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機械・電気工事業者の許認可〈第8回〉

新聞の三面記事を騒がせている事件を〈第7回〉のメルマガで
取り上げましたが、その続報です。

先月30日、詐欺特定商取引法違反の容疑でリフォーム業者
の元営業マンが逮捕されました。
そして、7月5日付けの新聞によると、この逮捕された営業マン
が所属していたリフォーム会社は、建設業許可を取得していな
かったということがわかりました。
親会社や管理会社は、許可を取得していましたが、肝心のリフォーム
工事の営業をしていた会社は、無許可だったということです。

しかし、〈第3回〉のメルマガでご説明したように、
「1件の請負代金が500万円未満の工事では、『許可』が不要で、
 リフォーム工事にトラブルが多いのは、1件あたり500万円未満
 で、できるというところが原因」
であって、今回の事件のリフォーム会社が無許可であったことは、
それほど驚くことではありません。
しかし、驚いたのは、実は1件当たり500万円以上の工事契約
行っていたということです。

では、「建設業法」を全く無視したのかというと、そうではありま
せん。
見かけ上、「建設業法」を逃れていました。
その方法は、ここでは取り上げませんが、グループ企業(親会社、
管理会社)が許可を取得していただけあって、「悪質リフォーム業者」
とはいえ、「建設業法」を意識して営業していたことは確かです。
やはり、「建設業法違反」を恐れていたのでしょう。

このような事件で、やっと「建設業法」という文字が新聞に掲載される
こと自体が問題であると言わざるをえません。

ところで、この新聞記事では、悪質リフォーム問題に取り組んでいる
NPO法人の方の提案が掲載されていました。
現在のところ、
「1件の請負代金が500万円未満の工事では、許可が不要」ですが、
この金額を「100万円未満」に引き下げるという提案です。
私は、〈第3回〉のメルマガで「50万円未満」を提案しましたが、
やはり同様の見解を持っておられる方が存在するということです。

機械・電気工事業者の方も今回の事件をきっかけに、「建設業法」の
存在をご確認頂きたいと思います。

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 鐘尾行政書士事務所
 kanakou@cam.hi-ho.ne.jp
 http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kanakou/


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【メルマガ】 機械・電気工事業者の許認可
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kanakou/mailmagazine.html
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