労務リスクは次の3つに分類できます。
1)コンプライアンスリスク:法令違反が引き起こす、訴訟などのリスク
2)人的リスク:従業員が直接引き起こすリスク
3)健康・メンタルヘルスリスク
では、これらのリスクの中身と、就業規則との関係を見ていきましょう。
1.コンプライアンスリスク
以前お話したとおり、就業規則は法令を遵守したものでなくてはなりません。
これは就業規則のミニマム要件です。
また、就業規則や労使協定(36協定など)が法令に適合していても、実際の運用がずれてしまっていては意味がありません。
これはコンプライアンスの問題だけでなく、人事・労務管理上も、様々な問題につながります。
ではこのコンプライアンスリスクは、具体的にどのような形で現れるものでしょうか?
それは、次の3つです。
1)労働基準監督署の臨検監督(立入調査)
2)訴訟
3)風評被害
(1)労働基準監督署の臨検監督(立入調査)
臨検とは、事業所が労働基準法、労働安全衛生法などの法律に違反していないかどうかを立ち入り調査し、違反があった場合は是正勧告などの指導をし、適法な状態にすることです。
臨検には、次の4種類があります。
1)定期監督
2)災害調査・災害時監督
3)申告監督
4)再監督
ではこの労基署調査というのがどういうものか、もし来た場合、会社はどう対応すべきか、次回以降詳しく見ていきましょう。
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