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タックスペイヤーの視点22、超入門・ビジネス会計(9) ほか

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■■■■ ■■■■ ■■■■ 中小企業経営塾 第58号 2003年1月15日
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■ ■ ■ ■ 発行:株式会社イーシーセンター
■■■■ ■■■■ ■■■■ http://www.ecg.co.jp/
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原稿執筆の励みになりますので、
ご意見・ご感想を、是非お聞かせ下さい > > > info@ecg.co.jp
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■ 目次
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▼タックスペイヤーの視点22 税理士・FP 榎本 恵一

▼超入門・ビジネス会計(9) 中小企業診断士 駒井 伸俊

▼実感のない日本経済の回復(4) MBA 長友 孝幸

▼FP診断 AFP 小林 義和

▼噺家から見た景気 落語家 三遊亭金時

▼編集後記 副編集長 森本 正博
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■ タックスペイヤーの視点22 税理士・FP 榎本 恵一
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遅くなりましたが、皆様新年明けましておめでとうございます。本年も「中小
企業経営塾」を何卒よろしくお願い致します。

今年の私のコラムでは、昨年に引き続きまして、タックスペイヤー(納税者)
の視点から、税務のみならず、経営、人事関連の新鮮な情報に、FP的なエッセ
ンスを交えてお伝えしていきますのでご期待ください。

またメールマガジンとは別に、ホームページの経営コラムの充実を図るため、
概ね週2回の更新を心掛けて参りますので、こまめにチェックしてみて下さい。

http://www.ecg.co.jp/?mm=58

さて皆様は、NLFC(National Life Finance Corporation)と聞きまして、ピン
トきますでしょうか? 実は、国民生活金融公庫の名称です。政府では、デフ
レ経済と不良債権問題克服の為にセーフティーネットの充実をあげています。
そこで、今回皆様に情報としてセーフティーネット貸付の内、金融環境変化資
金と倒産対策資金をご紹介いたします。

但し「中長期的には業況が回復し発展することが見込まれる方」が要件になっ
ております(倒産対策資金を除く)。

尚、平成14年4月1日から、次のとおり名称が変更となっています。
中小企業経営支援資金→経営支援資金、中小企業運転資金円滑化資金→運転資
金円滑化資金、金融環境変化対応資金→金融環境変化資金、中小企業倒産対策
資金→倒産対策資金

・金融環境変化資金

金融機関との取引状況の変化により資金繰りに影響を受けている方が対象にな
ります。

また、経営状況が悪化していない方であって次のいずれかに該当する方が対象
となります。

(1)金融機関からの借入利率が長期プライムレートの変動に比べ相対的に上昇
している方等
(2)借入総額に対する担保設定額の比率が上昇している方等
(3)手形割引について、金融機関から割引金額が減少又は割引利率が上昇して
いる方等

但し、経営状況が悪化していない方にかかるお取り扱いは、平成15年3月31日ま
でですので注意して下さい(平成15年1月10日現在の利率は、1.65%)。

・倒産対策資金

取引企業の倒産により資金繰りに影響を受けている方が対象となります。

また、今まで通りの審査や保証の関係がありますので、お近くの国民生活金融
公庫にお尋ねになるか、榎本税務会計事務所でも、ご支援しておりますので、
お問い合わせ下さい。

榎本税務会計事務所
http://www.ecg.co.jp/about.htm?mm=58

基本的には借入れですので、今後企業がどのように収益力を上げていくかなど
財務体質や経営改善が必要です。但し、このセーフティーネット貸付は、5年
以内返済が7年に延びるとか、1年ないし2年間の据え置き期間がある点など
の特典があります。

民間の金融機関がこの2~3年の間、不良債権問題を抱えている以上、政府系
の金融機関に頑張ってもらわなければなりません。この機会に、政府系金融機
関ともコンタクトを取っておく事も今後の経営安定化の為には、見逃せないと
思います。

http://www.kokukin.go.jp/

次号では、最近やたらテレビなどで「年金問題」や「4月以降」家計が大変だ、
などの番組が増えたような気がしますので、この問題をトータル的に取り上げ
てみたいと思います。

企業の応援団:榎本会計事務所
http://www.ecg.co.jp/about.htm?mm=58



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■ 超入門・ビジネス会計(9) 中小企業診断士 駒井 伸俊
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財務諸表を分析する(4)

-安全性の分析-

これまで、企業の長期的な支払い能力を示す指標として、固定比率と固定長期
適合率に関してお話をしてきました。今号では、貸借対照表貸方側にある負
債と資本に焦点をあてて、企業の長期的な安全性(債務の支払能力)をみるた
めのもう1つに指標-自己資本比率-について考えてみましょう。

