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超・
成果主義「ハイブリッド型
人事制度」を作る! vol.36
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【世の
成果主義批判を排す!!!】
企業業績に結びつく
人事制度を構築するため「ハイブリッド型
人事制度」を
提唱しています。
湯浅経営センター:湯浅哲彦
blackbox@silver.ocn.ne.jp
http://www.yuasa-keiei-center.com/
▼ブログ「経営コンサルタントのハイブリッド日記」はこちら▼
http://blog.livedoor.jp/yuasa5717/
*****************************************************************
みなさん、こんにちは。湯浅です。
今週の金曜日22日に冬至を迎えます。
冬の中間点で、昼が最も短く夜が最も長くなる日です。
年を取るにつれて、夜よりも朝が、冬よりも春が恋しくなってきています。
徐々に日が長くなってくるのを楽しみに新年を迎えます。
終わり良ければすべて良し・・・。とは思いませんが、悪いより良いにこし
たことはありません。
今年もラストスパート、頑張りましょう。
□今回のテーマ :
人事制度ペンタゴンについて検討する!
12月14日(木)
午前10時にまぐまぐ工業を訪問し、新
人事制度策定会議に出席する。
出席者:社長、専務、工事部長、
総務部長、
人事コンサルタント(以下「HR
C」と略す)
場 所:まぐまぐ工業会議室
☆ハイブリッド型
人事制度の「
勤務態度制度」を
人事考課演習を通して検討す
る!
HRC「今日は前回の続きです。
この前は
人事考課演習の
規律性しか検討できませんでした。
今日は残りの責任性、協調性、積極性について見ていきましょう。
責任性からいきましょう。」
専 務「自分に与えられた仕事をきちんとこなしたかどうかを判断材料とする
んですよね?
だから、私は柳田くんA、折口くんDにしたんですが・・・。」
総務部長「柳田くんのAは賛成ですが、折口くんはBと評価しました。
仕事のスピードは遅いですが、完璧に仕事を仕上げるということで
すからBを与えてもいいと思います。」
専 務「それは関係ないんじゃないですか。」
HRC「そうですね。仕事のスピードとか質については、成果業績考課でみる
のがいいでしょう。」
工事部長「だから折口くんのBは甘い。よくてもCだろう。」
社 長「柳田くんのAも甘い。自分の仕事をこなすのは当たり前だからBで充
分だ。」
専 務「それは極端すぎるでしょう。」
HRC「柳田くんは自分の仕事を残業してまでもきっちりやり終えたから、S
かAの評価でしょう。
また、折口くんは自分の仕事を途中でほったらかしたので、いい評価
はできません。CかDでしょうね。」
※責任性について議論が白熱する。
HRC「それじゃ、まとめましょう。
柳田くんはA評価、折口くんはD評価でいいですね。」
社 長「折口くんは即刻クビや!」
専 務「また始まった・・・。」
HRC「次は協調性です。」
総務部長「柳田くんは折口くんの仕事を助けたんですからA評価、折口くんは
助けてもらったのでC評価にしたんですが・・・。」
工事部長「折口くんはDでしょう。
仕事を人に押しつけて帰ってしまうんだから・・・。」
社 長「そもそも、こいつは言わなあかんことを言わずに、ギリギリなって逃
げてしまいよる。
クビや!」
専 務「もう、ええって。」
HRC「まず、柳田くんの評価を検討して下さい。」
専 務「Bでしょう。」
工事部長「いや、Sはいくでぇ。
時間外で他人の仕事を引き受けてやり遂げたんやから。」
総務部長「Sは高すぎると思います。
Aぐらいが妥当なんじゃないですか。」
社 長「当たり前のことだからBだろう。」
※協調性について話し合う。
HRC「それでは、まとめましょう。
当社では柳田くんはA評価ということに決めます。
では、折口くんはどうですか。」
専 務「私はCをつけました。」
社 長「Dだろう。」
工事部長「さっき言ったように、私もD評価です。
柳田くんがUSJに誘ったのにそれを断るのは協調性がないと判断
できるでしょう。」
総務部長「Cだと思いますが・・・。」
HRC「ここで協調性についておさらいしてみましょう。
協調性とは、自分の仕事をやり終えた上で他人の仕事を手伝うことと
説明しました。
自分の仕事をほったらかしにしておいて、他人の仕事を手伝っても組
織にとってマイナスにこそなれ決してプラスにはならないからです。
それと、
人事考課はあくまで仕事に関わることを評価するわけですか
ら、工事部長がおっしゃったUSJの件は協調性で評価することはでき
ません。」
専 務「ということは、折口くんの評価はどうなるのですか。」
HRC「この
人事考課演習では評価できないということになります。
ここでは結果よりプロセスを重視しますので、協調性の意味を充分に
理解して評価しているかどうかをみます。
これは
人事考課演習ですから、このように評価できないということも
ありますが、実際の
人事考課ではこんなことはありません。」
総務部長「そうなんか。
どうもおかしいなあと思てたんや。」
工事部長「ほんまかいな。」
HRC「それでは、積極性はどうでしょうか。」
総務部長「積極性とは、仕事に関係する改善提案や自己啓発があれば評価する
んでしょう。」
専 務「柳田くんにも折口くんにも、そのような態度や行動はありませんでし
たよね。
ということは、二人とも評価できないんですか。」
HRC「そうです。
人事考課演習で考課できないなんて! と怒らないで下さい。
あくまで
人事考課のバラつきを少なくするための演習で、現実とは違
うことを理解して下さい。」
社 長「ん~、難しいなあ。」
HRC「あまり難しく考えないで下さい。
これまでは年功序列という誰が見ても間違えようのない指標が
人事制
度で幅をきかせていましたが、これからはそんなに都合のいい指標はな
いと心得て下さい。
自社の
人事指標は自分たちで作り上げていくことが必要になってきま
す。」
専 務「正月休みに復習せなあかんなあ。」
HRC「この次は教育訓練制度について検討していきましょう。
年末年始をはさみますので、次回は来年1月11日になります。
みなさん、よいお年をお迎え下さい。
来年もよろしくお願いします。」
◎時計は12時を少し回っていた。
(※)ハイブリッド型
人事制度 :
http://www.yuasa-keiei-center.com/
を参考にして下さい。
*****************************************************************
△
人事制度を作りたい方、作り変えたい方! まず、ご相談下さい。
ご相談は無料です。
blackbox@silver.ocn.ne.jp
△ご意見、ご感想、ご質問等をお寄せ下さい。
誌面作りの参考にさせていただきたいと思っています。
blackbox@silver.ocn.ne.jp
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湯浅経営センター
代表:湯浅哲彦
〒584-0073
大阪府富田林市寺池台3-19-24
tel:0721-29-9486
fax:0721-29-9486
携帯:090-2285-1006
e-mail:
blackbox@silver.ocn.ne.jp
URL:
http://www.yuasa-keiei-center.com/
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超・成果主義「ハイブリッド型人事制度」を作る! vol.36
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【世の成果主義批判を排す!!!】
企業業績に結びつく人事制度を構築するため「ハイブリッド型人事制度」を
提唱しています。
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みなさん、こんにちは。湯浅です。
今週の金曜日22日に冬至を迎えます。
冬の中間点で、昼が最も短く夜が最も長くなる日です。
年を取るにつれて、夜よりも朝が、冬よりも春が恋しくなってきています。
徐々に日が長くなってくるのを楽しみに新年を迎えます。
終わり良ければすべて良し・・・。とは思いませんが、悪いより良いにこし
たことはありません。
今年もラストスパート、頑張りましょう。
□今回のテーマ : 人事制度ペンタゴンについて検討する!
12月14日(木)
午前10時にまぐまぐ工業を訪問し、新人事制度策定会議に出席する。
出席者:社長、専務、工事部長、総務部長、人事コンサルタント(以下「HR
C」と略す)
場 所:まぐまぐ工業会議室
☆ハイブリッド型人事制度の「勤務態度制度」を人事考課演習を通して検討す
る!
HRC「今日は前回の続きです。
この前は人事考課演習の規律性しか検討できませんでした。
今日は残りの責任性、協調性、積極性について見ていきましょう。
責任性からいきましょう。」
専 務「自分に与えられた仕事をきちんとこなしたかどうかを判断材料とする
んですよね?
