2026年4月21日号 (no. 1232)
3分労働ぷちコラム バックナンバーはこちら
(
https://www.soumunomori.com/profile/uid-20903/)
入社に必要な
健康診断の
費用を本人に負担させていいの?
■人を
採用したくないなら、なぜ募集するのか
健康診断の
費用は、本来は事業所が負担するもので、
労働安全衛生法で実施するように定められているものは
福利厚生費として処理しています。
採用時には、雇入れ時点の
健康診断が必要ですが、これを応募者に負担させるところもあるようです。
会社によっては、
健康診断を受けてきてもらって、その
費用は本人負担です、と。
外で
健康診断を受けると、医療機関によって
費用は異なるかもしれませんが、およそ5000円ぐらい(実際はもう少しかかる可能性)はかかるものですから、これを本人負担にしてしまうと、応募者からすると 、この会社はに入りたいかどうか、という気持ちに影響を与えてしまいます。
仕事を始めるにあたって、何らかの初期
費用を求められてしまったら、もうそれだけでやめておこうかという気持ちになってしまいます。
何でも最初のスタートがポイントになるのであって。最初からブレーキを踏むような仕掛けにしてしまっては、その後が続くわけもなく。
■お金と手間をかけて人を追い払う
わずか5000円程度の
費用をケチることで、せっかく応募してくれた人を追い払ってしまう効果があるわけですから、人を
採用したいのか、追い払いたいのか、どっちなのか。
それで人が来なくなったら、「人手不足で困ってますわ」などと言っているのですから。
いやはや何のお笑いコントやら。
応募者から嫌がられるような仕掛けを作っておきながら、人手不足というのはおかしな話。
■雇入れ前に
健康診断を受けてもらう必要はない
雇入れ時の健康診断と聞くと、
採用前までに
健康診断を受けてもらわなければいけないんじゃないかと思ってしまうところですが。
実際は、そこまで スケジュールに厳格ではないんです。
実際の実務では、
採用前に何らかの
健康診断を受けていらっしゃるんだったら、その
健康診断の結果を利用します。
けれども、
健康診断を受けていない方の場合は、
採用が決まって、実際に働き始めてから1ヶ月以内ぐらいの時間的余裕を設けて、職場の近くのクリニックなどに行ってもらって、
健康診断を受けてもらう。
その後に、
領収書を会社に持ってきてもらって、
費用を精算する。
こういう手続きをしているんですよ。
だから、
採用が決まっていない段階で、
健康診断を受けてきてください、さらには、その
費用は本人負担です。などというのはおかしな話です。
労働安全衛生規則第43条では、
『
事業者は、
常時使用する労働者を雇い入れるときは、当該
労働者に対し、次の項目について医師による
健康診断を行わなければならない』
と記載があり、「ときは」という文言を解釈すると、具体的にいつまでという記載はありません。
採用前でも、もちろんいいのですけれども、
採用された後、時間的に接近した時期であれば、
雇入れ時の健康診断として足りると解釈できます。
■小銭をケチって人を追い払うと、人手不足になるのは当たり前
雇い入れ時の健康診断の
費用は、応募者の負担なんていう手順にしてしまうと、
採用すると言いつつ人を追い払うような対応をしているのですから、そんなおかしな対応をしては意味がないでしょう。
千円札を拾って1万円札を捨てるような対応方法してしまうと、その結果、どうなるのかは明らか。
本来ならば 逆にしなければいけないところなのに。
わずかな
費用をケチって、せっかく投下した
費用や手間を無駄にしてしまう。さらに、悪評も出回る。
これでは割に合わないと考えるのが当然。
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┃Copyright(c) あやめ
社労士事務所 All rights reserved
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入社に必要な健康診断の費用を本人に負担させていいの?
■人を採用したくないなら、なぜ募集するのか
健康診断の費用は、本来は事業所が負担するもので、労働安全衛生法で実施するように定められているものは福利厚生費として処理しています。
採用時には、雇入れ時点の健康診断が必要ですが、これを応募者に負担させるところもあるようです。
会社によっては、健康診断を受けてきてもらって、その費用は本人負担です、と。
外で健康診断を受けると、医療機関によって費用は異なるかもしれませんが、およそ5000円ぐらい(実際はもう少しかかる可能性)はかかるものですから、これを本人負担にしてしまうと、応募者からすると 、この会社はに入りたいかどうか、という気持ちに影響を与えてしまいます。
仕事を始めるにあたって、何らかの初期費用を求められてしまったら、もうそれだけでやめておこうかという気持ちになってしまいます。
何でも最初のスタートがポイントになるのであって。最初からブレーキを踏むような仕掛けにしてしまっては、その後が続くわけもなく。
■お金と手間をかけて人を追い払う
わずか5000円程度の費用をケチることで、せっかく応募してくれた人を追い払ってしまう効果があるわけですから、人を採用したいのか、追い払いたいのか、どっちなのか。
それで人が来なくなったら、「人手不足で困ってますわ」などと言っているのですから。
いやはや何のお笑いコントやら。
応募者から嫌がられるような仕掛けを作っておきながら、人手不足というのはおかしな話。
■雇入れ前に健康診断を受けてもらう必要はない
雇入れ時の健康診断と聞くと、採用前までに健康診断を受けてもらわなければいけないんじゃないかと思ってしまうところですが。
実際は、そこまで スケジュールに厳格ではないんです。
実際の実務では、採用前に何らかの健康診断を受けていらっしゃるんだったら、その健康診断の結果を利用します。
けれども、健康診断を受けていない方の場合は、採用が決まって、実際に働き始めてから1ヶ月以内ぐらいの時間的余裕を設けて、職場の近くのクリニックなどに行ってもらって、健康診断を受けてもらう。
その後に、領収書を会社に持ってきてもらって、費用を精算する。
こういう手続きをしているんですよ。
だから、採用が決まっていない段階で、健康診断を受けてきてください、さらには、その費用は本人負担です。などというのはおかしな話です。
労働安全衛生規則第43条では、
『事業者は、常時使用する労働者を雇い入れるときは、当該労働者に対し、次の項目について医師による健康診断を行わなければならない』
と記載があり、「ときは」という文言を解釈すると、具体的にいつまでという記載はありません。 採用前でも、もちろんいいのですけれども、 採用された後、時間的に接近した時期であれば、雇入れ時の健康診断として足りると解釈できます。
■小銭をケチって人を追い払うと、人手不足になるのは当たり前
雇い入れ時の健康診断の費用は、応募者の負担なんていう手順にしてしまうと、採用すると言いつつ人を追い払うような対応をしているのですから、そんなおかしな対応をしては意味がないでしょう。
千円札を拾って1万円札を捨てるような対応方法してしまうと、その結果、どうなるのかは明らか。
本来ならば 逆にしなければいけないところなのに。
わずかな費用をケチって、せっかく投下した費用や手間を無駄にしてしまう。さらに、悪評も出回る。
これでは割に合わないと考えるのが当然。
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