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2006年8月21日発行 第1・第3週月曜日発行
メールマガジン:経営のパートナー VOL2
<経営学で企業を再生する>
【発行責任者】
経営テクノ研究所 代表 舘 義之
【E-mail】
tate@agate.plala.or.jp
【H P】
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno
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◆CONTENTS◆
VOL2.管理手法
●TOC(制約条件管理)
●閑話休題「心の病」
■舘義之小冊子紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●TOC(制約条件管理)
其の社で「TOC」の依頼を受けました。しかし、目新しい経営管理手法
ではなく、「付加価値の考え方が分かっていれば、それでいいのです」とい
って再考してもらうことにしました。
そこで、今週は、その「TOC」について、述べていくことにします。
1.TOCの基本
TOC(Theory Of Constraints:制約条件管理)とは、企業
収益をに
ぎる「制約条件」に焦点をおくことによって、最小の努力で最大の効果(利
益)を上げる経営管理手法です。そのステップは次のとおりです。
ステップ1:制約条件(ボトルネック=能力制約・方針制約・市場制約)の
特定。
ステップ2:制約条件の活用。
ステップ3:制約条件を従属させる。
ステップ4:制約条件を強化する。
ステップ5:再度、制約条件を特定する。
TOCの評価指標は、次のようなものがあります。TOCでは、ROIも
重視していますが、現場で利用できる指標として、「スループット」、「経
常
費用」、「在庫」の3項目に絞り、この3項目の組合わせであるROIを、
会社の利益を代表する指標として、「グローバル指標」と呼んでいます。
●スループット(T)=売上-資材費
≒企業システムが売上を通して貨幣を創出する比率
●純利益=スループット(T)-経常
費用(OE)
●ROI={スループット(T)-経常
費用(OE)}÷在庫(I)
●在庫≒企業システムが販売を意図するものを購入する際に投資する金額
●経常
費用(OE)≒企業システムが在庫をスループットに変換するために
支出する金額
☆スループット(T:Throughput)
☆経常
費用(OE:Operating Expense)
☆投資利益率(ROI:Return On Investment)
☆在庫(I:Inventory)
次に、コスト管理の世界の指標として、次の算式を挙げています。この指
標も別に新しいものはありません。
●設備稼働率=稼働時間÷操業時間
●
標準原価=資材費+作業時間×ローディング
2.目新しくないTOC
スループット(T)とは付加価値(
限界利益)のことです。
企業体で、原価を知り、また原価を引き下げることはたしかに大切です。
しかし、原価を引き下げることが必ずしも業績を上げることとは直結しない
のです。時によると、原価引下げが愚策になる場合もあります。
原価というのは、「いくらかかったか」ということです。いくらかかった
か、ということばかりに関心があっても、「いくら稼ぎ出したか」「どうし
たら稼ぎが増えるか」ということは考えません。まことに不思議です。
家計にいくらかかったか、には関心があっても、どうしたら収入を増やす
ことができるか、を考えないのと同じようなものです。
「出ずるを制し」ても、「入るを計らない」のでは、いつまでたっても、
うだつはあがりません。
「入るを計る」ためには、本当の収入とは何かを知る必要があります。本
当の収入は、売上ではありません。
会社は、材料を買い、これを加工して売るという活動をしています。いま、
500万円の材料を買って、これを加工して1,000万円に売ったとしま
す。式にしてみると、
材料 加工 売上
500万円 + 500万円 = 1,000万円
となります。
加工費の500万円が会社の本当の収入です。これを「付加価値」といい
ます。「生産価値」、あるいは「加工高」ともいいます。TOCでいうとこ
ろの「スループット」なのです。
材料費というのは、説明の都合上、
材料費といったのであって、本当は、
外部から仕入れた材料およびサービス(外注費)なのです。これらを“外部支
払”といい、これは本質的に「
変動費」なのです。
3.付加価値とは
付加価値とは、「企業が製品、またはサービスを売ってえた総売上額と、
外部からの原材料、またはサービスの総買入額との差額である」
いいかえると、付加価値とは、企業のはらったあらゆる努力の原価と、そ
の
報酬をあわせ含んだものです。付加価値は、本質的には「
限界利益=売上
