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シリーズ「
コンピテンシーをレビューする!」
<第343回>[(第1話)「ビジネスマナーが強い会社の礎を築く!」]
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「
コンピテンシー
をレビューする!」と題して様々な角度から鋭く分析した記事を紹介していきま
す。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいた
だきたいと思います。
===========================
今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論
1.
コンピテンシーとは高業績者の行動特性!
2.日本一礼儀正しい工業高校は就職内定率100%!
3.日本電産の永守社長が「作法」を重んじるわけは!
【3】今日のまとめ
【4】編集後記
===========================
大学生の就職内定率は60%を切っているという。高校生の場合は地域によって
バラツキがあるが40%を切っている様子だ。正に就職超氷河期だ。
一方、リストラなどで
失業した人も多く、再就職は難航している。他人の持って
いない何か“光るもの”を持っていない人にとっては特に厳しい。行政なども就
職支援をやってはいるが
履歴書の書き方や面接の仕方を指導しただけでは活路は
開けないようだ。
今回は、「ビジネスマナーが強い会社の礎を築く」と題して「ビジネスマナー」
なる
コンピテンシーの大切さについて解説する。
【1】心に刻んでおきたい言葉
***********************************************************************
コミュニケーションは一緒に始めるものではない。どちらか一方が始めようと
思うから始まる。だからあなたから声を掛けなさい。
伊藤 守
***********************************************************************
【2】メルマガ本論
[(第1話)ビジネスマナーが強い会社の礎を築く!]
1.
コンピテンシーとは高業績者の行動特性!
私は自分のほうから積極的に挨拶をするという行動特性は弱かったように思う。
隣近所の人に出会えば挨拶はする。会社でも上司や同僚、部下にも挨拶をしてき
た。取引先の人でビジネスに関係した人にはきちんと挨拶をした。最低限の挨拶
はできていたつもりだ。
コンピテンシーに出会ったのは今から15年前になる。私に
コンピテンシーをい
ろいろ教えてくれた師匠は亡くなられた。この師匠に出会ってからコンピテンシ
ーを少しばかり深く勉強してみた。自分で実践したことを基に本も書いた。
いくつかの企業に
コンピテンシー導入のお手伝いもした。そこで分かったのはコ
ンピテンシーを全社的に導入し、社員の行動特性を改革すれば高業績企業になれ
るということだ。
コンピテンシーは「仕事のできる人の行動特性」、「高業績者の行動特性」であ
る。できる人を観察しているとできない人とは全く違う行動を採っていることが
分かる。
2.日本一礼儀正しい工業高校は就職内定率100%!
週刊ポストに「日本一礼儀正しい工業高校」という記事が紹介され、テレビにも
採り挙げられた。その高校は「奈良県立王寺工業高校」だ。
リーマンショック以降不況が長引いていて、大学生も高校生も就職内定率が最低
を記録しているというのに、この高校の就職内定率は100%だというから驚く。
名だたる有名企業、大企業から求人がくるのだそうだ。
社会生活で最も基本となるのが「挨拶」、「礼儀」であることは論を待たない。
この常識が備わっていない人が会社に入ってくるから新入社員教育で「挨拶」や
「礼儀」から研修している有様だ。
元々この高校は世間並みの高校で挨拶がきちんとできる生徒ばかりではなかった。
一人の先生が「挨拶」、「礼儀」を学校教育の柱に据えることを提案し、自ら実
践して見せたことから始まった。
先生同士が廊下ですれ違うとき、どちらからともなく大きな声で挨拶をする。生
徒たちはそれを見ている。最初は反応を示さなかったが少しずつ反応を示すよう
になった。
工業高校といえば「モノ作り」。技術や技能を体得させるが併せて「挨拶」、
「礼儀」を教える。つまり「モノ作り」は「人作り」なのである。
この高校の生徒を
採用すれば会社の中は明るくなり、職場は活気に溢れるように
なる。そして新人でありながら仕事熱心で早く一人前に成長し、模範社員になっ
てくれることが期待される。「挨拶」、「礼儀」という行動特性が会社中に浸透
するというわけだ。
3.日本電産の永守社長が「作法」を重んじるわけは!
