こんにちは!
社会保険労務士の内海 正人です。
5月の後半、いかがお過ごしですか。
最近は、暑かったり、寒かったりで気候が安定しません。
体調を崩されている人が多いのが気になります。
気を抜いてしまうと、調子が悪くなってしまします。
では、今日の1分セミナーは
「解雇されたら、
採用に不利?」
についてです。
■解雇の理由が他の会社に漏れることはありますか?
先日、ある社長から質問がありました。
「社員の将来を考えて、解雇しないようにしたのですが・・・」
ある社員の
勤務態度がとても悪く、解雇を考えていました。
しかし、まだ、先のある若者を解雇にしていいか?と悩んでいました。
「会社に余裕があれば、時間をかけて教育と考えていますが、
余分な人件費をかけることはできません・・・。」
最終的には解雇を覚悟されました。
転職先が、前職の
退職理由を質問することはよくあります。
その際に前職に
退職理由の詳細を確認をする会社もあります。
このときに、前職の会社が個人の情報を出してもいいのでしょうか?
この社長は、この点をとても気にしていました。
また、情報を出すことによって、その社員の将来も心配していました。
仮に、このような状況のときは、どのように対応するのがいいでしょうか?
実は、
退職に関する情報が、他人の権利を脅かさないためには、
一定の条件があります。
それは
○内容は事実
○提供の目的は正当
○提供方法や手段は相当
主なものはこの3つです。
では、
退職理由を説明する目的の正当性についてです。
退職理由を口外する正当な目的が、果たしてあるのでしょうか?
本人の了承なしで、
退職理由について外部に口外するには問題があります。
プライバシーの侵害として
個人情報保護法に触れる可能性があります。
会社が元社員の
退職理由についての問い合わせがあったら、
○本人の了解をとり、答える。
もしくは、
○まったく答えない。
この2通りの対応が現実的でしょう。
実際に、前職に質問しても「答えてくれない」という話も多く聞きます。
少し前までは「解雇」は特別なものでした。
【履歴に傷がつく】
このようのは表現もありました。
しかし、昨今は「解雇」が多くなり、前ほど抵抗がありません。
さらに、
個人情報保護法が施行され、情報が見えなくなっています。
ということは、
退職の理由が漏れることはあまりないと考えていいのです。
しかし、だからといって解雇を乱発してもいいことではありません。
仮に、解雇を実施するには、いろいろなストレスがあります。
○法律のルール
○社員の感情のケア
○社長の決断
○他の社員への影響
手続きの処理だけではなく、
総合的にとらえないとこの解雇はリスクがあります。
しかし、社長としては決断するときは、「する」しかないのです。
いかがでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先週の土曜日は、大阪でセミナーをしてきました。
ご参加いただいた皆さん!
ありがとうございました。
そして、昨日は「ディープな大阪」を見てきました。
大阪の「通天閣」周辺は、とてもレトロなたたずまい。
最近忘れかけた、懐かしさを感じる風景に出会えました。
お連れいただいたヴィべクトルの皆さん!
大変お世話になりました。
その様子は →
http://ameblo.jp/utsumisr/entry-10097859729.html
------------------------------------------------------------------------
★お問合せ
○内海 正人
株式会社 日本中央
会計事務所
日本中央
社会保険労務士事務所
〒105-0004 東京都港区西新橋1-16-5コニシビル4F
こんにちは!
社会保険労務士の内海 正人です。
5月の後半、いかがお過ごしですか。
最近は、暑かったり、寒かったりで気候が安定しません。
体調を崩されている人が多いのが気になります。
気を抜いてしまうと、調子が悪くなってしまします。
では、今日の1分セミナーは
「解雇されたら、採用に不利?」
についてです。
■解雇の理由が他の会社に漏れることはありますか?
先日、ある社長から質問がありました。
「社員の将来を考えて、解雇しないようにしたのですが・・・」
ある社員の勤務態度がとても悪く、解雇を考えていました。
しかし、まだ、先のある若者を解雇にしていいか?と悩んでいました。
「会社に余裕があれば、時間をかけて教育と考えていますが、
余分な人件費をかけることはできません・・・。」
最終的には解雇を覚悟されました。
転職先が、前職の退職理由を質問することはよくあります。
その際に前職に退職理由の詳細を確認をする会社もあります。
このときに、前職の会社が個人の情報を出してもいいのでしょうか?
この社長は、この点をとても気にしていました。
また、情報を出すことによって、その社員の将来も心配していました。
仮に、このような状況のときは、どのように対応するのがいいでしょうか?
実は、退職に関する情報が、他人の権利を脅かさないためには、
一定の条件があります。
それは
○内容は事実
○提供の目的は正当
○提供方法や手段は相当
主なものはこの3つです。
では、退職理由を説明する目的の正当性についてです。
退職理由を口外する正当な目的が、果たしてあるのでしょうか?
本人の了承なしで、退職理由について外部に口外するには問題があります。
プライバシーの侵害として個人情報保護法に触れる可能性があります。
会社が元社員の退職理由についての問い合わせがあったら、
○本人の了解をとり、答える。
もしくは、
○まったく答えない。
この2通りの対応が現実的でしょう。
実際に、前職に質問しても「答えてくれない」という話も多く聞きます。
少し前までは「解雇」は特別なものでした。
【履歴に傷がつく】
このようのは表現もありました。
しかし、昨今は「解雇」が多くなり、前ほど抵抗がありません。
さらに、個人情報保護法が施行され、情報が見えなくなっています。
ということは、退職の理由が漏れることはあまりないと考えていいのです。
しかし、だからといって解雇を乱発してもいいことではありません。
仮に、解雇を実施するには、いろいろなストレスがあります。
○法律のルール
○社員の感情のケア
○社長の決断
○他の社員への影響
手続きの処理だけではなく、
総合的にとらえないとこの解雇はリスクがあります。
しかし、社長としては決断するときは、「する」しかないのです。
いかがでしょうか。
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★編集後記
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先週の土曜日は、大阪でセミナーをしてきました。
ご参加いただいた皆さん!
ありがとうございました。
そして、昨日は「ディープな大阪」を見てきました。
大阪の「通天閣」周辺は、とてもレトロなたたずまい。
最近忘れかけた、懐かしさを感じる風景に出会えました。
お連れいただいたヴィべクトルの皆さん!
大変お世話になりました。
その様子は →
http://ameblo.jp/utsumisr/entry-10097859729.html
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★お問合せ
○内海 正人 株式会社 日本中央会計事務所
日本中央社会保険労務士事務所
〒105-0004 東京都港区西新橋1-16-5コニシビル4F