こんにちは。
社会保険労務士の田中です。
日本は年々、暑くなっています。
2019年も5月半ばから真夏日・猛暑日が各地で発生しています。
ここ数年の推移をみると、猛暑日、真夏日が増えています。
また、暑くなるとどうしても「最高気温の記録更新!」などど
最「高」気温を気にしますが、最「低」気温が高い日も増えています。
「最低気温が25℃以上の日」は、
2016年10日 2017年18日 2018年42日
と大幅に増えています。これでは暑いはずです。
☆☆☆☆ 職場における熱中症の発生件数が激増 ☆☆☆☆
厚生労働省が発表した平成30年の
「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」によると、
死傷者(死亡・休業4日以上)は1128人、うち死亡者が29人と、
死傷者、死亡者ともに前年度の2倍以上となる驚くべき結果でした。
(平成29年はそれぞれ544人、14人でした。)
死傷者についてはここ10年で最大であり、初めての1000人超えです。
https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/000483092.pdf
厚生労働省は「STOP! 熱中症 クールワークキャンペーン」を
すでに5月から展開しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_03739.html
そして、今年は環境省が初の試みとして
「男性も日傘を使おう」というキャンペーンを始めました。
https://www.env.go.jp/press/106813.html
同省によると、帽子を被った場合に比べて日傘を使うと、
発汗量が約17%少なくなるそうです。
また、クールビズ+日傘により熱ストレスが約20%低減するそうです。
自社で熱中症が発生するご心配がある企業は、
次のリーフレットを印刷して、各現場に配布する事をお勧めします。
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000505935.pdf
☆☆☆☆ どうして熱中症の発生件数が増えたのか? ☆☆☆☆
どうして平成30年は熱中症の被害が大きくなったのでしょうか?
厚生労働省ではその原因を次のように分析しています。
『 WBGT値(暑さ指数)計を
事業場で準備していないために、
作業環境の把握や作業計画の変更ができていない例や、
熱中症になった
労働者の発見や救急搬送が遅れた例、
事業場における健康管理を適切に実施していない例などが見られました』
その他、マクロ的な要因では次のような事が挙げられます。
1 熱帯夜や猛暑日の増加
2 社会全体の高齢化
3 ヒートアイランド現象
4 地球規模での気候変動
☆☆☆☆ 室内で働く事務職でも要注意 ☆☆☆☆
室内で働く人も次のような時には熱中症になる可能性があります。
・短時間でも掃除などの屋外作業をする。
・書庫や倉庫などの室温が高い場所で整理などの作業をする。
そのため、屋外に出る時は、薄着になったり、帽子を被る、
温度や湿度が高い場所で作業をする時は、
あらかじめエアコンを作動させる、などの対策が必要です。
また、パソコンやプリンター等の機器が発する熱や、
カーテンやブラインドを閉めていない窓からの直射日光が
室温を高めてしまうおそれもあります。
☆☆☆☆ 「もう2杯 水を飲もう」 ☆☆☆☆
「のどが渇いている」という事は脱水が始まっている証拠です。
渇きを感じてから水を飲むのではなく、
のどが渇く前に水分を摂ることが大事です。
また、多くの人は水分の摂取量が不足気味であり、コップの水を
あと2杯飲めば、一日に必要な水の量を確保できるそうです。
(例えば起きて1杯、寝る前に1杯を余計に飲む。)
また、アルコールや多量のカフェインを含む飲料は、尿の量を増やし
体内の水分を排せつしてしまうので、水分補給としては適しません。
従って「コーヒーをたくさん飲んでいるから大丈夫」
という事でもないようです。
「熱中症対策」仕事中のみならず、プライベートでもお気を付けください。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
=============================================
田中事務所 特定
社会保険労務士 田中理文
(立川・渋谷・新宿 で主に仕事をしています。)
従業員 50人~300人企業の、
社会保険の手続きはお任せください!
http://www.tanakajimusho.biz/
従業員 10人~2,000人企業の、
労務相談に多くの実績があります!
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従業員数に関係なく発生します。
「転ばぬ先の杖」
ご安心のために、いつでも当所が貴社をサポートします。
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こんにちは。社会保険労務士の田中です。
日本は年々、暑くなっています。
2019年も5月半ばから真夏日・猛暑日が各地で発生しています。
ここ数年の推移をみると、猛暑日、真夏日が増えています。
また、暑くなるとどうしても「最高気温の記録更新!」などど
最「高」気温を気にしますが、最「低」気温が高い日も増えています。
「最低気温が25℃以上の日」は、
2016年10日 2017年18日 2018年42日
と大幅に増えています。これでは暑いはずです。
☆☆☆☆ 職場における熱中症の発生件数が激増 ☆☆☆☆
厚生労働省が発表した平成30年の
「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」によると、
死傷者(死亡・休業4日以上)は1128人、うち死亡者が29人と、
死傷者、死亡者ともに前年度の2倍以上となる驚くべき結果でした。
(平成29年はそれぞれ544人、14人でした。)
死傷者についてはここ10年で最大であり、初めての1000人超えです。
https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/000483092.pdf
厚生労働省は「STOP! 熱中症 クールワークキャンペーン」を
すでに5月から展開しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_03739.html
そして、今年は環境省が初の試みとして
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https://www.env.go.jp/press/106813.html
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発汗量が約17%少なくなるそうです。
また、クールビズ+日傘により熱ストレスが約20%低減するそうです。
自社で熱中症が発生するご心配がある企業は、
次のリーフレットを印刷して、各現場に配布する事をお勧めします。
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000505935.pdf
☆☆☆☆ どうして熱中症の発生件数が増えたのか? ☆☆☆☆
どうして平成30年は熱中症の被害が大きくなったのでしょうか?
厚生労働省ではその原因を次のように分析しています。
『 WBGT値(暑さ指数)計を事業場で準備していないために、
作業環境の把握や作業計画の変更ができていない例や、
熱中症になった労働者の発見や救急搬送が遅れた例、
事業場における健康管理を適切に実施していない例などが見られました』
その他、マクロ的な要因では次のような事が挙げられます。
1 熱帯夜や猛暑日の増加
2 社会全体の高齢化
3 ヒートアイランド現象
4 地球規模での気候変動
☆☆☆☆ 室内で働く事務職でも要注意 ☆☆☆☆
室内で働く人も次のような時には熱中症になる可能性があります。
・短時間でも掃除などの屋外作業をする。
・書庫や倉庫などの室温が高い場所で整理などの作業をする。
そのため、屋外に出る時は、薄着になったり、帽子を被る、
温度や湿度が高い場所で作業をする時は、
あらかじめエアコンを作動させる、などの対策が必要です。
また、パソコンやプリンター等の機器が発する熱や、
カーテンやブラインドを閉めていない窓からの直射日光が
室温を高めてしまうおそれもあります。
☆☆☆☆ 「もう2杯 水を飲もう」 ☆☆☆☆
「のどが渇いている」という事は脱水が始まっている証拠です。
渇きを感じてから水を飲むのではなく、
のどが渇く前に水分を摂ることが大事です。
また、多くの人は水分の摂取量が不足気味であり、コップの水を
あと2杯飲めば、一日に必要な水の量を確保できるそうです。
(例えば起きて1杯、寝る前に1杯を余計に飲む。)
また、アルコールや多量のカフェインを含む飲料は、尿の量を増やし
体内の水分を排せつしてしまうので、水分補給としては適しません。
従って「コーヒーをたくさん飲んでいるから大丈夫」
という事でもないようです。
「熱中症対策」仕事中のみならず、プライベートでもお気を付けください。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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田中事務所 特定社会保険労務士 田中理文
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