• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

エレファント・シンドロームを知っていますか?

こんにちは、社会保険労務士の内海 正人です。



 先週、私の新刊『「使えない部下」はチームを伸ばす』

 のアマゾンキャンペーンを実施しました。


 結果は「ビジネス部門1位」を獲得しました。

 ありがとうございました。


 
 さて、今日は「エレファント・シンドロームを知っていますか?」をお送りします。


 働く意欲は、何をもってアップするのでしょうか?

 景気が上向いて、給料もアップすることでしょうか?

 それとも、福利厚生の充実でしょうか?



「作業環境や労働条件を改善してみたのですが、

 はっきりした効果はあらわれませんでした。」


 これは、1920年代アメリカの精神科医メイヨー氏により、

 ウェスタン・エレクトリック社のホーソン工場の実験で証明されています。

 この会社では

「他社に比べて、給料や福利厚生も充実しているのに、不満が多いのか?」

 と悩み、メイヨー氏らに調査を依頼したのです。


 まず、作業環境や労働条件を改善してみました。

 しかし、はっきりした効果はあらわれませんでした。


 そこで、従業員の心に目を向けてみたところ、変化が認められました。

 それは、

 ○ 従業員の悩みに耳を傾け

 ○ 人間関係が改善されるように調整する

 などを取り組んだのです。

 
 すると、従業員の労働意欲は格段にアップして、

 生産性向上に結びつくことができたのです。



 このことは、給料のアップや福利厚生の充実が、

「必ずしも働く意欲を高める決定的な要因ではない」

 ということが分かります。



 また、いくら景気がよくなって、給料の上昇が見込まれても、

 パワハラに耐えなければならない職場だったらどうでしょう?


 達成した仕事を、誰も評価してくれないような職場だったらどうでしょう?


 やはり、無力感がつのり、働く気が萎えてしまいます。



 こうした無力感は、そのままにしておくととても危険です。


 それは、ペンシルバニア大学の心理学者マーティン・セリグマン氏の

 行った実験(1967年)で証明されています。

 
 実験はイヌの体を縛りつけて、逃げられない状態にして

 何十回も電気ショックを与えました。

 そして、次の日には動いて逃げられる状態にして、
 
 電気ショックを与えました。


 しかし、イヌたちは逃げ出すこともなく、無気力のまま、

 おびえながら電気ショックを受け続けていたのです。


 また、私の知り合いの浜口隆則さんの本『「心の翼」の見つけ方』に

 エレファント・シンドロームというストーリーがあります。


 これは、

 ゾウがとても細い杭にロープでつながれていたのですが、

 ゾウは、その杭を引きちぎろうとしません。

 それは「できない」と思い込んでいるからです。



 浜口さんは「このゾウは、私のことであり、あなたのことかも知れません」

 と結んでいます。

 
 つまり、人でも同じと考えられます。
 
 長期間にわたる挫折や失敗の経験の繰り返しは、

 ○ 無力感

 ○ 自己の存在の意識を低下

 させることになるのです。



「人生経験で挫折ばかりだと、頑張っても意味が無い。

 出来ないから何をしても無駄だ。」という無力感におそわれるのです。

 

 無力感を持ってしまった従業員がいたら、次の方法をとりましょう。

 それは、まず職場が変えることが一番です。

 それには、上司や経営者が従業員の心に目を向けなければなりません。


 でも、現実にはそんな「話の分かる」会社にめぐり合えることなんて、

 めったにありません。


 そこで、働く人は自分のモチベーションを常に確認することが必要です。


 そのために、自分に問いかけるのは一つ

「この仕事によって、何を得ようとしているのか」

 ということです。



 どんな劣悪な職場でも、目の前の仕事に取り組むことによって

 得られる成果は、必ずあるはずです。


 その成果は、小さなことでもかまいません。

 例えば

 ○ 資料作成の手順を工夫したら、時間短縮に結びついた

 ○ 身だしなみを工夫したら、営業先の心象がよくなった

 など、どんなことでもいいのです。

 
 アイデア次第で、自分なりの仕事の工夫は生まれてきます。

 そして、これが自信へとつながっていきます。


 常に、「やらされている」と思うのではなく、

 仕事に積極的に「自分オリジナルの何か」を盛り込む姿勢が大切です。

 
 日々の仕事で得られる「実績」を積み重ねましょう。

 そして、それは自分なりのオリジナルとなっていくのです。

 
 いかがでしょうか。



 ○ 顧問契約 / 単発の有料相談 / 就業規則の作成 / 雇用契約書の作成は
 
 https://www.roumu55.com/komon.html  

---------------------------------------------------------------------
 日本中央社会保険労務士事務所・(株)日本中央会計事務所
 取締役社労士 内海正人
 ●ご相談 → https://www.roumu55.com/komon.html
 ●電 話 → 03-3539-3047
---------------------------------------------------------------------

絞り込み検索!

現在23,161コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP