会計の大変革と個別注記表

会計の大変革と個別注記表

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2006-11-16

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 　　　　　　　　　 ～得する税務・会計情報～　　　 　　　　　第22号 　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 【税理士法人-優和-】　　 http://www.yu-wa.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 会計の大変革と個別注記表 本年5月、会社法が100年ぶりに大改正され、5ヶ月以上経過しました。 それに伴い会計も大変革を迫られました。 今までのような、税務署さえよければよいと言った決算書作りではなく、一般に公正妥当な会 計処理の基準に基づいた決算書であるということを、強く決算面に意思表示せねばならない仕 組みとなりました。 　決算書も従来は、貸借対照表と損益計算書を作成すればよかったのですが、今後はこれに加 えて、 １、 「株主資本等変動計算書」の作成が新たに義務づけられました。 ２、 「個別注記表」という書類も別途作成する必要も生じました。 会計事務所の従業員にとっては7月以降10月まで4回（4ヶ月）の新たな様式に基づいた決算書 作りを経験したことになります。 　先日、ある地域金融機関の公認会計士監査で、営業店（支店）に往査し、貸出先の 決算書を数多く見る機会がありました。 　利益処分案がなくなって、株主資本等変動計算書が新たに加わっているのは、財務ソフトが 自動的にアウトプットしてくれますので、それはさすがに決算書の中に入っていますが、 「個別注記表」をはずしてしまっている決算書を散見したり、「重要なる会計方針に関する注 記」の大事な部分が抜けていたりと、まだまだ決算書作成の指導する会計事務所自身の対応が 十分でない感じがしてなりません。 「個別注記表」の中の「重要なる会計方針等」は経営者自らが作成するものではありますが、 会計事務所としては、その作成の主導的役割を担いながら指導する立場に置かれております。 従って、ここに表示されている内容こそ、経営者の「財務諸表の読者」に対する「姿勢の発 露」の場であります。 「財務諸表の読者」は税務署ばかりではありません。株主はもちろん、金融機関、リース会 社、取引先等々様々です。 　「銀行から借入しないから、貸借対照表の見てくれはどうでもいいよ！」という経営者もた まにおります。 　私ども会計事務所は、経営者の「財務諸表の読者」に対する「姿勢の発露」の場としての、 新しいスタイルの決算書作りに最新の注意を払っていこうと考えます。　何故ならば財務諸表 は財務諸表の読者に対する経営者のメッセージ伝達の場であり、経営者の財務諸表に対する 「思い」を表現する「場｜と言えるからであり、従って、個別注記表を読んでもらえば経営者 の姿勢も分かりますしそれを指導している会計事務所の質も分かるからです。 ******************************************************************** 購読解除は下記ＵＲＬから http://www.yu-wa.jp/mail.htm ******************************************************************** ******************************************************************** 発行者　税理士法人優和　東京本部　渡辺俊之（公認会計士・税理士） 優和HP：http://www.yu-wa.jp E-MAIL：tokyo@yu-wa.jp TEL：03(3455)6666/ FAX:03(3455)7777 〒108-0014 東京都港区芝４－４－５三田KMビル ********************************************************************