だから、私は柳田くんA、折口くんDにしたんですが・・・。」
総務部長「柳田くんのAは賛成ですが、折口くんはBと評価しました。
仕事のスピードは遅いですが、完璧に仕事を仕上げるということで
すからBを与えてもいいと思います。」
専 務「それは関係ないんじゃないですか。」
HRC「そうですね。仕事のスピードとか質については、成果業績考課でみる
のがいいでしょう。」
工事部長「だから折口くんのBは甘い。よくてもCだろう。」
社 長「柳田くんのAも甘い。自分の仕事をこなすのは当たり前だからBで充
分だ。」
専 務「それは極端すぎるでしょう。」
HRC「柳田くんは自分の仕事を残業してまでもきっちりやり終えたから、S
かAの評価でしょう。
また、折口くんは自分の仕事を途中でほったらかしたので、いい評価
はできません。CかDでしょうね。」
※責任性について議論が白熱する。
HRC「それじゃ、まとめましょう。
柳田くんはA評価、折口くんはD評価でいいですね。」
社 長「折口くんは即刻クビや!」
専 務「また始まった・・・。」
HRC「次は協調性です。」
総務部長「柳田くんは折口くんの仕事を助けたんですからA評価、折口くんは
助けてもらったのでC評価にしたんですが・・・。」
工事部長「折口くんはDでしょう。
仕事を人に押しつけて帰ってしまうんだから・・・。」
社 長「そもそも、こいつは言わなあかんことを言わずに、ギリギリなって逃
げてしまいよる。
クビや!」
専 務「もう、ええって。」
HRC「まず、柳田くんの評価を検討して下さい。」
専 務「Bでしょう。」
工事部長「いや、Sはいくでぇ。
時間外で他人の仕事を引き受けてやり遂げたんやから。」
総務部長「Sは高すぎると思います。
Aぐらいが妥当なんじゃないですか。」
社 長「当たり前のことだからBだろう。」
※協調性について話し合う。
HRC「それでは、まとめましょう。
当社では柳田くんはA評価ということに決めます。
では、折口くんはどうですか。」
専 務「私はCをつけました。」
社 長「Dだろう。」
工事部長「さっき言ったように、私もD評価です。
柳田くんがUSJに誘ったのにそれを断るのは協調性がないと判断
できるでしょう。」
総務部長「Cだと思いますが・・・。」
HRC「ここで協調性についておさらいしてみましょう。
協調性とは、自分の仕事をやり終えた上で他人の仕事を手伝うことと
説明しました。
自分の仕事をほったらかしにしておいて、他人の仕事を手伝っても組
織にとってマイナスにこそなれ決してプラスにはならないからです。
それと、人事考課はあくまで仕事に関わることを評価するわけですか
ら、工事部長がおっしゃったUSJの件は協調性で評価することはでき
ません。」
専 務「ということは、折口くんの評価はどうなるのですか。」
HRC「この人事考課演習では評価できないということになります。
ここでは結果よりプロセスを重視しますので、協調性の意味を充分に
理解して評価しているかどうかをみます。
これは人事考課演習ですから、このように評価できないということも
ありますが、実際の人事考課ではこんなことはありません。」
総務部長「そうなんか。
どうもおかしいなあと思てたんや。」
工事部長「ほんまかいな。」
HRC「それでは、積極性はどうでしょうか。」
総務部長「積極性とは、仕事に関係する改善提案や自己啓発があれば評価する
んでしょう。」
専 務「柳田くんにも折口くんにも、そのような態度や行動はありませんでし
たよね。
ということは、二人とも評価できないんですか。」
HRC「そうです。
人事考課演習で考課できないなんて! と怒らないで下さい。
あくまで人事考課のバラつきを少なくするための演習で、現実とは違
うことを理解して下さい。」
社 長「ん~、難しいなあ。」
HRC「あまり難しく考えないで下さい。
これまでは年功序列という誰が見ても間違えようのない指標が人事制
度で幅をきかせていましたが、これからはそんなに都合のいい指標はな
いと心得て下さい。
自社の人事指標は自分たちで作り上げていくことが必要になってきま
す。」
専 務「正月休みに復習せなあかんなあ。」
HRC「この次は教育訓練制度について検討していきましょう。
年末年始をはさみますので、次回は来年1月11日になります。
みなさん、よいお年をお迎え下さい。
来年もよろしくお願いします。」
◎時計は12時を少し回っていた。
(※)ハイブリッド型人事制度 :
http://www.yuasa-keiei-center.com/
を参考にして下さい。
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△人事制度を作りたい方、作り変えたい方! まず、ご相談下さい。
ご相談は無料です。
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△ご意見、ご感想、ご質問等をお寄せ下さい。
誌面作りの参考にさせていただきたいと思っています。
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代表:湯浅哲彦
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