みなさん、こんにちは!
本号が平成25年になって初めてのお届けとなります。
今年もお読み頂いている皆様にとって「良い年」になりますよう心より
祈念しております。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
私がサラリーマン時代、仕事に行き詰まって一人紋々としていたときに、励まされた言葉があります。
いずれも、くら~い顔をしていた私に、かけてくれた一言です。世知辛い世の中、心やさしい人も
少なくないのです。
社会人新人として働き始めたとき、新しい仕事に馴染めず辛い毎日を過ごしていましたが、
そんな私をじっと見ていてくれた上司がいました。
そしてある日、その上司がかけてくれた言葉を思い出します。これには随分と気が楽になり、励まされました。
“無理ならやるな。辛かったら逃げろ。力が出ないなら中途半端でやりすごせ。
どうしても筋を通せないなら、裏切ればいい。それで周囲が困るほど、実は君への期待値は高くない。
そうこうするうちに、すべては解決に向かう。そんなものだよ、人生は“。
中国駐在員時代も単身赴任で随分と寂しい思いをしました。その時、相談に乗ってくれた恩人(
残念ながら既に他界されました)の言葉も思い出します。
単身赴任同士で仲良くさせて頂いていたその商社マンは、私のアパートの前の部屋に住んでいました。
そして、ある日私を自宅に誘ってくれました。当時も何かと理不尽な事が多かった中国で、東京の本部にいる
同期の人と較べ苦労を強いられている自分を嘆くと、こう諭してくれました。
“人と自分を比較して、ものごとの価値を決める。そういう人生は詰らないよ。人が経験出来ないことが
経験出来る。そんな人生の方がずっと素晴らしいじゃないか”。
これらは文字にすると当たり前の内容ですが、どんよりした気分を抱えているときにかけられた声は、
心に染みたものでした。
これらの一つひとつの言葉の裏に、「君はもともと大した器じゃないのだから、肩ひじ張りなさんな」という
温かさを感じたのです。
誰も自らの筋力を超えた荷物を背負うことはできませんし、器以上の水も貯められません。
「自分はこんなもの」というそんな当り前のことを改めて思い知らされた励ましの言葉でした。
『他人の不幸は蜜の味』という言葉があります。
人が他人の不幸を蜜の味だと考えるのは、常に自分の幸不幸を他人との比較によって確認している
ためだと思います。自分だけをみて自分が幸福だと判断するほど自信のある人はそう多くはない
ということでしょうか。
『他人の幸せ』はうらやましくて癪にさわるけれど、『他人の不幸』は“自分は
あの人より幸せだ”という優越感を味わえるということでしょうか。
だから、私みたいに“俺はこんなもん”といつも思って過ごしている人の方が、『他人の不幸』
を心待ちにしないだけ、心穏やかに世の中を歩いていけるのかもしれませんね。
さて、
前回の「
賃金債権譲渡社員への対応」についての話、如何でしたでしょうか。
今回は、「社員の健康管理」についての話をします。
──────────◆ 目 次 ◆──────────────
○ 「社員の健康管理」
───────────────────────────────
コンビニエンスストア大手のローソンが発表した、
健康診断に関する新制度が話題になっています。
健康診断を受けない社員に対し、会社は3回程度、受診するよう促し、それでも受診しない社員に
ついてボーナスの15%、その上司についても10%を減額するという制度です。
かなりのインパクトがある制度ですが、同社では、
健康診断受診率が約83%にとどまっていることから、
健康で長く勤めてもらうために、あえてこうした制度を導入することにしたそうです。
もちろん、この制度によって社員の健康状態が改善すれば、会社の
医療費負担の軽減にも繋がるとの
思惑もあるでしょう。
然し、企業の社員に対する健康管理への取組みが、ますます強化されているようです。
社員が
健康診断を受診しないことは、「
安全配慮義務違反」による会社のリスク要因となります。
また、受診していなかった社員の健康状態が関係した
労災事故等が発生し、社員が死亡してしまった
ような場合には、裁判となり、相当高額な賠償金の支払いが会社に命じられる可能性があります。
賠償額が1億円を超える判例も珍しくありません。
民間の賠償保険もありますが、様々なリスクやコストを考えると、結局は日頃の
労務管理を
しっかり行うことが最も合理的な選択だと思います。
後々のトラブルを予防するためには、「社員は
健康診断を受診しなければならないこと」や
「会社が受診を命じることができること」を、
就業規則に規定しておくことは勿論ですが、
受診しない社員に対する指導や
懲戒については書面で残しておくことが重要です。
また、既往歴や持病があったり、診断の結果、異常が認められたりした社員については、
労働時間の管理や業務の見直しを行うことも重要です。
過労死につながりやすい、脳・心臓疾患の最大の発症要因となっている、「血圧」「血糖値」
「コレステロール値」「肥満」は,
定期健康診断等の結果から、ある程度発症リスクを事前に
把握することが可能です。
春先に
健康診断を行う会社が多いですが、今年はぜひこうした観点から健康管理について
考えてみることをお薦めします。
就業規則への規定の仕方など更に詳細を知りたい場合は、弊事務所にご照会下さい。
ご質問いただいた内容については、メールマガジンを通してご回答させて頂きます。
ご質問・ご意見は
info@node-office.comからどうぞ。
当事務所のホームページを更新しております。
ご興味のある方は、
http://www.node-office.com/index/index.html
または、
http://www.humansource.co.jp/ へどうぞ
当事務所所長 野手 茂 著の「サラリーマン講座
退職金・年金編」が 文芸社
より、全国書店、ネット書店で販売中です。
みなさん、こんにちは!
