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超・
成果主義「ハイブリッド型
人事制度」を作る! vol.17
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【世の
成果主義批判を排す!!!】
成果に結びつく
人事制度を構築するため「ハイブリッド型
人事制度」を提唱
しています。
湯浅経営センター:湯浅哲彦
blackbox@silver.ocn.ne.jp
http://www.yuasa-keiei-center.com/
▼ブログ「経営コンサルタントのハイブリッド日記」はこちら▼
http://blog.livedoor.jp/yuasa5717/
*****************************************************************
□今回のテーマ :
勤務態度制度
みなさん、こんにちは。湯浅です。
3月に入ってからも寒い日が続きましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉
通りそろそろ暖かくなってきてほしいものです。
さて、今回からは
勤務態度制度について説明していきます。
ハイブリッド型
人事制度体系図を見ていただければお判りのように、勤務態
度制度は
人事考課制度のサブシステムです。
※参考:
http://www.yuasa-keiei-center.com/h_jinji/h_sikumi/
人事考課の中から
勤務態度を取り出して制度として別立てするのには理由が
あります。
従業員の
勤務態度の良し悪しが、社風や組織文化や企業カルチャーを決める
大きな要因だからです。
「凡事徹底」・・・当たり前のことを当たり前のようにやり続ける。強い組
織の必要条件です。
人事考課は年に2~3回行いますが、
勤務態度のチェックは毎月行って下さい。
社風の形成には集中と継続が必要です。
勤務態度の遵守を制度としてしっかり確立することにより、より良い社風を
作り上げてほしいものです。
勤務態度の構成は次の通りです。
a.
規律性:ルールや諸規則・諸規程を守り、職場秩序の維持向上に自ら取
り組む態度
社会生活を営むうえでのルール(挨拶・返事等)、
就業規則で
定められている
服務規律、会社や職場での決め事(報・連・相
等)をしっかり守っているかどうかを判断します。
b.責任性:組織の一員としての職責を認識し、熱意を持って職務を果たそ
うとする態度
自分に与えられた仕事をきちんとこなしているかどうかを判断
します。
「彼は積極的に仕事をこなしている。」という場合でも、自分
の仕事の範囲であれば、責任性で判断します。
c.積極性:担当業務に関する改善提案や自己啓発を行い、量的拡大・質的
充実を目指す態度
自分に与えられている仕事をこなすこと以上に“何か”ために
なることをすれば積極性で判断します。
d.協調性:自分の役割をわきまえ、関係者と協力し、良好な人間関係を形
成しようとする態度
協調性とはいわば他人の仕事を手伝うことで、そのためにはま
ず自分の仕事をこなすことが前提になります。自分の仕事をほ
っぽらかして他人の仕事を手伝っても協調性があるとはいえま
せん。
それぞれの関係を表せば、次のようになります。
仕事は責任性をもってこなします。それは
規律性によって下支えされるもの
であり、関係者と協調することによって仕事をこなしていきます。そして、今
以上のものを求める積極性も必要です。
積極性 : 上への展開
↑
仕 事
協調性 ← ↑ → 協調性 : 横へ展開するもの
責任性
↑
規律性 : 下支えするもの
勤務態度は社会人としてビジネスを行う上で基本的なものです。基本的なこ
とをしっかり押さえるには具体性が必要です。
そこで、この
勤務態度には具体的な行動を設定します。
それも経営者はじめ上の者が一方的に決めるのではなく、管理者も一般従業
員も巻き込んで作り上げていきます。
規律性・責任性・積極性・協調性のそれぞれについて、全社員にアンケート
を取ります。
どのような行動が、
規律性として、責任性として、積極性として、協調性と
して評価されるのかと・・・。
そして、各項目のベスト5を採り上げ、それを考課項目とします。
例えば次のようになるでしょうか。
規律性:a.身だしなみを整える。
b.時間を守る。
c.挨拶をする。
d.報告・連絡・相談を適切に行う。
e.備品を大切に扱う。
責任性:a.困難な仕事に直面しても、仕事をやり遂げる姿勢がある。
b.期限・時間・正確さを意識して仕事をしている。
c.何事にも
計画性をもってあたる。
d.他人のせいにしない。
e.どんな仕事にもプライドをもってあたる。
積極性:a.会議等ですすんで発言し、意見を述べる。
b.常に問題意識をもって仕事に取り組んでいる。
c.業務の改善やその提案に努めている。
d.勉強会・研修会等へ積極的に参加し、自己学習している。
e.コスト意識を持ち、
経費削減に努めている。
協調性:a.立場の違いを越えて、相手の立場を理解している。
b.相手の話を最後まで聞いている。
c.自分の意見を強引に主張したり押しつけたりしない。
d.他人の噂話や悪口を言わない。
e.上司・同僚・部下に関わらず、常に謙虚な対応をしている。
ポイントは全員が関わって作り上げることでしょう。自分が関係することに
より遵守度合いを高めることが狙いです。
評価基準を5段階で示すと次のようになります。
5:他人の模範となるような行動をとっていた。
4:決められたことをきちんと守った。
3:決められたことをほとんど守った。
2:決められたことをあまり守れなかった。
1:決められたことをほとんど守れなかった。あるいは、守る気がなかった。
全ての人が守れるようになれば、別の行動に差し替えるようにすることも一
つの手です。
次回は教育訓練制度を説明します。
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△
人事制度を作りたい方、作り変えたい方! まず、ご相談下さい。
ご相談は無料です。
blackbox@silver.ocn.ne.jp
△ご意見、ご感想、ご質問等をお寄せ下さい。
誌面作りの参考にさせていただきたいと思っています。
blackbox@silver.ocn.ne.jp
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湯浅経営センター
代表:湯浅哲彦
〒584-0073
大阪府富田林市寺池台3-19-24
tel:0721-29-9486
fax:0721-29-9486
携帯:090-2285-1006
e-mail:
