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障害者雇用で負担が大きいと感じるときにすべきこと

「障害者社員のマネジメントを担当することになったが、その業務管理などの負担が増え、自分の仕事ができない」という声を聞くことがあります。

この原因の多くは、適切な業務設計ができていないことにあります。障害者社員に任せる業務を検討する時には、前任の担当者が行っていた業務をそのまま渡せないことが多いため、業務フローの見直しをする必要があったり、新たなマニュアル作成が求められたりする場合があります。

それまでひとりの社員が行っていた複数のプロセスをそのまま引き継ぐのが難しい場合に、業務を分解して考えることはひとつの方法です。いくつかのプロセスに分けた時に、全てのプロセスを一任するのではなく、その中の一部を障害者社員の業務にするということです。

業務設計の時に意識しておくとよいのは、障害者がひとりで働ける仕組みを作ることです。障害者にひとりで完結できない業務を任せてしまうと、確認を担当するマネージャーがその作業に時間や手間を取られ、本来の仕事に支障が出てしまう可能性もあります。また確認やチェックが必要な場合でも、いつでも質問できる状態にすると、その都度手を止めてしまうことになるため、あらかじめ業務の確認や質問の時間を決めておくとよいでしょう。

業務の簡潔化や障害への配慮は大切ですが、必要以上に確認やチェックに時間や手間を取られないように気をつけてください。シンプルに効率を考えたうえで、業務設計をしていきます。そして、障害者社員に任せる業務が決まったら、これらの業務を1日、1週間、1か月と業務スケジュールに組み込んでみましょう。


「障がい者社員の業務管理に追われ自分の仕事が進まない」…負担軽減のために必要なこと
https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=3766


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発行者名:障害者雇用ドットコム

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