<26回>
コンピテンシー「行動志向」の磨き方
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れと
なり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
多くの企業では「
成果主義人事制度」に加速度的に移行しています。これの是々非
々は後でするとして、成果の低い、あるいは出せない人にとっては悲劇になるかも知
れません。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・
管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非と
もお読みいただきたいと思います。
===================================
■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理
解が一層深まります。(
コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
=================================
【1】職場の世相を川柳に載せて!
【2】
コンピテンシー「行動志向」の磨き方
【3】編集後記
=================================
【1】職場の世相を川柳に載せて!
進軍のラッパは鳴れど、後ずさり!
サントリーの創業者、鳥井信治郎翁の口癖は、「やってみなわからしまへんで。や
ってみなはれ」でした。彼はいつも現場に足を運び、もたもたしている社員に向かっ
てこう言い続けたというのです。事実、やってみたら何と8割りはうまくいったとい
うのです。
企業においては、やらない理由ややれない理由を実にうまく言い訳し、なかなか実
行に移さない人は多いものです。ただやらないだけならまだいいのですが、実行する
人の足を引っ張る行動に出る人もいるのです。
行動の早い人は「こりゃあかん」と気づくのも早いですから、再度別の方法でチャ
レンジできるのです。成果を出す人は、“何しろ行動が早い“のです。
7月22日の「営業力倍増」セミナーに参加いただいた皆さんのアンケートにも、
身の回りで仕事のできる人の行動特性は圧倒的に行動志向の強い人でした。
↓ ↓ ↓
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/eigyoseminor-no22.html
【2】
コンピテンシー「行動志向」の磨き方
「行動志向」は、率先行動や
モチベーションに関する行動科学分野のコンピテン
シーです。 「計画が不十分だ」、「これじゃ、うまくいくわけがない」などは、
行動派でない人が決まって言う言葉です。結構IQ(専門知識やスキル)のレベル
の高い人でありながら、いざやる段になるとしり込みするものです。
経営者の方や
人事担当の方は、行動力があって成果に貢献してくれる人財を求め
ています。企業においては、知識をひけらかすだけの評論家は要らないのです。
1.
コンピテンシー「行動志向」の
定義付けは?
例えば「多少の不備があっても、まずは行動する」というのはいかがでしょうか。
企業においては、十分な前提条件が整ってから行動に移すというのでは遅いのです。
特に21世紀は、「アジル(機敏さ)とスピード」が益々重視されます。
ここで、
コンピテンシーの成果の公式をレビューしておきましょう。
◆ 保有能力(IQ+EQ)×行動力×合致計数=成果 ◆
でしたね。
保有能力が高くとも行動しなければ、成果はゼロということです。
2.どんな行動基準が考えられるか
例えば「まず実行し、やりながら軌道修正をし、ベストに近づける」あるいは「好
機を見逃さず、実行に移す」というのはいかがでしょうか。
行動に移せば、計画のまずい点に気づくことができます。やり方、方法(プロセス
)のまずさにも気づくことができます。やってみないとわからない部分が結構多いの
です。
「百聞は一見にしかず」ということわざがあります。私事で恐縮ですが、サラリー
マン時代に海外生産を命じられました。日本で情報をかなり集めて現地に行きました
ら、「聞いたのと実際見たのとでは大違い」でした。しかし、それよりも驚いたのは
「実際に見たのと、実際やったのでは、さらに大違い」でした。
頭の中で、あれこれ考えた通りにはいかないのです。やりながら軌道修正し、ベス
トに近づけていく。この考え方が大切です。頭で考えた通りにことが運ぶのであれば、
それはたいしたプロジェクトではないはずです。
是非、意識して「行動志向」のブラッシュアップに取り組んで見ましょう。
【3】編集後記
行動を起こす場合には、無手勝流では非効率です。セオリーというものがあります。
まず「問題は何か」を正しく掴むことです。次に「重点志向」することです。一番の
ボトルネックから解決していくことをお勧めします。次に「計画重視」です。修正は
当然入りますが、綿密に計画を練ることです。次に「やり方、方法(プロセス)」を
固めることです。結果が全てだからプロセスはどうでもよいという考え方には賛成で
きません。いい結果になってもまずい結果になっても、後でプロセスを反省して、行
動モデルを確立できるからです。
そして全体を通じて「システム志向」することです。つまり、仕組みを作っていく
ことです。これは、社員はもとより、企業としての大きな財産になります。
企業において、行動し、大きな成果を達成するためには、一人ではできないでしょ
う。強いリーダーシップを発揮できるリーダーの存在は、勿論不可欠です。
次回に続く
次回は、
コンピテンシー「自立志向」の磨き方を解説します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる
⇒
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<26回>コンピテンシー「行動志向」の磨き方
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れと
なり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
多くの企業では「成果主義人事制度」に加速度的に移行しています。これの是々非
々は後でするとして、成果の低い、あるいは出せない人にとっては悲劇になるかも知
れません。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・
管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非と
もお読みいただきたいと思います。
===================================
■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理
解が一層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
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【1】職場の世相を川柳に載せて!
【2】コンピテンシー「行動志向」の磨き方
【3】編集後記
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【1】職場の世相を川柳に載せて!
進軍のラッパは鳴れど、後ずさり!
サントリーの創業者、鳥井信治郎翁の口癖は、「やってみなわからしまへんで。や
ってみなはれ」でした。彼はいつも現場に足を運び、もたもたしている社員に向かっ
てこう言い続けたというのです。事実、やってみたら何と8割りはうまくいったとい
うのです。
企業においては、やらない理由ややれない理由を実にうまく言い訳し、なかなか実
行に移さない人は多いものです。ただやらないだけならまだいいのですが、実行する
人の足を引っ張る行動に出る人もいるのです。
行動の早い人は「こりゃあかん」と気づくのも早いですから、再度別の方法でチャ
レンジできるのです。成果を出す人は、“何しろ行動が早い“のです。
7月22日の「営業力倍増」セミナーに参加いただいた皆さんのアンケートにも、
身の回りで仕事のできる人の行動特性は圧倒的に行動志向の強い人でした。
↓ ↓ ↓
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/eigyoseminor-no22.html
【2】コンピテンシー「行動志向」の磨き方
「行動志向」は、率先行動やモチベーションに関する行動科学分野のコンピテン
シーです。 「計画が不十分だ」、「これじゃ、うまくいくわけがない」などは、
行動派でない人が決まって言う言葉です。結構IQ(専門知識やスキル)のレベル
の高い人でありながら、いざやる段になるとしり込みするものです。
経営者の方や人事担当の方は、行動力があって成果に貢献してくれる人財を求め
ています。企業においては、知識をひけらかすだけの評論家は要らないのです。
1.コンピテンシー「行動志向」の定義付けは?
例えば「多少の不備があっても、まずは行動する」というのはいかがでしょうか。
企業においては、十分な前提条件が整ってから行動に移すというのでは遅いのです。
特に21世紀は、「アジル(機敏さ)とスピード」が益々重視されます。
ここで、コンピテンシーの成果の公式をレビューしておきましょう。
◆ 保有能力(IQ+EQ)×行動力×合致計数=成果 ◆
でしたね。
保有能力が高くとも行動しなければ、成果はゼロということです。
2.どんな行動基準が考えられるか
例えば「まず実行し、やりながら軌道修正をし、ベストに近づける」あるいは「好
機を見逃さず、実行に移す」というのはいかがでしょうか。
行動に移せば、計画のまずい点に気づくことができます。やり方、方法(プロセス
)のまずさにも気づくことができます。やってみないとわからない部分が結構多いの
です。
「百聞は一見にしかず」ということわざがあります。私事で恐縮ですが、サラリー
マン時代に海外生産を命じられました。日本で情報をかなり集めて現地に行きました
ら、「聞いたのと実際見たのとでは大違い」でした。しかし、それよりも驚いたのは
「実際に見たのと、実際やったのでは、さらに大違い」でした。
頭の中で、あれこれ考えた通りにはいかないのです。やりながら軌道修正し、ベス
トに近づけていく。この考え方が大切です。頭で考えた通りにことが運ぶのであれば、
それはたいしたプロジェクトではないはずです。
是非、意識して「行動志向」のブラッシュアップに取り組んで見ましょう。
【3】編集後記
行動を起こす場合には、無手勝流では非効率です。セオリーというものがあります。
まず「問題は何か」を正しく掴むことです。次に「重点志向」することです。一番の
ボトルネックから解決していくことをお勧めします。次に「計画重視」です。修正は
当然入りますが、綿密に計画を練ることです。次に「やり方、方法(プロセス)」を
固めることです。結果が全てだからプロセスはどうでもよいという考え方には賛成で
きません。いい結果になってもまずい結果になっても、後でプロセスを反省して、行
動モデルを確立できるからです。
そして全体を通じて「システム志向」することです。つまり、仕組みを作っていく
ことです。これは、社員はもとより、企業としての大きな財産になります。
企業において、行動し、大きな成果を達成するためには、一人ではできないでしょ
う。強いリーダーシップを発揮できるリーダーの存在は、勿論不可欠です。
次回に続く
次回は、コンピテンシー「自立志向」の磨き方を解説します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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