日本電産の永守重信社長は「3Q6S」で破綻した会社を30社近く再建してき
た。3QのQはQualityのQで、「よい会社→よい社員→よい製品」という流れ
らなっている。
6Sは「5S+1S」、つまり「整理、整頓、清掃、清潔、躾」+「作法」のこ
とである。永守社長の言う「作法」とは「ビジネスマナー」と置き換えることが
できる。
破綻した会社に乗り込んで行ってみると社員の「ビジネスマナー」ができていな
いことを痛感するのだそうだ。ビジネスマナーができていないから社内では「部
分最適」に拘泥し、自分の部や課の顔が立つことばかり考える。取引先や顧客企
業に対してもビジネスマナーができていないから仕事がうまく進まないというわ
けだ。
もちろん5Sも落第だ。だから永守社長は破綻した会社に乗り込んで行き、
「3Q6S」で会社を再建してきた。コパルも三協精機も日本サーボも大概1年
前後でV字回復させるのだからすごい。
「ビジネスマナー」なる
コンピテンシーが強い会社の礎を築くのである。
【3】今日のまとめ
1.「日本一礼儀正しい工業高校」というだけでブランド高校になり得ること。
2.仕事のできる人は決まって「ビジネスマナー」なる
コンピテンシーが身につ
いていること。
3.日本電産の永守社長は「3Q6S」で破綻企業30社近くを再建してきた
こと。
4.「3Q6S」の中の一つの重要なファクターが「ビジネスマナー」である
こと。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
【4】編集後記
高学歴者ほど「挨拶」や「礼儀」に難点があるように思う。知識があり、技術
があればビジネスマンとして必要十分条件が備わったと勘違いするらしい。
「挨拶」や「礼儀」は人格形成の基であり、ビジネスマナーが強い会社の礎を
築くのだ。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回に続く。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
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シリーズ「コンピテンシーをレビューする!」
<第343回>[(第1話)「ビジネスマナーが強い会社の礎を築く!」]
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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「コンピテンシー
をレビューする!」と題して様々な角度から鋭く分析した記事を紹介していきま
す。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいた
だきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論
1.コンピテンシーとは高業績者の行動特性!
2.日本一礼儀正しい工業高校は就職内定率100%!
3.日本電産の永守社長が「作法」を重んじるわけは!
【3】今日のまとめ
【4】編集後記
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大学生の就職内定率は60%を切っているという。高校生の場合は地域によって
バラツキがあるが40%を切っている様子だ。正に就職超氷河期だ。
一方、リストラなどで失業した人も多く、再就職は難航している。他人の持って
いない何か“光るもの”を持っていない人にとっては特に厳しい。行政なども就
職支援をやってはいるが履歴書の書き方や面接の仕方を指導しただけでは活路は
開けないようだ。
今回は、「ビジネスマナーが強い会社の礎を築く」と題して「ビジネスマナー」
なるコンピテンシーの大切さについて解説する。
【1】心に刻んでおきたい言葉
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コミュニケーションは一緒に始めるものではない。どちらか一方が始めようと
思うから始まる。だからあなたから声を掛けなさい。
伊藤 守
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【2】メルマガ本論
[(第1話)ビジネスマナーが強い会社の礎を築く!]
1.コンピテンシーとは高業績者の行動特性!