-
変動費」と同じです。
付加価値は、企業が生きていくためのカロリー源であると同時に、どれだけ
の価値が製品のなかに織りこまれたかを、明らかにします。また、市場が企
業の努力を、どれだけに評価しているかを、示すものといえます。
付加価値を生み出し、かつ大きくすることであって、これが企業の任務な
のです。したがって、売上を増加することでもなければ、利益を大きくする
ことでもないのです。
われわれは、付加価値を大きくするためにはどうしたらいいのか、を考え
ることが最も大切なのであって、また、これが会社の業績に最も大きな役割
を果たすものです。
会社の業績を伸ばす最も大きな道は、付加価値の増大をはかることであっ
て、原価を節減することではないのです。といっても、原価を節減すること
が無意味なのではありません。原価第一主義ではいけないというのです。
4.経常
費用(OE)とは
固定費のこと
外部から仕入れたものは、社内の生産活動には関係ない
費用です。だから、
これらを売上から引かなければ、本当に社内で生み出した価値は分かりませ
ん。商社の場合には、700万円で買った機械を1,000万円で売ったと
すれば、
1,000万円-700万円=300万円
となって、300万円が付加価値なのです。
前の例にもどって、500万円の付加価値をうるために、人件費200万
円と
経費200万円を費したとすれば、
加工費 人件費
経費 利益
500万円-(200万円+200万円)=100万円
となります。
この人件費と
経費は、会社の内部で費やされた「内部
費用」です。この内
部
費用が“企業努力の原価”なのです。これは、本質的には「
固定費」であ
り、TOCでいう「経常
費用(OE)」をさしているのです。
5.スループット(付加価値=
限界利益)の向上策
では、どうしたら付加価値を増すことができるか。それは、付加価値の計
算式が教えてくれます。。
売上-
変動費=付加価値
引き算ですから、引かれるもの(売上)を大きく、引くもの(
変動費)を小
さくすればよいわけです。つまり、
(1)売上を大きくするには、
売上は、[単価]×[数量]ですから、高く売ることが第一、そのためには、
●品質の向上
●慎重な価格の交渉
●新製品の開発
数量を大きくするには、能率をあげることです。そのためには、
●新設備の導入
●作業改善
●稼働率の向上
(2)
変動費を少なくするには、
●設計変更による
材料費の低下
●新製品による
材料費率の低減
●生産方式の改良、作業訓練などによる歩留の向上
●荷造、運搬費の節減
●くず、廃液などの活用
このようにすれば、付加価値は大きくなります。
6.経常
費用(GE=
固定費)の向上策
●未稼働設備の処分
●稼働率の向上
●在庫圧縮
●工程管理合理化による仕掛品の減少
●組織の簡素化
●買入形式の改善よる金利の低減
などがあげられます。
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●閑話休題「心の病」
読売・朝日の両新聞に「心の病、30歳代の社員の6割」という記事が出
ていました。心の病で1ヶ月以上休んでいる社員のいる企業の割合は7割を
超え、増え続けているそうです。
心の病が増えている背景には、個人の能力や成果に応じて給料が決まる
「
成果主義」の普及にある、といっています。そして、「
成果主義は個人単
位ではなく、チーム単位にすべきだ。そうすれば、教育も査定の対象になり、
状況は改善するはずだ」と主張しています。
会社というところは、健康で優秀な社員をつくりあげることにあります。病
人をつくるところではありません。
「人間尊重」という言葉は、いまの市場原理社会においては通用しなくなっ
てきているのかも知れません。市場原理は、「市場経済が熾烈な競争社会」で
す。強者が生き残り、弱者が切捨てられる社会であることは間違いありません。
そのため、常に精神の管理に留意しなければなりません。ストレスにおちい
る大半の人は、「他に負けたくない」という想念が強く、その願望をうまく実
現できないために、心が落ち込んでしまうのです。だから、願望が達成できな
いと、ヒステリックになっていきます。ストレスを軽減させるには、「無為自
然」に心がけることです。
その秘訣は、
1.平生心是道……普段の心がけが大事。
2.無為自然………自分の小我的な欲や願望を捨て去り、すべてを運命に任
せる。
ことにつきる、と言っても過言ではありません。
シェイクスピアも言っています。
「人は、常に明るく愉快な心を持って、人生の行路を歩まねばならぬ」
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■舘義之小冊子紹介
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●生産方式の改善・セル生産方式への移行したい!
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〒323-0807 栃木県小山市城東2-8-7
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2006年8月21日発行 第1・第3週月曜日発行
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◆CONTENTS◆
VOL2.管理手法
●TOC(制約条件管理)
●閑話休題「心の病」
■舘義之小冊子紹介
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●TOC(制約条件管理)
其の社で「TOC」の依頼を受けました。しかし、目新しい経営管理手法
ではなく、「付加価値の考え方が分かっていれば、それでいいのです」とい
って再考してもらうことにしました。
そこで、今週は、その「TOC」について、述べていくことにします。
1.TOCの基本
TOC(Theory Of Constraints:制約条件管理)とは、企業収益をに
ぎる「制約条件」に焦点をおくことによって、最小の努力で最大の効果(利
益)を上げる経営管理手法です。そのステップは次のとおりです。
ステップ1:制約条件(ボトルネック=能力制約・方針制約・市場制約)の
特定。
ステップ2:制約条件の活用。
ステップ3:制約条件を従属させる。
ステップ4:制約条件を強化する。
ステップ5:再度、制約条件を特定する。
TOCの評価指標は、次のようなものがあります。TOCでは、ROIも
重視していますが、現場で利用できる指標として、「スループット」、「経
常費用」、「在庫」の3項目に絞り、この3項目の組合わせであるROIを、
会社の利益を代表する指標として、「グローバル指標」と呼んでいます。
●スループット(T)=売上-資材費
≒企業システムが売上を通して貨幣を創出する比率
●純利益=スループット(T)-経常費用(OE)
●ROI={スループット(T)-経常費用(OE)}÷在庫(I)
●在庫≒企業システムが販売を意図するものを購入する際に投資する金額
●経常費用(OE)≒企業システムが在庫をスループットに変換するために
支出する金額
☆スループット(T:Throughput)
☆経常費用(OE:Operating Expense)
☆投資利益率(ROI:Return On Investment)
☆在庫(I:Inventory)
次に、コスト管理の世界の指標として、次の算式を挙げています。この指
標も別に新しいものはありません。
●設備稼働率=稼働時間÷操業時間
●標準原価=資材費+作業時間×ローディング
2.目新しくないTOC
スループット(T)とは付加価値(限界利益)のことです。
企業体で、原価を知り、また原価を引き下げることはたしかに大切です。
しかし、原価を引き下げることが必ずしも業績を上げることとは直結しない
のです。時によると、原価引下げが愚策になる場合もあります。
原価というのは、「いくらかかったか」ということです。いくらかかった
か、ということばかりに関心があっても、「いくら稼ぎ出したか」「どうし
たら稼ぎが増えるか」ということは考えません。まことに不思議です。
家計にいくらかかったか、には関心があっても、どうしたら収入を増やす
ことができるか、を考えないのと同じようなものです。
「出ずるを制し」ても、「入るを計らない」のでは、いつまでたっても、
うだつはあがりません。
「入るを計る」ためには、本当の収入とは何かを知る必要があります。本
当の収入は、売上ではありません。
会社は、材料を買い、これを加工して売るという活動をしています。いま、
500万円の材料を買って、これを加工して1,000万円に売ったとしま
す。式にしてみると、
材料 加工 売上
500万円 + 500万円 = 1,000万円
となります。
加工費の500万円が会社の本当の収入です。これを「付加価値」といい
ます。「生産価値」、あるいは「加工高」ともいいます。TOCでいうとこ
ろの「スループット」なのです。
材料費というのは、説明の都合上、材料費といったのであって、本当は、
外部から仕入れた材料およびサービス(外注費)なのです。これらを“外部支
払”といい、これは本質的に「変動費」なのです。
3.付加価値とは
付加価値とは、「企業が製品、またはサービスを売ってえた総売上額と、
外部からの原材料、またはサービスの総買入額との差額である」
いいかえると、付加価値とは、企業のはらったあらゆる努力の原価と、そ
の報酬をあわせ含んだものです。付加価値は、本質的には「限界利益=売上
