◆◇【人材育成編】どんな人材を育てたいのか(1)―――――――――◆◇
人事関係の本を読むと、「人材像」というコトバがよく出てきます。
これは何も、社員教育だけに限った話ではありません。
人事評価などでも、標準、あるいは理想の人材像というのがあって、それ
に対して、どうであるかを見るのです。
社員教育で大事なのも、この「人材像」です。
言い換えると、「ウチの会社に必要なのは、このような人」というのをコト
バにしたものです。
もし読者の方の会社に、
職能資格制度とか役割等級制度のような、社員を
格付けするしくみがあれば、その定義を確認してみてください。
資格や等級ごとに、何かしらの定義がつくられているはずです。
「担当する仕事を独力でこなすことができる」
「会社の経営方針を受け、部の方針をつくることができる」
などです。
それを、社員教育の観点で見直してみましょう。
というのは、上記の定義は、格付け基準、つまり「その人を○○等級にし
ていいかどうか」を決めるためにつくられたものです。そのため、それを
具体的な研修計画につなげるためには、アレンジが必要になることが多い
のです。
たとえば、「担当する仕事を独力でこなすことができる」という定義だと、
どうなるでしょう。
ひとつは、担当業務の実務知識・実務スキルです。
もうひとつは、「論理的思考力」、「コミュニケーション能力」、「指導力」な
どの汎用的なスキルです。
さらに、「自立性」「積極性」なども入ります。
もし、そのようなものが何もなければ、改めてつくりましょう。
社員をいくつかのレベルに分け、レベルごとにどのようなものが求められ
るかを、経営トップも巻き込んでつくっていくのです。
レベルの分け方は、会社の実情によって様々です。
割と一般的な分け方を示すと…
・管理職層と一般社員層を分ける。
・一般社員層の中を、「新人層」、「中堅層」「ベテラン・リーダー層」に分
ける。各層は、勤続年数などを目安にする。
…という具合です。
人を育てることは、経営の基本です。
そして、中長期的な会社の発展には欠かせないものです。
その第一歩として、人材像の明確化作業があるのです。
◆◇【最近のトピックス】ニート対策を考える――――――――――◆◇
少し前の話ですが、6月28日の朝日新聞に、面白いコラムが載っていまし
た。
コラムは、NPO
法人「ニュースタート事務局」が運営する、「福祉雑居村」
を紹介しています。この「村」には、介護老人のための
デイサービス「福
祉コンビニ」や、料理店、喫茶店が散在しています。
そして、そこで働くのは、いわゆるニートと呼ばれる若者たちや、引きこ
もりなどを経験して社会に出ようとしない若者たちということです。
コラムからの抜粋を続けます。
散在する施設や店は彼らのため「仕事体験塾」だ。無理をせず、楽しみな
がら、「働く感覚」を養う。(途中略)…二神さん(ニュースタート事務局
代表)によれば、ニートの大きな特徴は、物欲や金銭欲の少なさである。
経済成長期には「食うため、豊かになるために働く」ことを誰もが疑わな
かった。
ニート世代には、それはもはや自明ではない、「何のために働くか」を常に
問おうとする。
かれらは確かに効率至上主義の職場には向かないだろう。しかし、まった
く別の潜在能力を備えている。
「お年寄りの食事の介助のようなスローワークです。どんなに食べるのが
遅くても、彼らは悠々と待っているね。そんな彼らをたたき直そういうた
って、そんなもん、なおりゃしまへん」(以下、略)
今、私たちは、大変な競争社会の中にいます。
その中で、私も、会社が生き残るにはどんな
人事・
賃金制度がいいのかを
常に研究し、実践してきました。(試行
錯誤の連続ですが)。
そして、そんな中で個人が生き残るにはどうすべきなのかも研究し、問い
かけ、提案してきました。
それは、社会のひとつの断面なのだと思います。
現実に、そうしていかないと、個人も、会社も、さらには日本全体も、「勝
ち組」にならないからです。
ただ、それがすべてではないことも確かです。
激しく競争し、勝ち残っていくこととは別のところに価値のある仕事が、
確実に存在します。それは、社会を支える上で絶対に必要な仕事なのです。
それは、会社においても同じかもしれません。
競争の中で傷つき、病んでしまった人へのケアと支援。
これからの職業人生に迷い、悩んでいる人へのカウンセリングやアドバイ
ス
こうした機能を、社内にもつか社外にもつかは別にして、備えることが、
人を
雇用するうえでの義務なのかもしれません。
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成果主義を改めて考える」「
就業規則から労働
法、
労務管理が見えてくる」を掲載しています。
