こんにちは。
社会保険労務士の田中です。
コロナ禍がおさまりません。
外出や、人と会う事を自粛する日々が続きます。
「巣ごもり」のゴールデンウィークなど初めての事です。
このままですと、体力の弱い企業から経営破綻しかねません。
雇用調整助成金や各種給付金を活用して今を乗り切り、
1日も早い収束を祈りましょう。
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小さな企業(事業主が一人一人と対話できる規模)において、
事業主が
従業員を評価するのには主に次の3要素があると考えます。
1 仕事をしっかりとこなしているか。
2 問題となる言動をとっていないか。
3 事業主自身がその
従業員を好きか嫌いか。
3はきわめて主観的な事です。出来れば避けたい要素です。
しかし「自分の感情を100%抑えて仕事にあたっている。」
という人なら良いのでしょうが、多くの人は多かれ少なかれ
持ってしまう感情です。それこそ「人」ですから。
ここで、1と2の要素によって次の相反する考えが生じます。
☆ 仕事をしっかりとこなしていれば、問題言動には目をつぶる。
☆ 仕事をこなしていても、問題言動はそれ以前の事で容認できない。
どちらも正解だと思います。
ただ、それぞれに冷静な分析は必要でしょう。
「仕事をしっかりとこなす」はどの程度のレベルで遂行しているか、
他の人では本当にできないのか、周囲の人からの評価はどうか、
等々を分析する必要があります。
また、問題言動もどの程度のレベルなのか?周囲に迷惑をかけているか、
顧客からクレームが入っているか、等々を分析すべきでしょう。
ここで厄介なのが「好き嫌い」が入りこむ事です。
その評価に先入観やバイアスはないでしょうか?
例えば、あなたに素直に従うAさんと、
決して素直とはいえないBさんがいます。
・オフィスで普段は掃除されていない場所がきれいになっていたとき、
… Aさんが掃除したと思いませんか?
・顧客から「おたくの
従業員は対応が良いね」と言われたとき
… Aさんの事を思い浮かべませんか?
・
従業員の連携が必要な業務でミスが発生した。
… Bさんに問題があると思いませんか?
・終業後、キャビネットに入れ忘れた書類が机上にあったとき
… Bさんが置き忘れたと思いませんか?
・
勤務時間中、ふと欠伸をしてしまった。
… Aさんならば、「疲れているんだろうな。」と大目に見る一方、
Bさんならば、「仕事中にとんでもない。」と思ってしまう。
これらは思い込みであり、その人に対する印象に過ぎません。
また、あなた自身が細かい事が必要以上に気になる人ではありませんか?
このような日常の細かなエピソードが毎日積み上げられて、
AさんとBさんが正しく評価されないおそれがあります。
前述の通り、次のどちらも正解です。
☆ 仕事をしっかりとこなしていれば、問題言動には目をつぶる。
☆ 仕事をこなしていても、問題言動はそれ以前の事で容認できない。
しかし、個人的な好き嫌いを極力、排除した上で、
「仕事のレベル」「問題言動のレベル」を正しく分析する必要があります。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(2020.05.08)
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田中事務所 特定
社会保険労務士 田中理文
何でも相談できる、何度も相談できる。1年だけの
契約もOK
月額30,000円(
消費税別)~ の、
人事・
労務コンシェルジュ
http://www.tanakajimusho.biz/jinjiroumusoudan
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1 仕事をしっかりとこなしているか。
2 問題となる言動をとっていないか。
3 事業主自身がその従業員を好きか嫌いか。
3はきわめて主観的な事です。出来れば避けたい要素です。
しかし「自分の感情を100%抑えて仕事にあたっている。」
という人なら良いのでしょうが、多くの人は多かれ少なかれ
持ってしまう感情です。それこそ「人」ですから。
ここで、1と2の要素によって次の相反する考えが生じます。
☆ 仕事をしっかりとこなしていれば、問題言動には目をつぶる。
☆ 仕事をこなしていても、問題言動はそれ以前の事で容認できない。
どちらも正解だと思います。
ただ、それぞれに冷静な分析は必要でしょう。
「仕事をしっかりとこなす」はどの程度のレベルで遂行しているか、
他の人では本当にできないのか、周囲の人からの評価はどうか、
等々を分析する必要があります。
また、問題言動もどの程度のレベルなのか?周囲に迷惑をかけているか、
顧客からクレームが入っているか、等々を分析すべきでしょう。
ここで厄介なのが「好き嫌い」が入りこむ事です。
その評価に先入観やバイアスはないでしょうか?
例えば、あなたに素直に従うAさんと、
決して素直とはいえないBさんがいます。
・オフィスで普段は掃除されていない場所がきれいになっていたとき、
… Aさんが掃除したと思いませんか?
・顧客から「おたくの従業員は対応が良いね」と言われたとき
… Aさんの事を思い浮かべませんか?
・従業員の連携が必要な業務でミスが発生した。
… Bさんに問題があると思いませんか?
・終業後、キャビネットに入れ忘れた書類が机上にあったとき
… Bさんが置き忘れたと思いませんか?
・勤務時間中、ふと欠伸をしてしまった。
… Aさんならば、「疲れているんだろうな。」と大目に見る一方、
Bさんならば、「仕事中にとんでもない。」と思ってしまう。
これらは思い込みであり、その人に対する印象に過ぎません。
また、あなた自身が細かい事が必要以上に気になる人ではありませんか?
このような日常の細かなエピソードが毎日積み上げられて、
AさんとBさんが正しく評価されないおそれがあります。
前述の通り、次のどちらも正解です。
☆ 仕事をしっかりとこなしていれば、問題言動には目をつぶる。
☆ 仕事をこなしていても、問題言動はそれ以前の事で容認できない。
しかし、個人的な好き嫌いを極力、排除した上で、
「仕事のレベル」「問題言動のレベル」を正しく分析する必要があります。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(2020.05.08)
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