私は自分のほうから積極的に挨拶をするという行動特性は弱かったように思う。
隣近所の人に出会えば挨拶はする。会社でも上司や同僚、部下にも挨拶をしてき
た。取引先の人でビジネスに関係した人にはきちんと挨拶をした。最低限の挨拶
はできていたつもりだ。
コンピテンシーに出会ったのは今から15年前になる。私にコンピテンシーをい
ろいろ教えてくれた師匠は亡くなられた。この師匠に出会ってからコンピテンシ
ーを少しばかり深く勉強してみた。自分で実践したことを基に本も書いた。
いくつかの企業にコンピテンシー導入のお手伝いもした。そこで分かったのはコ
ンピテンシーを全社的に導入し、社員の行動特性を改革すれば高業績企業になれ
るということだ。
コンピテンシーは「仕事のできる人の行動特性」、「高業績者の行動特性」であ
る。できる人を観察しているとできない人とは全く違う行動を採っていることが
分かる。
2.日本一礼儀正しい工業高校は就職内定率100%!
週刊ポストに「日本一礼儀正しい工業高校」という記事が紹介され、テレビにも
採り挙げられた。その高校は「奈良県立王寺工業高校」だ。
リーマンショック以降不況が長引いていて、大学生も高校生も就職内定率が最低
を記録しているというのに、この高校の就職内定率は100%だというから驚く。
名だたる有名企業、大企業から求人がくるのだそうだ。
社会生活で最も基本となるのが「挨拶」、「礼儀」であることは論を待たない。
この常識が備わっていない人が会社に入ってくるから新入社員教育で「挨拶」や
「礼儀」から研修している有様だ。
元々この高校は世間並みの高校で挨拶がきちんとできる生徒ばかりではなかった。
一人の先生が「挨拶」、「礼儀」を学校教育の柱に据えることを提案し、自ら実
践して見せたことから始まった。
先生同士が廊下ですれ違うとき、どちらからともなく大きな声で挨拶をする。生
徒たちはそれを見ている。最初は反応を示さなかったが少しずつ反応を示すよう
になった。
工業高校といえば「モノ作り」。技術や技能を体得させるが併せて「挨拶」、
「礼儀」を教える。つまり「モノ作り」は「人作り」なのである。
この高校の生徒を採用すれば会社の中は明るくなり、職場は活気に溢れるように
なる。そして新人でありながら仕事熱心で早く一人前に成長し、模範社員になっ
てくれることが期待される。「挨拶」、「礼儀」という行動特性が会社中に浸透
するというわけだ。
3.日本電産の永守社長が「作法」を重んじるわけは!
日本電産の永守重信社長は「3Q6S」で破綻した会社を30社近く再建してき
た。3QのQはQualityのQで、「よい会社→よい社員→よい製品」という流れ
らなっている。
6Sは「5S+1S」、つまり「整理、整頓、清掃、清潔、躾」+「作法」のこ
とである。永守社長の言う「作法」とは「ビジネスマナー」と置き換えることが
できる。
破綻した会社に乗り込んで行ってみると社員の「ビジネスマナー」ができていな
いことを痛感するのだそうだ。ビジネスマナーができていないから社内では「部
分最適」に拘泥し、自分の部や課の顔が立つことばかり考える。取引先や顧客企
業に対してもビジネスマナーができていないから仕事がうまく進まないというわ
けだ。
もちろん5Sも落第だ。だから永守社長は破綻した会社に乗り込んで行き、
「3Q6S」で会社を再建してきた。コパルも三協精機も日本サーボも大概1年
前後でV字回復させるのだからすごい。
「ビジネスマナー」なるコンピテンシーが強い会社の礎を築くのである。
【3】今日のまとめ
1.「日本一礼儀正しい工業高校」というだけでブランド高校になり得ること。
2.仕事のできる人は決まって「ビジネスマナー」なるコンピテンシーが身につ
いていること。
3.日本電産の永守社長は「3Q6S」で破綻企業30社近くを再建してきた
こと。
4.「3Q6S」の中の一つの重要なファクターが「ビジネスマナー」である
こと。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
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【4】編集後記
高学歴者ほど「挨拶」や「礼儀」に難点があるように思う。知識があり、技術
があればビジネスマンとして必要十分条件が備わったと勘違いするらしい。
「挨拶」や「礼儀」は人格形成の基であり、ビジネスマナーが強い会社の礎を
築くのだ。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回に続く。
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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