-変動費」と同じです。
付加価値は、企業が生きていくためのカロリー源であると同時に、どれだけ
の価値が製品のなかに織りこまれたかを、明らかにします。また、市場が企
業の努力を、どれだけに評価しているかを、示すものといえます。
付加価値を生み出し、かつ大きくすることであって、これが企業の任務な
のです。したがって、売上を増加することでもなければ、利益を大きくする
ことでもないのです。
われわれは、付加価値を大きくするためにはどうしたらいいのか、を考え
ることが最も大切なのであって、また、これが会社の業績に最も大きな役割
を果たすものです。
会社の業績を伸ばす最も大きな道は、付加価値の増大をはかることであっ
て、原価を節減することではないのです。といっても、原価を節減すること
が無意味なのではありません。原価第一主義ではいけないというのです。
4.経常費用(OE)とは固定費のこと
外部から仕入れたものは、社内の生産活動には関係ない費用です。だから、
これらを売上から引かなければ、本当に社内で生み出した価値は分かりませ
ん。商社の場合には、700万円で買った機械を1,000万円で売ったと
すれば、
1,000万円-700万円=300万円
となって、300万円が付加価値なのです。
前の例にもどって、500万円の付加価値をうるために、人件費200万
円と経費200万円を費したとすれば、
加工費 人件費 経費 利益
500万円-(200万円+200万円)=100万円
となります。
この人件費と経費は、会社の内部で費やされた「内部費用」です。この内
部費用が“企業努力の原価”なのです。これは、本質的には「固定費」であ
り、TOCでいう「経常費用(OE)」をさしているのです。
5.スループット(付加価値=限界利益)の向上策
では、どうしたら付加価値を増すことができるか。それは、付加価値の計
算式が教えてくれます。。
売上-変動費=付加価値
引き算ですから、引かれるもの(売上)を大きく、引くもの(変動費)を小
さくすればよいわけです。つまり、
(1)売上を大きくするには、
売上は、[単価]×[数量]ですから、高く売ることが第一、そのためには、
●品質の向上
●慎重な価格の交渉
●新製品の開発
数量を大きくするには、能率をあげることです。そのためには、
●新設備の導入
●作業改善
●稼働率の向上
(2)変動費を少なくするには、
●設計変更による材料費の低下
●新製品による材料費率の低減
●生産方式の改良、作業訓練などによる歩留の向上
●荷造、運搬費の節減
●くず、廃液などの活用
このようにすれば、付加価値は大きくなります。
6.経常費用(GE=固定費)の向上策
●未稼働設備の処分
●稼働率の向上
●在庫圧縮
●工程管理合理化による仕掛品の減少
●組織の簡素化
●買入形式の改善よる金利の低減
などがあげられます。
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●閑話休題「心の病」
読売・朝日の両新聞に「心の病、30歳代の社員の6割」という記事が出
ていました。心の病で1ヶ月以上休んでいる社員のいる企業の割合は7割を
超え、増え続けているそうです。
心の病が増えている背景には、個人の能力や成果に応じて給料が決まる
「成果主義」の普及にある、といっています。そして、「成果主義は個人単
位ではなく、チーム単位にすべきだ。そうすれば、教育も査定の対象になり、
状況は改善するはずだ」と主張しています。
会社というところは、健康で優秀な社員をつくりあげることにあります。病
人をつくるところではありません。
「人間尊重」という言葉は、いまの市場原理社会においては通用しなくなっ
てきているのかも知れません。市場原理は、「市場経済が熾烈な競争社会」で
す。強者が生き残り、弱者が切捨てられる社会であることは間違いありません。
そのため、常に精神の管理に留意しなければなりません。ストレスにおちい
る大半の人は、「他に負けたくない」という想念が強く、その願望をうまく実
現できないために、心が落ち込んでしまうのです。だから、願望が達成できな
いと、ヒステリックになっていきます。ストレスを軽減させるには、「無為自
然」に心がけることです。
その秘訣は、
1.平生心是道……普段の心がけが大事。
2.無為自然………自分の小我的な欲や願望を捨て去り、すべてを運命に任
せる。
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シェイクスピアも言っています。
「人は、常に明るく愉快な心を持って、人生の行路を歩まねばならぬ」
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