退職金の支払について

sukusuku様

退職金制度は、法律上は設けなくても良い制度ですが、今回の場合すでに就業規則で退職金を支払う制度があると言うことですので、支払を拒否するには不支給事由に該当する必要があります。

中退協から支払うことになっていて、現在その掛け金をかけていない理由がよくわかりませんが、それが事由での支払拒否は無理だと思います。
よって、支払いの計算方法については、その就業規則に書かれている方法により支払をすべきだと考えます。

今後変更されると言うことですが、その際は新規則で支払えば良いと思いますが、まずはその案を労働組合と協議する事が必要だと思います。もし労働組合が無い場合は、労働者の代表者との協議になろうかと思います。変更時に注意すべき点は、現在の規程による額よりも下回る場合に、不利益変更にあたると思いますので留意が必要かと思います。
以下のページを参照されると良いかもしれません
http://www.kojima-jimusho.com/article/13668016.html



> すみません、どなたか教えて下さい。
> 弊社就業規則には従業員退職の際に退職金を
> 支払う制度があり、中小企業退職金共済制度に
> より支払うこととなっています。
> ずっと古いままで、改定をしていませんでした。
> 中退共は実際には現在掛けておりません。
> このたび退職する従業員から、退職金を要求され
> てしまい困っています。
> 退職金に関する事項を改定しなかった会社側の
> 落ち度は理解しています。
> この場合は、中退共に加入していたと仮定して
> 支払うべきでしょうか？
> そして、就業規則を至急変更するつもりですが、
> その場合、在職社員が今後退職した時は新規則に
> よって退職金を支払えばよいのでしょうか？
> 申し訳ありませんが、アドバイスをお願いします
> 本当に困っています。

Ａ：就業規則からは支払必要ですが、経営状況等
また、これまでなぜ中退共は実際には掛けていなかったかを
労使で話し合う必要があります。

藤田行政書士総合事務所
行政書士　藤田　茂
http://www.fujita-kaishahoumu.com/