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機械・電気工事業者の許認可〈第3回〉

機械・電気工事業者さんにしてみると
「なぜ、建設業許可が必要なのか?」と疑問に思われる
でしょう。
その理由はいくつかありますが、まずは最近発生した「事件」
を題材にしたいと思います。

先月、とある新聞に大きく取り上げられた記事ですが、
埼玉県に住む高齢の姉妹が、自宅のリフォーム工事を繰り返され
その結果、貯蓄がなくなりその代金を払いきれなくなり、自宅が
競売にかけられたという事件です。

リフォーム業者は、1社だけではなく複数の業者が群がったという
ことです。
この事件では、色々な問題がありますが、紙面では、
「500万円未満の工事であれば許可が不要」であることも問題視
しています。

「建設業許可」を取得するには、その「建設業」に対して経験・知識
が必要ですが、1件の請負代金が500万円未満(建築一式工事を
除く)の工事では、「許可」が不要で、結果的に経験・知識がなくても
「営業」できるということになります。
リフォーム工事にトラブルが多いのは、1件あたり500万円未満で
できるというところが原因となっています。

「規制緩和」の流れの中で、「建設業許可」については、「規制強化」
が必要となってきているように思えます。
リフォーム工事の場合、特定商取引法以外の法律では、ほとんど規制
することができません。
もし、1件当たりの請負代金について「建設業許可不要」の上限を
500万円未満から50万円未満に改正すれば、悪質リフォーム業者は
「営業」が困難になります。
無許可であれば、それだけで摘発することができるからです。

今回、悪質リフォーム業者を題材にして「建設業許可制度」をご説明
しましたが、次回は「機械器具設置工事業」と「建設業許可」の関係を
私の経験談よりお話しします。

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 鐘尾行政書士事務所
 kanakou@cam.hi-ho.ne.jp
 http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kanakou/


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【メルマガ】 機械・電気工事業者の許認可
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kanakou/mailmagazine.html
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