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◆◇【人材育成編】どんな人材を育てたいのか(1)―――――――――◆◇
人事関係の本を読むと、「人材像」というコトバがよく出てきます。
これは何も、社員教育だけに限った話ではありません。
人事評価などでも、標準、あるいは理想の人材像というのがあって、それ
に対して、どうであるかを見るのです。
社員教育で大事なのも、この「人材像」です。
言い換えると、「ウチの会社に必要なのは、このような人」というのをコト
バにしたものです。
もし読者の方の会社に、職能資格制度とか役割等級制度のような、社員を
格付けするしくみがあれば、その定義を確認してみてください。
資格や等級ごとに、何かしらの定義がつくられているはずです。
「担当する仕事を独力でこなすことができる」
「会社の経営方針を受け、部の方針をつくることができる」
などです。
それを、社員教育の観点で見直してみましょう。
というのは、上記の定義は、格付け基準、つまり「その人を○○等級にし
ていいかどうか」を決めるためにつくられたものです。そのため、それを
具体的な研修計画につなげるためには、アレンジが必要になることが多い
のです。
たとえば、「担当する仕事を独力でこなすことができる」という定義だと、
どうなるでしょう。
ひとつは、担当業務の実務知識・実務スキルです。
もうひとつは、「論理的思考力」、「コミュニケーション能力」、「指導力」な
どの汎用的なスキルです。
さらに、「自立性」「積極性」なども入ります。
もし、そのようなものが何もなければ、改めてつくりましょう。
社員をいくつかのレベルに分け、レベルごとにどのようなものが求められ
るかを、経営トップも巻き込んでつくっていくのです。
レベルの分け方は、会社の実情によって様々です。
割と一般的な分け方を示すと…
・管理職層と一般社員層を分ける。
・一般社員層の中を、「新人層」、「中堅層」「ベテラン・リーダー層」に分
ける。各層は、勤続年数などを目安にする。
…という具合です。
人を育てることは、経営の基本です。
そして、中長期的な会社の発展には欠かせないものです。
その第一歩として、人材像の明確化作業があるのです。
◆◇【最近のトピックス】ニート対策を考える――――――――――◆◇
少し前の話ですが、6月28日の朝日新聞に、面白いコラムが載っていまし
た。
コラムは、NPO法人「ニュースタート事務局」が運営する、「福祉雑居村」
を紹介しています。この「村」には、介護老人のためのデイサービス「福
祉コンビニ」や、料理店、喫茶店が散在しています。
そして、そこで働くのは、いわゆるニートと呼ばれる若者たちや、引きこ
もりなどを経験して社会に出ようとしない若者たちということです。
コラムからの抜粋を続けます。
散在する施設や店は彼らのため「仕事体験塾」だ。無理をせず、楽しみな
がら、「働く感覚」を養う。(途中略)…二神さん(ニュースタート事務局
代表)によれば、ニートの大きな特徴は、物欲や金銭欲の少なさである。
経済成長期には「食うため、豊かになるために働く」ことを誰もが疑わな
かった。
ニート世代には、それはもはや自明ではない、「何のために働くか」を常に
問おうとする。
かれらは確かに効率至上主義の職場には向かないだろう。しかし、まった
く別の潜在能力を備えている。
「お年寄りの食事の介助のようなスローワークです。どんなに食べるのが
遅くても、彼らは悠々と待っているね。そんな彼らをたたき直そういうた
って、そんなもん、なおりゃしまへん」(以下、略)
今、私たちは、大変な競争社会の中にいます。
その中で、私も、会社が生き残るにはどんな人事・賃金制度がいいのかを
常に研究し、実践してきました。(試行錯誤の連続ですが)。
そして、そんな中で個人が生き残るにはどうすべきなのかも研究し、問い
かけ、提案してきました。
それは、社会のひとつの断面なのだと思います。
現実に、そうしていかないと、個人も、会社も、さらには日本全体も、「勝
ち組」にならないからです。
ただ、それがすべてではないことも確かです。
激しく競争し、勝ち残っていくこととは別のところに価値のある仕事が、
確実に存在します。それは、社会を支える上で絶対に必要な仕事なのです。
それは、会社においても同じかもしれません。
競争の中で傷つき、病んでしまった人へのケアと支援。
これからの職業人生に迷い、悩んでいる人へのカウンセリングやアドバイ
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こうした機能を、社内にもつか社外にもつかは別にして、備えることが、
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