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起業家・経営者のための
社会保険・法律・税金の知識
2009/11/2(第125号)
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◆このメルマガでは、
社会保険や起業・
退職に関係する法律、税金
などについて、独立開業志望者や週末起業家はどのような点に注意
すべきかという観点からご説明しています。
◆理解しやすくするために、各種制度の細部を省略していたり、あ
えて正式な用語を使わない場合がありますので、ご了承願います。
正確に知りたい場合は、市販の解説書などで確認してくださいね。
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■ 公的年金だけでは老後に必要な生活費はまかなえない? ■
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今回は、老後にどれぐらいの生活費が必要で、公的年金だけでそれ
をまかなえるかを見て行きたいと思います。
個人
事業者として独立した場合、
定年までサラリーマンで過ごした
場合よりも低くなってしまいますので、何らかの対応を考える必要
があります。
では、そもそも、老後の生活費として、どれだけの資金が必要なの
でしょうか?
参考になる調査として、生命保険文化センターの「生活保障に関す
る調査(平成19年度)」があります。
この結果によると、老後、夫婦2人が生活するために毎月最低限必
要な生活費は、平均23.2万円となっています。さらに、レジャーや
交際費なども考慮し、ゆとりある生活を送るためには、38.3万円必
要とのことです。
これは平均的な結果ですので、実際に必要な老後の生活費は、もち
ろん個人差があります。住宅ローンが老後までまだ残っていたり、
お子さんの学費が老後もまだ必要など、それぞれの事情を考慮する
必要があります。
ちなみに、厚生労働省の「平成19年度国民生活基礎調査」によると、
高齢者世帯の公的年金からの平均収入は、211.6万円、月額に換算
すると約17万6千円となっています。
では、ここで、平均の
月給30万円(別途、ボーナスが年間3.6か月分)
で20年サラリーマンとして勤務した後、独立して60歳まで20年間、
個人事業主として
国民年金に加入した場合に、老後にもらえる年金
を考えてみます。
この場合、
厚生年金で毎月約32,880円、
国民年金で約66,000円にな
ります。奥さんが仮にずっと勤めたことがないとすると、奥さんの
もらえる年金は
国民年金の66,000円になりますので、夫婦合計で、
毎月約164,880円となります。
これ以外にも「加給年金」など、加算される要素はありますが、と
りあえず一番基本的なところで計算しています。
うーん、困りましたね。老後に必要な最低限の生活費23.2万円にも
はるか届きません。ましてゆとりある生活を送るための37.9万円な
ど、雲の上の世界です。
ちなみに、平均の
月給30万円で40年間サラリーマンとして勤め上げ
た場合、
厚生年金からもらえる老後の年金は約65,770円になります。
夫婦の
国民年金も合わせて合計197,770円です。これでもやはり十
分ではないですね。
ですので、どういう働き方をするにしろ、
厚生年金や
国民年金だけ
だと、老後にゆとりある生活を送ることは難しいということが言え
るのです。
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■ 編集後記 ■
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いろいろバタバタして、前回のメルマガ発行から1ヵ月半以上空いて
しまいました。
特に10月は地方巡業が多く、淡路島、福島、札幌、網走、八丈島と
15日間を東京以外で活動していました。移動日も含めると東京で1日
中滞在していたのは8日程度です。
おかげさまで地方のおいしい料理とお酒を堪能できました。
それにしても料理はともかく、お酒は味の違いが全くよくわからず、
幸か不幸かどこのお酒を飲んでも、ただひたすら「おいしい」の一
言以外出てきません。
もう少しお酒の味とか製法とかについて語りたい気もしますが、ど
うせ最後は酔っぱらうのですから、まあよろしいですわね!
ということで11月も、地方巡業が続きますが、メルマガはなるべく
まじめに発行したいと思います。
──────────────────────────────
意見・感想等はこちらへ。
→
mail@forlife2.com
発行人:フォーライフコンサルティング事務所 塩野
http://www.forlife2.com/
購読登録・解除 →
http://www.mag2.com/m/0000148931.html
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知人・友人への転送はご自由にどうぞ。
その際は、全文を改変せずに転送・回覧ください。
(C) Copyright 2009
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このメルマガで提供している情報の内容には万全を期していますが、
その内容を保証するものではありません。
万一この情報に基づいてなんらかの損害が発生したとしても、発行
者は責任を負いませんので、よろしくお願いします。
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今回は、老後にどれぐらいの生活費が必要で、公的年金だけでそれ
をまかなえるかを見て行きたいと思います。
個人事業者として独立した場合、定年までサラリーマンで過ごした
場合よりも低くなってしまいますので、何らかの対応を考える必要
があります。
では、そもそも、老後の生活費として、どれだけの資金が必要なの
でしょうか?
参考になる調査として、生命保険文化センターの「生活保障に関す
る調査(平成19年度)」があります。
この結果によると、老後、夫婦2人が生活するために毎月最低限必
要な生活費は、平均23.2万円となっています。さらに、レジャーや
交際費なども考慮し、ゆとりある生活を送るためには、38.3万円必
要とのことです。
これは平均的な結果ですので、実際に必要な老後の生活費は、もち
ろん個人差があります。住宅ローンが老後までまだ残っていたり、
お子さんの学費が老後もまだ必要など、それぞれの事情を考慮する
必要があります。
ちなみに、厚生労働省の「平成19年度国民生活基礎調査」によると、
高齢者世帯の公的年金からの平均収入は、211.6万円、月額に換算
すると約17万6千円となっています。
では、ここで、平均の月給30万円(別途、ボーナスが年間3.6か月分)
で20年サラリーマンとして勤務した後、独立して60歳まで20年間、
個人事業主として国民年金に加入した場合に、老後にもらえる年金
を考えてみます。
この場合、厚生年金で毎月約32,880円、国民年金で約66,000円にな
ります。奥さんが仮にずっと勤めたことがないとすると、奥さんの
もらえる年金は国民年金の66,000円になりますので、夫婦合計で、
毎月約164,880円となります。
これ以外にも「加給年金」など、加算される要素はありますが、と
りあえず一番基本的なところで計算しています。
うーん、困りましたね。老後に必要な最低限の生活費23.2万円にも
はるか届きません。ましてゆとりある生活を送るための37.9万円な
ど、雲の上の世界です。
ちなみに、平均の月給30万円で40年間サラリーマンとして勤め上げ
た場合、厚生年金からもらえる老後の年金は約65,770円になります。
夫婦の国民年金も合わせて合計197,770円です。これでもやはり十
分ではないですね。
ですので、どういう働き方をするにしろ、厚生年金や国民年金だけ
だと、老後にゆとりある生活を送ることは難しいということが言え
るのです。
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いろいろバタバタして、前回のメルマガ発行から1ヵ月半以上空いて
しまいました。
特に10月は地方巡業が多く、淡路島、福島、札幌、網走、八丈島と
15日間を東京以外で活動していました。移動日も含めると東京で1日
中滞在していたのは8日程度です。
おかげさまで地方のおいしい料理とお酒を堪能できました。
それにしても料理はともかく、お酒は味の違いが全くよくわからず、
幸か不幸かどこのお酒を飲んでも、ただひたすら「おいしい」の一
言以外出てきません。
もう少しお酒の味とか製法とかについて語りたい気もしますが、ど
うせ最後は酔っぱらうのですから、まあよろしいですわね!
ということで11月も、地方巡業が続きますが、メルマガはなるべく
まじめに発行したいと思います。
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