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コラムの泉

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面接で人を見抜く力を高める方法

◆目次

・面接で人を見抜くには
・人を見抜くポイント(面接力)
採用の失敗例
・応募者の本質を見抜く観察ポイント
・まとめ
・最後に:私の採用


◆面接で人を見抜くには

人の本質を短時間で見抜くのは難しいものです。
特に面接という限られた時間では、応募者の人間性や価値観を
引き出すのは容易ではありません。

何の準備もせずに臨むと次のようなリスクが待っています。

・職場の雰囲気や相性が合わない人を採用してしまう
・早期離職となり、再び採用に時間とお金がかかる


◆人を見抜くポイント(面接力)

だからこそ、人を見抜く力(面接力)を高めることが
必要になります。

私がお勧めする準備は以下の通りです。

・深掘り質問を用意する
 例「過去に最も苦労した仕事は?」
  「それをどう乗り越えましたか?」
 といった、その人の考え方、姿勢、感情の扱い方
 などの内面が垣間見えます

・即興課題で対応力を見る
 例「こんなクレームが来たらどう対応しますか?」
 とその場で解決策を考えてもらいます。
 事前に準備できない分、応募者の素の反応が引き出せます。

履歴書の裏を読む
 実績の裏にある努力や工夫、苦悩を掘下げることで
 人間性が見えてきます。


◆求める人材像を明確にしておく

「どんな価値観や性格なら、うちの会社に馴染むか」
を事前に明確にし、面接でそれを確認します。

このような準備をすることで、適切な人材を採用する確率を
ぐっと高めることができます。


採用の失敗例

とある会社で、非常に優秀で経歴も申し分ない人を採用しました。
ところが、実際に現場に入ってみると、

・周囲と協力せず、単独で物事を進めたがる
・指摘されるとすぐ不満を口にする
・仕事はできるが、職場はギスギス

といったことから、1カ月経たずに退職してしまいました。

このとき感じたのは、スキル以上に、
その人の価値観、性格、相性が、
職場ではずっと大事だなということです。


◆応募者の本質を見抜く観察ポイント

以上のことから、
面接で必ず見るべき観察ポイントをまとめます。

・事実に基づいて話しているか
 「何を、どう頑張ったか」を具体的に話せるか。
 抽象的な「頑張りました」はNG

・否定的な経験をどう語るか
 失敗談に「反省や学び」があるか、「他責か自責」か、
 を観察し、その人の本質を見抜きます

・「どういう人と働きたいですか?」と質問する。
 チーム志向か、個人主義かが見えます

・目線・口調・間の取り方
 無意識に出る態度や癖から、
 意外に多くのことが見えてきます

また、面接者が1人だと大事なところを
見逃してしまうかもしれませんので、
もう一人出席してもらうといいかもしれません。


◆まとめ

結局のところ、「採用の本質」は、

「自社の価値観に合う人か」
「共に成長していける人か」

ではないかと思っています。

だからこそ、
「うちの価値観とは」
「一緒に成長したいと思える人とは」
の定義を決めておく必要があるかと思います。

そして、「質問」と「観察ポイントのチェックリスト化」
をしてみてください。この準備が、採用ミスマッチを防ぎます。


◆最後に:私の採用

私が一緒に働きたいなと思う人は、
「実績」や「肩書」ではなく、
「人として尊敬できるかどうか」です。

多少意見が合わないことがあっても、根底に敬意があれば、
協働できると思うからです。

その判断材料としては、

・会話の中での誠実さ
・人の話にきちんと耳を傾ける姿勢
・小さな約束をきちんと守る

になります。


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