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「問題解決力」なるコンピテンシー発揮の威力!

<第81回>事例で学ぶ「コンピテンシー
==■「問題解決力」なるコンピテンシー発揮の威力!■==

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 人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持
ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
 事例で学ぶ「コンピテンシー」と題して分かりやすく解説していきます。
 コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営
トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学
生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。

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<今回のメニュー>
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【1】コンピテシーを磨く目的と活用
【2】「問題解決力」なるコンピテンシー発揮の威力!
【3】今日のまとめ
【4】編集後記

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【1】コンピテシーを磨く目的と活用

1.コンピテンシーをなぜ磨く必要があるのか?

 目的はたった一つです。「人材の能力、それも行動能力を向上させ、人財
にする。つまり仕事のできる人を生む」ことです。そのことによって組織、
企業の発展(勝ち組になること)に貢献し、付随的に人事管理のいろいろな
場面に活用することです。

 個人がコンピテンシーを磨く目的は、「ライバルに成果で差をつける」と
考えればよいのです。特に成果主義人事制度を導入している企業にあっては、
成果で存在感を示さなければ処遇が上がらないからです。だからといって個
人プレーに走ってはいけません。

 会社の中での「組織・チームとしての成果」は非常に大きなものがあり、
これも重要視されなければなりません。

 個人の成果ばかりを追及しすぎて、職場の同僚がライバルになってしまっ
ては、かえって軋轢が生じてしまいます。連帯力を構築して「組織・チーム
として大きな成果を出す」ことがあくまでも基本なのです。

2.コンピテンシーは何に活用するのか

 当面の企業としての有効活用の場面は、「人材発掘」、「教育・訓練」、
配置転換による適材適所」、「総合効果による処遇への反映」ということ
になります。

 そして能力評価の対象は、業務遂行と関連する「行動能力」とその「行動
特性」ということになります。相手に対する好き嫌いや相手の性格を評価の
対象にしてはいけないのです。

 要約しますとコンピテンシーを磨く目的は、「行動能力を改革して仕事の
できる人を生む」ことであり、実際社員が高業績に貢献した場合は、当面賞
与で還元すべきです。そして近い将来人事制度の賃金制度にも活用の幅を広
げればよいのです。

【2】「問題解決力」なるコンピテンシー発揮の威力!

1.村上元彦氏の言葉

 村上元彦氏は「問題意識」の大切さを説いています。

*いくら技術が優れていても、問題意識の低い人はプロとは言えないのであ
 る。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2.「問題解決力」なるコンピテンシー発揮の威力!

 技術力ある人、専門知識に長けた人は多いです。しかし、EQ(心の知能
指数)が未熟であれば、成果に結びつきにくいのです。

 企業の中での仕事は一人ではできません。大勢の人と深い係わりを持ちな
がら仕事は進捗していくものです。

 EQが未熟だと、周囲の人たちから「共感」と「支持」が得られないので、
あまり協力してもらえないのです。

 ましてや「言うのは自分で、やるのは他人」というスタンスの人は、益々
浮き上がってしまい、「あの人は口先だけの人」と評価されてしまうでしょ
う。

 問題意識を常に持ち続け、皆と協力して解決していく心構えと行動力が絶
対に必要です。

そのためには必然的に「問題解決手法」を身につけなければなりません。そ
の場合、自己啓発や相互啓発が有効になります。あなたがリーダーシップを
取ればいいのです。

 問題解決に貢献することにより、周囲の人は、あなたを実力のある人と評
価して一目を置いてくれるようになるのです。

 問題意識を持ち、問題解決力を発揮することは、あなたの存在感をアップ
してくれるのです。

【3】今日のまとめ

1.コンピテンシーを磨く目的は、会社にとっての目的と個人の目的がある。
  個人の目的は、割り切って「ライバルに差をつける」ためと考えてよい。

2.知識や技術に長けているだけでは仕事のプロにはなれない。問題意識を
  持ち、皆と協力して問題解決を図ることに貢献すれば、あなたの存在感
  をアップできること。

【4】編集後記

 技術や専門知識はIQ(Intelligence Quotient)を磨くことです。何か
の資格を取得することもIQを高めることです。

 しかし、これまで何度か解説したようにEQ(Emotional Quotient)を磨
いて行動特性の中で発揮しなければ成果には結びつきにくいのです。

 技術や専門知識だけでは仕事のプロとは言えないことを理解してほしいと思
います。

次回に続く
次回は、「行動志向」なるコンピテンシー発揮の威力!を解説します。
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 発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
         彩愛コンサルピア代表 下山明央

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