自己資本比率とは、負債の部(他人資本)と資本の部(自己資本)の合計であ
る総資本に占める資本の割合を表す比率です。次の算式で求めることができま
す。

自己資本比率=(自己資本÷総資本)×100

一般に、自己資本比率は高いほど望ましく、40~50%あれば財務バランスが良
好といわれています。自己資本比率の意味するところを少し考えてみましょう。

今号の焦点である貸借対照表貸方側は、企業が経営活動をしていく中で必要
な資金をどこから手に入れてきたか(資金の調達源泉)を表しています。負債
の部(他人資本といったりします)と資本の部(自己資本といったり純資産
いったりします)どちらも資金の調達源泉を表しているのには変わりありませ
んが、両者には大きな違いがあります。

負債はいずれ返済しなければならないものですが、一方、資本は返済の必要な
ないものです。とすれば、企業にとっては、いずれは返さなくてはいけない負
債より返済の必要のない資本で資金調達できるにこしたことはありません(i)。

また、企業に資金を提供している債権者にとっても、自分たちの担保になる企
業の資産のほとんどを負債でまかなっている企業より、返済義務のない自己資
本でまかなっている企業のほうが安心です。

例えば、企業A(負債:200万円、資本:800万円)と企業B(負債:800万円、
資本:200万円)があったとき、皆さんならどちらの会社ならお金を貸しますか?

他の条件が一緒であれば、企業A(自己資本比率80%=(800÷1000)×100)
ですよね。企業B(自己資本比率20%=(200÷1000)×100)は経営活動のほ
とんどが人のお金でまかなわれている企業です。

皆さんの会社の経営活動はどこから調達してきたお金でまかなわれていますか?
自己資本比率を計算してみてください。

(i)負債資本の調達コストのことを考えるとどちらがいいと一概にはいえま
せんが・・・。

中小企業診断士 駒井伸俊プロフィール
http://www.ecg.co.jp/supporter/komai/index.htm?mm=58



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■ 実感のない日本経済の回復(4) MBA 長友 孝幸
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先送りをしない集団

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今回は
期待できない日本経済のお話ではなく「箱根駅伝」に賭けたトップアスリート
のお話をしたいと思います。

2002年12月30日の午後、私はいつものように、行きつけのスポーツマッサージ
にいました。学生時代は武道系のクラブ所属していたことから、年齢に伴って
劣化していく自分の身体に、少しばかりの過信をしていた私にとって、この日
の「出来事」は、トップアスリートの過酷な環境を身近に感じることができた
日でした。

この治療院には、そのシーズンが近くなると各界からのトップアスリートが集
まってきます。過酷なほどにしぼったに肉体を更に持続させ、最大限の力を導
くために、トップアスリートの彼らは短い時間に、可能な限りのボディ・メン
テナンスをおこないます。

私が治療にいった30日は、箱根駅伝の3日前ということもあり、治療院にはい
つもと違う緊迫した空気がながれていました。スタッフの質問に淡々と答え、
メンテナンス箇所を的確に処理している一人一人の姿は、ベットに横たわって
いるだけでも、これから戦う闘志を感じさせる雰囲気がありました。そのベッ
トに横たわっている私以外は、箱根駅伝で総合優勝した駒沢大学のレギュラー
選手でした。

彼らに聞けば、生活の一つ一つに「競争」がつきまとっていました。一年生に
入寮した道環寮も、2年生になって成績が伸びなければ、たとえ陸上部員であっ
ても退寮しなければならない規則があり、その大半が寮を出ていかなければな
らない現実があります。寮で生活すること自体が彼らの競争の第一ステップで
あり、レギュラーメンバーでなければ、上級生であっても大学生活の4年間を
道環寮で過ごすことができない独特なトップアスリートの社会がありました。

大学時代に体育会系のクラブの経験者であれば、1・2年生のつらい時期を乗
り越えれば、4年になれば、天下をとれると感じていたはずです。いわゆる年
功序列の社会がありました。そのような体育会系のクラブのしきたりを競争と
いう環境に置き換えたのが、駒大陸上部でした。このしきたりを競争に置き換
えたことによって、同期から先輩や後輩に関係無く競争を強化させ、実力を備
えたトップアスリート養成することに駒大陸上部は成功しています。

このような環境に身をおく彼らにとってのボディ・メンテナンスは、己が勝ち
つづけるための手段のようですが、どん欲に治療を受け、痛みを伴う治療であっ
ても先送りをしない姿勢は、競争に勝つためはいえ、プロとしての意気込みを
感じました。

現在のような政府関係者、官僚、銀行等の体制を旧来の体育会系に類似する組
織体系と理解すれば、競争から生み出された先送りしない姿勢、先送りを許さ
ない集団としての駒大陸上部のようなトップアスリートの養成機関は、政界や
企業にも必要となるでしょう。

MBA 長友 孝幸プロフィール
http://www.ecg.co.jp/supporter/nagatomo/index.htm?mm=58



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■ FP診断 AFP 小林義和
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新年あけましておめでとうございます。本年もメールマガジンをよろしくお願
いいたします。新年と言うことで内容を一新してお届けいたします。

