• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

原価の考え方

________________________________________________________________________

                  ┏━┳━┳━┳━┳━┓
      中 小 企 業 の た め の ┃本┃当┃の┃経┃理┃
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┗━┻━┻━┻━┻━┛
                   VOL.094(2006/10/03)
     > http://www.kaikeikobo.com
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
  
「経理を制するものは経営を制す」

  「数字に強い経営者」「本当に経営の役にたつ情報を提供する
 ことができる経理担当者」を育成するメールマガジンです。

こんにちは。税理士の安藤です。

  今回もお読みいただき、ありがとうございます。

それでは、きょうもはりきってまいりましょう!

さて、固定費を集計しよう、の続きです。

  固定費を集計すると、損益分岐点を出すことができます。

  つまり、
 まず、企業としては固定費分の粗利を稼がないと、赤字になって
 しまう。

 売上が固定費の水準を越えると、黒字に転換する、
 ということです。

  固定費の集計ができれば、固定費にならなかった部分が変動費、 
 つまり売上に比例して変化する金額ですね。

  仕入代や外注費などが、これに当たると思います。

  この固定費変動費に分けて考えると、売上に対する原価や粗利
 の率などが明確になるので「どうすれば儲かるか」を考えるのに、
 とてもわかりやすくなると思うのです。

  つまり、固定費を削減できれば、そのまま利益につながる。
  同じ作業を、いまより少ない人員でできないか?
  家賃は下げられないか?

  変動費を削減するには、工夫が必要です。
  仕入の品質を落とさずに値段を下げることができるか?
  外注先ももっと安くて優れたところはないか?

  そういったことですね。

  それから、製造にかかわっている人件費や工場家賃などを製造原
 価に入れることがよくあります。
  というか、入れるのが普通だと思います。
  そうしないと、税務署が怒りますから。
  そのうえで、原価率を計算することが、よく行なわれています。

  でも、本当に会社の利益を得るためにはどうしたらいいかを考え
 るには、固定的な人件費などは製造原価に入れずに、普通の固定費
 として考え、製造原価変動費のみとするほうがいいと思います。
  
  なぜなら、原価率をみるときに、固定的なものが入っていると、
 おかしな数値になってしまうからです。

  それに、会社が存続していくためには、まず「固定的な経費」を
 しっかりと「外から」稼いでこなくてはなりません。

  製造にかかわっていようがいまいが、そんなことは関係なくて、
 固定的なものは払わなくてはいけないですからね。

  製造にかかわっているいる人の給料は、ものが売れたときに払う、
 というのなら別ですが。

  ちょっと長くなりそうなので、明日もこの続きの話をします。
 
  
******************きょうやってみること***************************
  1.製造にかかわっていても、固定費固定費として抜き出す
     →いままでの製造原価の枠にとらわれていないか?
  2.損益分岐点を出してみる。
     →収支をゼロにするには、いくら売上が必要か?
*****************************************************************

  

┌────────────────────────―――――
|■ DVD発売のお知らせ
└─────────────────────────────

  経理や税金の知識は、一生の財産であり、一度手に入れたら、
 決してなくならないものです。
 
 経理の勉強をしたことがない、簿記の勉強をする時間がない
 中小企業の経営者や経理担当者のために、DVDを作りました。

 「経理と法人税の基礎知識」と「中小企業のための節税対策」
(日常業務編)(決算対策編)の3本セットです。

  いままでにない経理と税金の話だと思っています。
 
 一日でも早く手に入れて、経理と税金の知識を「一生の財産」と
 してください。 

  詳しくは、こちらをご覧ください。
  http://www.keirikantan.com/

┌────────────────[ 安藤裕のブログ ]─
|■ 社長・起業家のための「夢をかなえる読書」のblog
└─────────────────────────-
                >>> http://shohyou.ameblo.jp/

   いままで読んできたの本(主にビジネス本)のなかから、
   「これはいい」と思ったものについての書評を載せています。
   忙しいビジネスマンの方必読!どれもきっと役に立つ一冊です。

┌────────────────────────――――――
|■ 会計事務所を探しているかたへ(無料小冊子配布のおしらせ)
└──────────────────────────────

  会計事務所をどうやって探せばいいのかわからない、
  という方のために、
  「中小企業のための失敗しない会計事務所の選び方」という
 小冊子を書きました。

  ご希望の方に無料で差し上げています。

  中小企業の経営者のために、いままでの経験を踏まえて書き
 ました。

  ご希望の方は、下記アドレスにメールにて
  送り先の住所、お名前、会社名をお知らせください。
  zeirishi@kaikeikobo.com

  ホームページからPDF版のダウンロードもできます。
  PDF版をご希望の方は、ホームページからダウンロードし
 てください。
  http://www.kaikeikobo.com/

┌────────────────────────―――――
|■ 編集後記
└─────────────────────────────
  
  きのうの「あなたが毎日命懸けで作り上げているもの」の
 答え、たくさんメールをいただき、ありがとうございます。

  順番に返事をしていますので、まだ返信がない方は、もう少し
 お待ちください。

  なかには、ぼくのまったく想像していない答えもあって、
 楽しく拝見しています。

  答えを知りたい人は、メールくださいね。
  メールアドレスはこちらです。
  zeirishi@kaikeikobo.com 
______________________________________________

  ▼このメールマガジンは以下の配信システムを利用しています。
    まぐまぐ  http://www.mag2.com    ID:150574
  ▽購読・配信停止はこちらから
    >>> http://www.mag2.com/m/0000150574.html

  ▼メールマガジンに取り上げてもらいたい内容や、ご意見も
   お待ちしています。 >>> zeirishi@kaikeikobo.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 安藤裕税理士事務所 / 株式会社 会計工房
 〒221-0844 横浜市神奈川区沢渡45番地1ルピナス横浜西口302
 TEL:045-316-1521 FAX:045-317-8071
 e-mail: zeirishi@kaikeikobo.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 Copyright (C) 2005 安藤裕税理士事務所. All Rights Reserved.

絞り込み検索!

現在22,386コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP