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会社は『多数精鋭』に改革すべき!

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  シリーズ「企業のパワーを倍増させるコンピテンシー<公平な評価・抜擢力>!」



      <第511回>(第7話)「会社は『多数精鋭』に改革すべき!」

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】ネガティブな性格を変えれば人生が変わる!
【2】一輪挿し経営で繁盛するビジネスホテル!
【3】部下を「ポチ」にしようとするのは逆効果!
【4】会社は「多数精鋭」に改革すべき!
【5】編集後記

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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。

その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。



【1】ネガティブな性格を変えれば人生が変わる!

【教訓】

どんな組織の中にもネガティブな性格の人はいるものだ。人の意見に対しては決まって後ろ向きの意見を言う。主催者は出来るだけ会議に呼ばないようにする。幹事役はグループのイベントや飲み会などにも積極的には誘わない。

このような人は、自分の性格を変えないと未来永劫浮かばれないと思う。

【本文】

どんな組織の中にもきっとネガティブな性格の人がいるだろう。事あるごとに、ネガティブなことを言う。そのせいか、表情はいつも暗い。もって生まれた性格なのかもしれない。

本人もきっと分かっていると思うのだが、その性格から抜け出せないでいる。でも心の中では、抜け出したいと思っているかもしれない。

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みんなからどう思われているのかを胸に手を当てて冷静に自己評価してみてはどうか。明るい人になりたい、愉快な人になりたい、出来れば職場のムードメーカーになりたいと言った願望はきっとあるのではないか。

このような人は、自分の性格を思い切って変える必要がある。そのためには人の意見や行動に対して「共感の意」を示すことだ。「自分もその意見には同感ですね」などと言えば、みんなが「彼は最近変わったね」と思うようになる。

すると不思議なことに、ポジティブ人間に変身でき、会議や職場のグループのイベントへの誘いが少しずつくるようになる。早速トライしてみてほしい。



【2】一輪挿し経営で繁盛するビジネスホテル!

【教訓】

生け花にもいろいろな流派がある。剣山にいろいろな花をたくさん挿して豪華さと美しさを誇示する。でも一輪挿しも趣があっていい。

ふと思いついたのだが、不要なものをそぎ落とせば「一輪挿し経営」となって、利益がもっと出るようになるのではないか。

【本文】

ビジネスモデルにはいくつかのタイプがある。多角化もビジネスモデルの一つだし、一本足打法もビジネスモデルになる。

多角化は複数の事業を運営し、リスクを分散させる効果が期待できるが、経営資源が分散されてしまい、かえってうまくいかないことも多い。

その一方で、エアコンのD工業のように、一本足打法に徹して一つの事業に命を懸けている会社もある。

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例えば、ビジネスマンの出張族に安らぎの場を提供しているのがSホテルだ。「ゆっくりお休みになれなかったならば、お代はお返しします」とまで宣言している。

接客力抜群で、枕も自分に最適のものを選ぶことができ、各部屋は防音効果に優れている。翌朝のサービスの朝食が出張族の胃袋と心を癒してくれると好評だ。中には温泉になっているホテルもあって、予約を取るのも難しいらしい。

ビジネスホテルと言う一本足打法だが「顧客感動分岐点」をはるかに超えた感動ホテルだ。



【3】部下を「ポチ」にしようとするのは逆効果!

【教訓】

部下を管理しようとすればするほど部下の心は離れていく。正しく評価してあげて、もっとよくなるためのアドバイスを与えれば、素直に受け入れてくれて大きく成長するだろう。

部下を「ポチ」にしようとするのは、もう時代遅れなのだ。

【本文】

高度成長時代の管理職の主な任務は「部下を統制すること」だった。会社が敷いた線路から脱線する部下がいたら、脅したりすかしたりして線路に戻す。管理職には武器として査定の権限が与えられている。

悪い査定を食らいたくないから、大概の部下は会社が敷いた線路に渋々戻ったものだった。

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時代は変わり、部下の個性を尊重し、多様性を重んじる時代になった。だが、古い体質の老舗の会社はや官僚的な会社は、簡単には切り替えが出来ない。重箱の隅をほじくり、箸の上げ下げまでうるさく言うことを部下に対する指導と勘違いしている向きがある。

部下を正しく評価してあげて、もっとよくなるためのアドバイスを与えれば、快く受け入れて努力してくれるから、その部下は大きく成長することが期待できる。部下を「ポチ」にしようとするのは逆効果だ。



【4】会社は「多数精鋭」に改革すべき!

【教訓】

中小企業は、どこも人数が少ないから必然的に「少数精鋭」にならざるを得ない。一方、大企業で「少数精鋭」の社員に大勢の社員がぶら下がっているように思えてならない。

やはり、会社と言う組織では「多数精鋭」を目指して改革し、効率経営を目指すべきだ。

【本文】

組織があれば「2:6:2の法則」が成立する。最初の2は1を言えば10を知って自主的に仕事を進めてくれるやり手社員で、真ん中の6は極普通の社員で、後ろの2は出来の悪いお荷物社員と言うことになる。

つまり、最初の2は「少数精鋭」たりうる優秀な社員なのである。

一方、社員数の少ない中小企業では、社員の学歴は低いかもしれないが、みんなが「少数精鋭」たりうる社員ばかりで構成されているケースがほとんどだ。

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大企業では、大勢の高学歴・低仕事力社員が2割の少数精鋭にぶら下がっていて、改革の足かせになっているケースが多い。強力に意識改革を推進し、「多数精鋭」にすべきではないかと思う。「多数精鋭」が実現できれば仕事の質が向上し、きっと業績も大幅に向上する。

コンピテンシーを導入している会社では、社員の行動特性が改革されるから、確実に「多数精鋭」に近づいている。



【5】編集後記

今、日本はホテル不足に陥っている。外国人観光客が増えて、赤字経営だったホテルまで潤うようになった。このような背景が追い風となり、民宿ブームにも拍車が掛かっている。

だが、何か政変や経済的異変が起きれば、観光客は突然来なくなる。今の韓国がそうだ。安定経営を続けるためには、常に「顧客感動分岐点」を意識した経営をすべきだ。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=

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次回に続く。


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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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