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経営者・起業家ための
社会保険・法律・税金の知識
2007/12/12
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大変ご無沙汰しておりました、塩野です。気がつけば前回発行から
半年たってしまいました。今月発行しないと、あやうく、まぐまぐ
さんから発行停止になってしまうところでした。
おかげさまで今年は死ぬほど忙しく(変な仕事もいろいろ受けまし
たが)、このメルマガを発行する余裕がありませんでしたが、何と
かごまかしながらこなし(いやいや、精一杯全力尽くしましたよ)、
この時期になって仕事も落ち着いてきました(というか仕事がなく
なって来ました。仕事くださ~い!)。
近況報告は編集後記で。
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◆このメルマガでは、
社会保険や起業・
退職に関係する法律、税金
などについて、独立開業志望者や週末起業家はどのような点に注意
すべきかという観点からご説明しています。
◆理解しやすくするために、各種制度の細部を省略していたり、あ
えて正式な用語を使わない場合がありますので、ご了承願います。
正確に知りたい場合は、市販の解説書などで確認してくださいね。
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■ 経営者にとっての
社会保険料 ■
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●今年2月に
株式会社を設立しましたが、一応
社労士である以上、
まじめに
厚生年金と
健康保険に加入いたしました。
法人であれば経
営者も加入義務がありますからね。
●サラリーマンであれば会社が保険料の半分を負担してくれてます
が、経営者は結局自分が出資した会社が保険料の半分を負担します
ので、まあ言えば自分ですべて負担しているようなものです。
●そうなると、支払った保険料ほどの見返りは老後の年金としては
あまり期待できません。まあ、
厚生年金は老後の年金だけではあり
ませんので一概には言えない部分もありますが…。
●
社会保険料は給料比例ですから、給料が多ければ多いほど、保険
料も高くなります。しかも
額面(
通勤手当も含めて!)をベースに
計算されます。
●平成19年12月現在、
厚生年金の保険料率は14.996%、
健康保険の
保険料率は8.2%(40歳以上であれば介護保険分も上乗せされますの
で9.43%)になります。
●
厚生年金保険料と
健康保険料を合わせると、給料の約23%が保険
料として持っていかれるのです!しかも
通勤手当も含めた
額面に対
しての23%ですから、それは大きいですね。
●税金の場合は、給料には
給与所得控除などもありますし、基礎控
除、
社会保険料控除、
配偶者控除などいろんな所得控除もあります
ので、税金の額はまあ言えば知れています。
●起業を目指す方は節税のことばかりを気にする人が多いですが、
社会保険料をいかに低く抑えるか、もっと言えば給料を低くしつつ、
会社の利益を圧縮するかを考えることが、特に創業当初の大して儲
けが大きくない段階では重要です。
●ということで、私の給料は死ぬほど低く抑えています。その一方
で、生命保険やらいろんなもので会社としての利益を圧縮するよう
にしています。
●起業家や経営者の皆さんもその辺、意識するようにしましょう。
起業のマニュアル本などではよく「給料をめいっぱい多くとって会
社の利益を圧縮しましょう」とか書いてあったりしますが、給料以
外でも節税対策はいろいろありますよ。
●節税に関して、最近「元
国税調査官」という人の本を読みました。
なかなか読みやすく、なんせ
国税調査官が勧める節税対策ですから、
説得力ががあります!よろしければご一読ください。
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■ 編集後記 ■
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いや~、本当にめまぐるしい一年でしたが、もう12月ですね。本当
にご無沙汰しておりました。何とか生きております。
特に7月以降は、創業塾や経営革新塾の講師で全国飛びまわったり、
中小企業の事業計画策定をやったり、ユーキャンの「週末起業塾」
の添削をやったり、
社会保険や
就業規則など
社労士関係の仕事もやっ
たりと、いただく仕事は難しそうなものでも単価の低いものでもと
りあえず受けてきました。
先日は創業事例の取材などで秋田の小坂町というところまで行って
きましたが、おそらくこれが今年最後の出張で、飛行機だけでたぶ
んこの1年で30回くらい乗ったことになります。
地方に出張に行っても、なかなか名所をゆっくり見る時間もなく、
幕末や竜馬好きの私が高知まで行きながら、何も見ず日帰りで帰っ
てきたりしてしまいました。
最後の秋田は、少し時間があったので(というか仕事がなくなって
きたというか…。仕事くださ~い!…もうええっちゅうに!)、昔
から一度乗ってみたかった五能線という、日本海沿いを走るローカ
ル線に乗って来ました。みちのく一人旅です。
そうです、何を隠そう私は小学生時代、「鉄っちゃん」だったので
す。恥ずかしくてあまり人に言っておりませんでしたが…。今でも
本当は電車の一番前で運転席からの景色を見たいところですが、恥
ずかしいので我慢しています。
途中下車したお店でちょっとお酒と名物のイカを焼いてもらったの
ですが、地元の心温まる心遣いとお話に感動してしまいました。と
いっても方言はほとんど言っていることがわかりませんでしたが…。
という感じで、バタバタした1年でしたが、なんとか年末を迎えら
れそうです。これからはこのメルマガも、もう少しペースを守って
発行していきたいと思います。よろしければ、お付き合いのほどを。
──────────────────────────────
意見・感想等はこちらへ。すみませんが、ご質問は、今答えられる
余裕がありません。
→
mail@forlife2.com
発行人:
株式会社フォーライフコンサルティング 塩野
http://www.forlife2.com/
購読登録・解除 →
http://www.mag2.com/m/0000148931.html
