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自社の能力と規模に合わせた施策を?

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中小企業経営者・幹部向けメールマガジン

業績回復のきっかけは社内にあった
「社員がやる気を出す秘訣」 vol.64 2006/7/18(火)
  並木労務経営事務所 http://homepage2.nifty.com/803/
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■ 今日の目次 ■
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・「自社の能力と規模に合わせた施策を?」


・ 次回予告


・ 当事務所の書籍と小冊子のご案内


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■ 自社の能力と規模に合わせた施策を?
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前回は「社員間のつながり度のなさ」が「報告連絡相談」の悪さになり、
顧客のクレームにつながったり、不良やミスの原因になることが多い
ので、積極的に社員表彰で活性化しましょう。

中小企業社員は褒められることに飢えているので、思いの他効果があり
それが社員間のつながり度の良さになって発展していく。


という話でした。





今日は「自社の能力と規模に合わせた施策を?」

という話です。


色々と社員がやる気になったり、顧客が喜ぶような施策を打っている会社
は、何だかんだいって業績がいいと以前にもお話しました。


でもそれは会社の能力と規模に合わせた施策でなっかたら、効果がない
ばかりか逆に利益性を悪くします。



例えば大企業は、資金力と人材の質と量が豊富ですから総合戦略で製品
やサービスの幅を拡げていきます。


しかし中小企業で製品やサービスの幅を拡げていくと、その一つひとつが
皆負け組みになり、かけた宣伝費のわりに売上が上がらず、費用対効果
が出ず利益性が悪くなります。



それに対し、ある特定の製品やサービスに絞り、その中で顧客の要求要望
を汲み取り、使いやすいモノ・便利なモノの種類を増やしていけば差別化
になります。

限られた顧客層や地域や業界で評判になり、あまり宣伝をしなくても
その範囲で口コミ等でお客が集まってきます。



逆にいうと、製品やサービスを絞ることなく、資金力と人材の質と量が
劣る中小企業で、この競争の激しい現代で顧客に支持されるモノや
サービス作りは出来ないのではないでしょうか?


1位や2位でなっかたら、順番で下の方から契約や購入を切られていく
のが今の時代です。





また人事制度などでは、例えば大企業の課長は、通常部下が少なくとも
10人以上はいます。


それに対し中小企業の場合は、課長といっても部下の数は2~3人
だったり、部下のいない課長もいますし、
仕事の質もプレイングマネジャーで、自分で現場作業を受け持ちながら
部門をまとめなければなりません。


そして放っておくと、部下を指導しないのが中小企業の管理者の
現実です。

部下が仕事が出来るようになると、自分がリストラのリスクが高く
なるからです。

これは、自分が経営の不安定な中小企業社員になったことを、本気で
頭に思い浮かべると想像ができることです。



ですから、一般的な書籍やセミナーでやっている人事制度や人事評価を
導入してもうまくはいきません。



1.自分の担当職務の評価が何割、現場をまとめる仕事評価は何割とか
 をあらかじめ決めておく

2.具体的に誰々君をいつまでにどのレベルまで教育すること

 などと具体的な評価目標を提示することが中小企業では必要です。



また、自分の仕事はとてもできるけれど、部下の面倒をみたりする
人間関係能力がまったくない人が課長だったりする場合もあります。


こんな人は、スペシャリストの専門課長として頑張ってもらい、
その努力を処遇してもいいのではないでしょうか?

その代わりに別の人を部門課長として抜擢して。



ある程度の年齢になると、人間欠点はもう直りません。

そもそも何か欠点があって大企業で勤務できない人が集まるのが中小企業
の現実ですから、欠点には目をつぶり、適材適所で各人のいい面を積極的
に伸ばしていくことが重要ではないでしょうか?

私も欠点があって大企業では勤まらないからコンサルタントやってます。
(開き直り?)




ですから、中小企業では経営戦略も人事や教育も、自分のところの規模や
発展段階に応じた施策を、面倒でも独自に考えて実行しなければならない
わけです。


つまりそれが「差別化」というものです。

きらりと光る中小企業には必ずそれがあります。

社員の個性をうまく引き出して、小さな1位作りを目指してください。





次回は「説教は多いが訓練の少ない中小企業?」

をお送りします。


「うっ! 俺のことか?」社長

「訓練って? いつ? どこで? だれが?」





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■当事務所の書籍と小冊子のご案内
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●関東地区中小企業役員様限定 無料小冊子
「弱者の戦略と社員の精鋭化」
http://homepage2.nifty.com/803/sasshi.htm


●書籍のご案内

聴くビジネス書月刊トークスで「今月の社長の4冊」に
選ばれました。「ここが違う!伸びる会社と伸びない会社」
http://homepage2.nifty.com/803/outline/index3.html





【この道30年が危ない】

時代の変化は個人や会社の都合を待ってはくれません。
たとえそれが人一倍の努力と輝かしい30年であったとしても。
これからに向けて戦略を練り、社員に協力を求め、商品サービスを
磨き込みましょう。
 
■中小企業向けの経営方針・経営計画の作成、それに基づく教育と評価、
社員の努力と評価を反映する給与・賞与制度の導入のお手伝いをして
おります。
お問い合わせはこちらまで。 
    ↓
並木労務経営事務所
tel 0480-62-7491 fax 0480-62-7562
E-mail- fwpe2780@mb.infoweb.ne.jp
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発行協力 : 「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/
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