この不景気に雇用不安で、家計は緊縮をせまられています。年末に発表された
政府税制調査会の指針では、家計、個人消費に影響しそうな税制改正が盛り込
まれました。ささやかな楽しみも、だんだん高価な楽しみになってくるのかも
しれません。

以下の質問に対して、読者の方はどのように回答しますか。

「もし、会社が倒産したら?」
「もし急に病気になって働けなくなってしまったら?」
「子供が有名私立に合格したら?」
「上記の事件が同時に起こったとしたら?」

さて、いかがでしょうか。

準備万端という方、考えたこともないという方、頭を抱えてしまった方、さま
ざまかと思います。家計には、それぞれ皆さんの事情が盛り込まれます。その
事情は上記だけでなく星の数ほどあるでしょう。これより、このコーナーは考
えたこともない方、頭を抱えてしまった方に向けてその解決策と対処法を伝授
していきたいと思います(細かな事象の全てには対応できないかもしれません。
あくまでも一般論的な方策として考えてください)。

では第一回ですが、現在の収入と支出のバランスを確認します。宵越しの金は
持たない江戸っ子はさすがに問題ですが、ケチケチで貯蓄ばかりしていると人
生何の楽しみもありません。毎月の収入と支出がどうなっているか、通帳など
で確認してください。一番簡単な方法は毎月末の預金残高を比較してプラスか
マイナスかを見る方法です。毎月黒字であればお金が貯まっているといえます
(借金をしての黒字、ボーナスが入った黒字は除く)。

毎月トントン、たまに赤字があるのであれば、赤字の理由を考えます。毎月赤
字であれば根本的な見直しが必要になります。次回のメールマガジンの発行ま
でに、上記のことを調査しておいてください。まず、己の状況を知ること。そ
れが全ての第一歩です。


┌───────────────────────────────┐
│平成14年11月12日より、FP相談サービスを開始しました。 │
│あなたの税金、住宅ローン、年金など個人の暮らしに関わる相談を │
│メールにて受け付けています。毎週火曜日に相談メールを確認し、 │
│ご回答のメールを発信させていただきます。 │
│どしどし、ご相談ください。 │
│ │
│注)資料不足などで的確な判断が出来ない場合などでお答え出来ない │
│場合があります。また、詳細についてお会いしてお伺いする場合も │
│あります。このサービスは電話相談は行っていません。あらかじめ │
│ご了承下さい。 │
│ │
│受付メールアドレス:info@ecg.co.jp
└───────────────────────────────┘



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■ 噺家から見た景気 落語家 三遊亭金時
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噺家の正月は忙しいィ、と皆さん思っているでしょう。ところが暇なんです。
親父(金馬)も一昔前は、ホテルでお正月を迎えた方のために落語会をやった
り、一日5~6席喋ったりしてとても忙しそうだった。

なくなったねえ・・・、そういう仕事。新年会に呼ばれて「はい! お年玉!」
なんて、いなくなったねえ・・・、そういういい人。

最近、親父も正月、よく昼寝してるもんなあ。なんとか早く景気がよくなって
欲しいもんです。

我々真打は、前座とお囃子さんにお年玉をあげる習慣があります。なので毎年、
7~8万円位用意しなければならない。キビシイ~!! 前座のときは貰って
いい気になっていたが、あ! っというまに吐き出してしまった。そんなこと
もあって戦前は、二つ目から自分で志願して前座に戻った、という人もいたそ
うだ。わかるなあ、その気持ち。

しかし50や60歳の前座が楽屋にいたらやりにくいだろうなあ。うちの時助だっ
て28歳だし、小里ん師匠のとこの前座は45歳だぜ。噺家志望が増えるのも景気
が悪いせいかもね。皆さんのお力でよくしてくれい~!!



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■ 編集後記 副編集長 森本 正博
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皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致しま
す。

さて、年始から暗いニュースばかり目につきます。企業倒産、リストラ、大き
い問題ではイラク、北朝鮮問題まで・・・まあ、暗くならず、元気を売りに頑
張って行きたいと思います。

ところで、皆様の会社の景気はいかがですか? 企業経営には様々な問題があ
ると思います。人、物、金、情報が一般的なキーワードと言われていますが私
が、思うに「人」を良くしない限り企業は救われないと思います。

人をどう使うか? 人をどう育てるか? いつの時代も最大の問題である「人
事」を疎かにしていませんか? 私共では、現在そんな問題に真正面から取り
組んでいます。その一つの発表の場が、1月18日(土)に行います「経営方針発
表会」です。

経営方針発表会のご案内
http://www.ecg.co.jp/ecgclub/seminar.htm?mm=58

「人」で悩んでいらっしゃる経営者の方、我々に一度相談してみてください。
解決策が、見つかるかもしれませんよ。


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