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知人・友人への転送はご自由にどうぞ。
その際は、全文を改変せずに転送・回覧ください。
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このメルマガで提供している情報の内容には万全を期していますが、
その内容を保証するものではありません。
万一この情報に基づいてなんらかの損害が発生したとしても、発行
者は責任を負いませんので、よろしくお願いします。
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経営者・起業家ための社会保険・法律・税金の知識
2007/12/12
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半年たってしまいました。今月発行しないと、あやうく、まぐまぐ
さんから発行停止になってしまうところでした。
おかげさまで今年は死ぬほど忙しく(変な仕事もいろいろ受けまし
たが)、このメルマガを発行する余裕がありませんでしたが、何と
かごまかしながらこなし(いやいや、精一杯全力尽くしましたよ)、
この時期になって仕事も落ち着いてきました(というか仕事がなく
なって来ました。仕事くださ~い!)。
近況報告は編集後記で。
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◆このメルマガでは、社会保険や起業・退職に関係する法律、税金
などについて、独立開業志望者や週末起業家はどのような点に注意
すべきかという観点からご説明しています。
◆理解しやすくするために、各種制度の細部を省略していたり、あ
えて正式な用語を使わない場合がありますので、ご了承願います。
正確に知りたい場合は、市販の解説書などで確認してくださいね。
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■ 経営者にとっての社会保険料 ■
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●今年2月に株式会社を設立しましたが、一応社労士である以上、
まじめに厚生年金と健康保険に加入いたしました。法人であれば経
営者も加入義務がありますからね。
●サラリーマンであれば会社が保険料の半分を負担してくれてます
が、経営者は結局自分が出資した会社が保険料の半分を負担します
ので、まあ言えば自分ですべて負担しているようなものです。
●そうなると、支払った保険料ほどの見返りは老後の年金としては
あまり期待できません。まあ、厚生年金は老後の年金だけではあり
ませんので一概には言えない部分もありますが…。
●社会保険料は給料比例ですから、給料が多ければ多いほど、保険
料も高くなります。しかも額面(通勤手当も含めて!)をベースに
計算されます。
●平成19年12月現在、厚生年金の保険料率は14.996%、健康保険の
保険料率は8.2%(40歳以上であれば介護保険分も上乗せされますの
で9.43%)になります。
●厚生年金保険料と健康保険料を合わせると、給料の約23%が保険
料として持っていかれるのです!しかも通勤手当も含めた額面に対
しての23%ですから、それは大きいですね。
●税金の場合は、給料には給与所得控除などもありますし、基礎控
除、社会保険料控除、配偶者控除などいろんな所得控除もあります
ので、税金の額はまあ言えば知れています。
●起業を目指す方は節税のことばかりを気にする人が多いですが、
社会保険料をいかに低く抑えるか、もっと言えば給料を低くしつつ、
会社の利益を圧縮するかを考えることが、特に創業当初の大して儲
けが大きくない段階では重要です。
●ということで、私の給料は死ぬほど低く抑えています。その一方
で、生命保険やらいろんなもので会社としての利益を圧縮するよう
にしています。
●起業家や経営者の皆さんもその辺、意識するようにしましょう。
起業のマニュアル本などではよく「給料をめいっぱい多くとって会
社の利益を圧縮しましょう」とか書いてあったりしますが、給料以
外でも節税対策はいろいろありますよ。
●節税に関して、最近「元国税調査官」という人の本を読みました。
なかなか読みやすく、なんせ国税調査官が勧める節税対策ですから、
説得力ががあります!よろしければご一読ください。
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■ 編集後記 ■
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いや~、本当にめまぐるしい一年でしたが、もう12月ですね。本当
にご無沙汰しておりました。何とか生きております。
特に7月以降は、創業塾や経営革新塾の講師で全国飛びまわったり、
中小企業の事業計画策定をやったり、ユーキャンの「週末起業塾」
の添削をやったり、社会保険や就業規則など社労士関係の仕事もやっ
たりと、いただく仕事は難しそうなものでも単価の低いものでもと
りあえず受けてきました。
先日は創業事例の取材などで秋田の小坂町というところまで行って
きましたが、おそらくこれが今年最後の出張で、飛行機だけでたぶ
んこの1年で30回くらい乗ったことになります。
地方に出張に行っても、なかなか名所をゆっくり見る時間もなく、
幕末や竜馬好きの私が高知まで行きながら、何も見ず日帰りで帰っ
てきたりしてしまいました。
最後の秋田は、少し時間があったので(というか仕事がなくなって
きたというか…。仕事くださ~い!…もうええっちゅうに!)、昔
から一度乗ってみたかった五能線という、日本海沿いを走るローカ
ル線に乗って来ました。みちのく一人旅です。
そうです、何を隠そう私は小学生時代、「鉄っちゃん」だったので
す。恥ずかしくてあまり人に言っておりませんでしたが…。今でも
本当は電車の一番前で運転席からの景色を見たいところですが、恥
ずかしいので我慢しています。
途中下車したお店でちょっとお酒と名物のイカを焼いてもらったの
ですが、地元の心温まる心遣いとお話に感動してしまいました。と
いっても方言はほとんど言っていることがわかりませんでしたが…。
という感じで、バタバタした1年でしたが、なんとか年末を迎えら
れそうです。これからはこのメルマガも、もう少しペースを守って
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