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URL:
http://www.yuasa-keiei-center.com/
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超・成果主義「ハイブリッド型人事制度」を作る! vol.17
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【世の成果主義批判を排す!!!】
成果に結びつく人事制度を構築するため「ハイブリッド型人事制度」を提唱
しています。
湯浅経営センター:湯浅哲彦
blackbox@silver.ocn.ne.jp
http://www.yuasa-keiei-center.com/
▼ブログ「経営コンサルタントのハイブリッド日記」はこちら▼
http://blog.livedoor.jp/yuasa5717/
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□今回のテーマ : 勤務態度制度
みなさん、こんにちは。湯浅です。
3月に入ってからも寒い日が続きましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉
通りそろそろ暖かくなってきてほしいものです。
さて、今回からは勤務態度制度について説明していきます。
ハイブリッド型人事制度体系図を見ていただければお判りのように、勤務態
度制度は人事考課制度のサブシステムです。
※参考:
http://www.yuasa-keiei-center.com/h_jinji/h_sikumi/
人事考課の中から勤務態度を取り出して制度として別立てするのには理由が
あります。
従業員の勤務態度の良し悪しが、社風や組織文化や企業カルチャーを決める
大きな要因だからです。
「凡事徹底」・・・当たり前のことを当たり前のようにやり続ける。強い組
織の必要条件です。
人事考課は年に2~3回行いますが、勤務態度のチェックは毎月行って下さい。
社風の形成には集中と継続が必要です。
勤務態度の遵守を制度としてしっかり確立することにより、より良い社風を
作り上げてほしいものです。
勤務態度の構成は次の通りです。
a.規律性:ルールや諸規則・諸規程を守り、職場秩序の維持向上に自ら取
り組む態度
社会生活を営むうえでのルール(挨拶・返事等)、就業規則で
定められている服務規律、会社や職場での決め事(報・連・相
等)をしっかり守っているかどうかを判断します。
b.責任性:組織の一員としての職責を認識し、熱意を持って職務を果たそ
うとする態度
自分に与えられた仕事をきちんとこなしているかどうかを判断
します。
「彼は積極的に仕事をこなしている。」という場合でも、自分
の仕事の範囲であれば、責任性で判断します。
c.積極性:担当業務に関する改善提案や自己啓発を行い、量的拡大・質的
充実を目指す態度
自分に与えられている仕事をこなすこと以上に“何か”ために
なることをすれば積極性で判断します。
d.協調性:自分の役割をわきまえ、関係者と協力し、良好な人間関係を形
成しようとする態度
協調性とはいわば他人の仕事を手伝うことで、そのためにはま
ず自分の仕事をこなすことが前提になります。自分の仕事をほ
っぽらかして他人の仕事を手伝っても協調性があるとはいえま
せん。
それぞれの関係を表せば、次のようになります。
仕事は責任性をもってこなします。それは規律性によって下支えされるもの
であり、関係者と協調することによって仕事をこなしていきます。そして、今
以上のものを求める積極性も必要です。
積極性 : 上への展開
↑
仕 事
協調性 ← ↑ → 協調性 : 横へ展開するもの
責任性
↑
規律性 : 下支えするもの
勤務態度は社会人としてビジネスを行う上で基本的なものです。基本的なこ
とをしっかり押さえるには具体性が必要です。
そこで、この勤務態度には具体的な行動を設定します。
それも経営者はじめ上の者が一方的に決めるのではなく、管理者も一般従業
員も巻き込んで作り上げていきます。
規律性・責任性・積極性・協調性のそれぞれについて、全社員にアンケート
を取ります。
どのような行動が、規律性として、責任性として、積極性として、協調性と
して評価されるのかと・・・。
そして、各項目のベスト5を採り上げ、それを考課項目とします。
例えば次のようになるでしょうか。
規律性:a.身だしなみを整える。
b.時間を守る。
c.挨拶をする。
d.報告・連絡・相談を適切に行う。
e.備品を大切に扱う。
責任性:a.困難な仕事に直面しても、仕事をやり遂げる姿勢がある。
b.期限・時間・正確さを意識して仕事をしている。
c.何事にも計画性をもってあたる。
d.他人のせいにしない。
e.どんな仕事にもプライドをもってあたる。
積極性:a.会議等ですすんで発言し、意見を述べる。
b.常に問題意識をもって仕事に取り組んでいる。
c.業務の改善やその提案に努めている。
d.勉強会・研修会等へ積極的に参加し、自己学習している。
e.コスト意識を持ち、経費削減に努めている。
協調性:a.立場の違いを越えて、相手の立場を理解している。
b.相手の話を最後まで聞いている。
c.自分の意見を強引に主張したり押しつけたりしない。
d.他人の噂話や悪口を言わない。
e.上司・同僚・部下に関わらず、常に謙虚な対応をしている。
ポイントは全員が関わって作り上げることでしょう。自分が関係することに
より遵守度合いを高めることが狙いです。
評価基準を5段階で示すと次のようになります。
5:他人の模範となるような行動をとっていた。
4:決められたことをきちんと守った。
3:決められたことをほとんど守った。
2:決められたことをあまり守れなかった。
1:決められたことをほとんど守れなかった。あるいは、守る気がなかった。
全ての人が守れるようになれば、別の行動に差し替えるようにすることも一
つの手です。
次回は教育訓練制度を説明します。
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△人事制度を作りたい方、作り変えたい方! まず、ご相談下さい。
ご相談は無料です。
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△ご意見、ご感想、ご質問等をお寄せ下さい。
誌面作りの参考にさせていただきたいと思っています。
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代表:湯浅哲彦
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