本号が平成25年になって初めてのお届けとなります。
今年もお読み頂いている皆様にとって「良い年」になりますよう心より
祈念しております。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
私がサラリーマン時代、仕事に行き詰まって一人紋々としていたときに、励まされた言葉があります。
いずれも、くら~い顔をしていた私に、かけてくれた一言です。世知辛い世の中、心やさしい人も
少なくないのです。
社会人新人として働き始めたとき、新しい仕事に馴染めず辛い毎日を過ごしていましたが、
そんな私をじっと見ていてくれた上司がいました。
そしてある日、その上司がかけてくれた言葉を思い出します。これには随分と気が楽になり、励まされました。
“無理ならやるな。辛かったら逃げろ。力が出ないなら中途半端でやりすごせ。
どうしても筋を通せないなら、裏切ればいい。それで周囲が困るほど、実は君への期待値は高くない。
そうこうするうちに、すべては解決に向かう。そんなものだよ、人生は“。
中国駐在員時代も単身赴任で随分と寂しい思いをしました。その時、相談に乗ってくれた恩人(
残念ながら既に他界されました)の言葉も思い出します。
単身赴任同士で仲良くさせて頂いていたその商社マンは、私のアパートの前の部屋に住んでいました。
そして、ある日私を自宅に誘ってくれました。当時も何かと理不尽な事が多かった中国で、東京の本部にいる
同期の人と較べ苦労を強いられている自分を嘆くと、こう諭してくれました。
“人と自分を比較して、ものごとの価値を決める。そういう人生は詰らないよ。人が経験出来ないことが
経験出来る。そんな人生の方がずっと素晴らしいじゃないか”。
これらは文字にすると当たり前の内容ですが、どんよりした気分を抱えているときにかけられた声は、
心に染みたものでした。
これらの一つひとつの言葉の裏に、「君はもともと大した器じゃないのだから、肩ひじ張りなさんな」という
温かさを感じたのです。
誰も自らの筋力を超えた荷物を背負うことはできませんし、器以上の水も貯められません。
「自分はこんなもの」というそんな当り前のことを改めて思い知らされた励ましの言葉でした。
『他人の不幸は蜜の味』という言葉があります。
人が他人の不幸を蜜の味だと考えるのは、常に自分の幸不幸を他人との比較によって確認している
ためだと思います。自分だけをみて自分が幸福だと判断するほど自信のある人はそう多くはない
ということでしょうか。
『他人の幸せ』はうらやましくて癪にさわるけれど、『他人の不幸』は“自分は
あの人より幸せだ”という優越感を味わえるということでしょうか。
だから、私みたいに“俺はこんなもん”といつも思って過ごしている人の方が、『他人の不幸』
を心待ちにしないだけ、心穏やかに世の中を歩いていけるのかもしれませんね。
さて、
前回の「賃金債権譲渡社員への対応」についての話、如何でしたでしょうか。
今回は、「社員の健康管理」についての話をします。
──────────◆ 目 次 ◆──────────────
○ 「社員の健康管理」
───────────────────────────────
コンビニエンスストア大手のローソンが発表した、健康診断に関する新制度が話題になっています。
健康診断を受けない社員に対し、会社は3回程度、受診するよう促し、それでも受診しない社員に
ついてボーナスの15%、その上司についても10%を減額するという制度です。
かなりのインパクトがある制度ですが、同社では、健康診断受診率が約83%にとどまっていることから、
健康で長く勤めてもらうために、あえてこうした制度を導入することにしたそうです。
もちろん、この制度によって社員の健康状態が改善すれば、会社の医療費負担の軽減にも繋がるとの
思惑もあるでしょう。
然し、企業の社員に対する健康管理への取組みが、ますます強化されているようです。
社員が健康診断を受診しないことは、「安全配慮義務違反」による会社のリスク要因となります。
また、受診していなかった社員の健康状態が関係した労災事故等が発生し、社員が死亡してしまった
ような場合には、裁判となり、相当高額な賠償金の支払いが会社に命じられる可能性があります。
賠償額が1億円を超える判例も珍しくありません。
民間の賠償保険もありますが、様々なリスクやコストを考えると、結局は日頃の労務管理を
しっかり行うことが最も合理的な選択だと思います。
後々のトラブルを予防するためには、「社員は健康診断を受診しなければならないこと」や
「会社が受診を命じることができること」を、就業規則に規定しておくことは勿論ですが、
受診しない社員に対する指導や懲戒については書面で残しておくことが重要です。
また、既往歴や持病があったり、診断の結果、異常が認められたりした社員については、
労働時間の管理や業務の見直しを行うことも重要です。
過労死につながりやすい、脳・心臓疾患の最大の発症要因となっている、「血圧」「血糖値」
「コレステロール値」「肥満」は,定期健康診断等の結果から、ある程度発症リスクを事前に
把握することが可能です。
春先に健康診断を行う会社が多いですが、今年はぜひこうした観点から健康管理について
考えてみることをお薦めします。
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