の範囲を区切って読んで
もらい、それに対して社長が解説をする。時には社員に質問すること
で、考えさせることが出来ます。
知識を高めると同時に、皆の価値観の共有化につながります。
また現場の実施訓練の場合は、マニュアル・作業指示書を作り
それをもとに、社員に
ロールプレイングや実際の作業をやって
もらいます。
それを見ながら、社長や上司がポイントポイントで止めて、解説したり
注意やアドバイスしたりして、社員の実践能力を高めていきます。
■教育訓練はいつやるのか?
所定の
就業時間内にやるなら、出勤の土曜日などの比較的ひまな時間
を1~2時間利用します。
しかし、ただでさえ儲けの薄い中小企業で、本来の
勤務時間内でやる
のは問題がある場合もあります。
そんな時は、土曜休みに午前中の2~3時間出てきてもらったり、
早朝勉強会にしたり、通常の勤務終了後にやったりします。
その場合は、義務として
休日出勤手当や時間外手当を支払ってやる
のか?自主参加とするが、来た人に対しては1回参加に対して
賞与が
いくら加算されるなど、実質的には自由という名の強制にするとか、
会社の人数、社長や社員の考え方によります。
「えー、そんな面倒なことやるのか!」
いえ、別にやるかどうかは社長の考え方ひとつです。
しかし、経営資源がなく社員の素質が低い中小企業で、社員の技術や
サービス能力の向上以外に、売上や顧客を増やす施策が見つかる会社
はそんなに多くはないのではないでしょうか?
決算書を分析しているだけでは、会社の業績は上がりません。
だって買うかどうかの決定権はお客さんにあるのですし、お客さんは
たくさんある同業他社の中から一番製品やサービスのいいところから買う
わけですし、その製品やサービスを作ったり実践するのは社員ですから。
「社員教育や訓練にかけた時間が、同業ライバルとの差別化になり、
顧客に選択され、会社が維持発展してく」
今、そんな時代ではないでしょうか?
並木
労務経営事務所では訓練計画や訓練マニュアルの作成、社内勉強会
の開催とその講師など、中小企業社員の能力向上の仕組み作りのお手伝い
をしております。
お問い合わせはこちらまで
http://homepage2.nifty.com/803/outline/contact.html
次回は「慣れてる社員が一番いい仕事するとは限らない?」
をお送りします。
「えっ! どうして?」社長
「お客さんも社員も慣れてるから安心なのに?」
===================================
■当事務所の書籍と小冊子のご案内
===================================
●関東地区中小企業
役員様限定 無料小冊子
「弱者の戦略と社員の精鋭化」
http://homepage2.nifty.com/803/sasshi.htm
●書籍のご案内
聴くビジネス書月刊トークスで「今月の社長の4冊」に
選ばれました。「ここが違う!伸びる会社と伸びない会社」
http://tinyurl.com/7cd9z
==================================================================
発行元 : 並木
労務経営事務所
http://homepage2.nifty.com/803/
お問い合わせ : E-mail:
fwpe2780@mb.infoweb.ne.jp
発行協力 : 「まぐまぐ」
http://www.mag2.com/
メルマガ登録変更解除:
http://www.mag2.com/m/0000137325.htm
発行者Webサイト:
http://homepage2.nifty.com/803/merumaga.html
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・ 次回予告
・ 当事務所の書籍と小冊子のご案内
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前回は、資金力と人材の質と量が劣る中小企業では、経営戦略も
人事や教育も、自分のところの規模や発展段階に応じた施策を、
面倒でも独自に考えて実行しなければならない。
それが「差別化」となり、きらりと光る中小企業として顧客に選択
される。
という話でした。
今日は「説教は多いが訓練の少ない中小企業?」
という話です。
一般の中小企業では、社員教育などはあまりやってないのが現実です。
でも、もう右肩上がりの時代ではないので、自社の製品なりサービス
が同業他社より良くならなくては、売上や利益が上がる根拠は全く
ありません。
いえ売上利益が上がらないどころか、人口減少、アジアの台頭、規制緩和
で競争の激しい時代に生き残るのさえむずかしくなってきました。
そして、同業他社より良くならなくてはいけない製品づくりをやっている
のは社員です。
同業他社を上回るサービスをしなければならないのは社員ですから、
同業他社より内容の良い教育訓練を多くやって、社員の技術や能力を
伸ばさなければなりません。
しかし現実は、「我社は今、売上がきびしい。皆その事を自覚して
頑張るように!」
と社長が朝、説教しているだけだったりします。
「頑張れよ」と言われても、どう頑張れば他社との差別化ができるのか
社員レベルではわかりませんし、また「頑張れよ」と言われて、自ら
セミナーに出かけたり、本を買ってきて勉強をしたり、自ら時間外に
練習するような社員や会社風土ではないのでは?
ですから、あらためて経営計画をきちんと立てたうえで、それに沿った
教育訓練制度を独自に導入していかなければなりません。
教育訓練の方法は
■まず教科書、マニュアル・作業指示書などを用意します。
知識教育の場合は、市販の本などで自社の業種や目指す方向性が
合うものを社長が買ってきます。
それを必要の無い箇所は削除したり、自社のこだわりの部分は社長が
加筆したりした上で、集合研修方式で勉強します。
社長が先生役で、指名した社員に教科書の範囲を区切って読んで
もらい、それに対して社長が解説をする。時には社員に質問すること
で、考えさせることが出来ます。
知識を高めると同時に、皆の価値観の共有化につながります。
また現場の実施訓練の場合は、マニュアル・作業指示書を作り
それをもとに、社員にロールプレイングや実際の作業をやって
もらいます。
それを見ながら、社長や上司がポイントポイントで止めて、解説したり
注意やアドバイスしたりして、社員の実践能力を高めていきます。
■教育訓練はいつやるのか?
所定の就業時間内にやるなら、出勤の土曜日などの比較的ひまな時間
を1~2時間利用します。
しかし、ただでさえ儲けの薄い中小企業で、本来の勤務時間内でやる
のは問題がある場合もあります。
そんな時は、土曜休みに午前中の2~3時間出てきてもらったり、
早朝勉強会にしたり、通常の勤務終了後にやったりします。
その場合は、義務として休日出勤手当や時間外手当を支払ってやる
のか?自主参加とするが、来た人に対しては1回参加に対して賞与が
いくら加算されるなど、実質的には自由という名の強制にするとか、
会社の人数、社長や社員の考え方によります。
「えー、そんな面倒なことやるのか!」
いえ、別にやるかどうかは社長の考え方ひとつです。
しかし、経営資源がなく社員の素質が低い中小企業で、社員の技術や
サービス能力の向上以外に、売上や顧客を増やす施策が見つかる会社
はそんなに多くはないのではないでしょうか?
決算書を分析しているだけでは、会社の業績は上がりません。
だって買うかどうかの決定権はお客さんにあるのですし、お客さんは
たくさんある同業他社の中から一番製品やサービスのいいところから買う
わけですし、その製品やサービスを作ったり実践するのは社員ですから。
「社員教育や訓練にかけた時間が、同業ライバルとの差別化になり、
顧客に選択され、会社が維持発展してく」
今、そんな時代ではないでしょうか?
並木労務経営事務所では訓練計画や訓練マニュアルの作成、社内勉強会
の開催とその講師など、中小企業社員の能力向上の仕組み作りのお手伝い
をしております。
お問い合わせはこちらまで
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次回は「慣れてる社員が一番いい仕事するとは限らない?」
をお送りします。
「えっ! どうして?」社長
「お客さんも社員も慣れてるから安心なのに?」
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「弱者の戦略と社員の精鋭化」
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聴くビジネス書月刊トークスで「今月の社長の4冊」に
選ばれました。「ここが違う!伸びる会社と伸びない会社」
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